カラーエフ, カラ(1918-1982)
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アゼルバイジャンの首都バクー出身のカラーエフ(ガラーエフとも)の作品集。地元の音楽院を経て、モスクワ音楽院に留学、ショスタコーヴィチに師事し研鑽を重ね、作曲家として大成してからはバクー音楽院の教授やフィルハーモニーホールの音楽監督など、アゼルバイジャン音楽の発展に力を尽くし「20世紀を代表するアゼルバイジャンの作曲家」と呼ばれています。西洋音楽にアゼルバイジャン伝統の音楽を巧みに融合した作品を多く残していますが、ヴァイオリン・ソナタはプロコフィエフを思わせる新古典的な作風を持ち、カラーエフの作品の中では異色の雰囲気を持っています。対する「24の前奏曲」は、現代的な作品の中に、オリエンタルな雰囲気を持ち合わせた異国風の曲が点在するな曲集。ヴァイオリン・ソナタを演奏するのは名手ワジム・レーピンです。アルバムに付属する映像は、1989年パリ生まれの映像作家スヴィエルチェフスキ制作のドキュメンタリー。カラーエフの「24の前奏曲」から移ろい行く季節を感じたという彼女、このアルバムに収録されている演奏を「視覚的に表現する」する試みに挑みました。ヴァイオリニストの左手やピアニストの表情などを丁寧に追いながら、心象風景までおも表現した実験的な映像です。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0255 |
20世紀、アゼルバイジャンで活躍した作曲家カラーエフ。表情力豊かな彼の作品は、次世代の作曲家たちにもインスピレーションを与え、結果的にアゼルバイジャン音楽の発展に大きく寄与することになりました。1943年に作曲された「交響曲第1番」はカラーエフの代表作の一つ。オーケストラの楽器の性能を存分に生かし、時には荒々しく、時には郷愁に満ちたハーモニーが聞こえるなど、民謡風のメロディが有機的に発展するエネルギーに満ちた作品です。もう1曲の「ヴァイオリン協奏曲」は1967年の作品。1961年に初めてアメリカを訪れたカラーエフはストラヴィンスキーに出会い、強い影響を受けました。そのため1964年に作曲された「交響曲 第3番」やこのヴァイオリン協奏曲では打楽器が縦横無尽に活躍するなど、作風が劇的に変化。強烈なヴァイオリンのパッセージ、表現豊かな木管セクションなど至るところに新古典派音楽の作風が強く感じられるモダンな作品になっています。ヤブロンスキーはこれまでにも交響曲第3番(8.570720)やバレエ音楽(8.573122)の2枚のカラーエフ作品をNAXOSからリリースしています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573722 |
アゼルバイジャン生まれのカラーエフは、モスクワ音楽院でショスタコーヴィチに学ぶも、故郷の音楽を大切にし独特の旋律美を生かした作品を書くことに専念しました。1964年に書かれた第3交響曲はそんな彼の特性が遺憾なく発揮された作品。懐かしさと激しさが奇妙に入り混じるこの曲は、口に含むとじわっと汗が出てくるような激辛唐辛子の味わいを感じさせるほどに刺激的な作品です。「ドン・キホーテ」は映画のために書かれたもの。「レイリとメジヌン」はアゼルバイジャンの詩人の詩が元になった表現的な曲で、CD化されるのはこれが初めてです。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570720 |
アゼルバイジャン、バクーで生まれたカラーエフ(1918-1982)。モスクワ音楽院でショスタコーヴィチに師事したという彼、既発の交響曲第3番(8.570720)でも、そのカラフルな管弦楽法が話題となりました。このアルバムには彼の2つのバレエ音楽を収録。一層楽しく妖しい音楽を楽しむことができます。「7人の美女」は12世紀に活躍した詩人ニザミの詩を元にしたもの。7人の妻を持っていたという伝説の王の物語です。美女たちが登場するまでのワクワクした気持ちと彼女たちの紹介に続いて、様々な美女たちが現れます。どの曲もエキゾチックで情熱的。音によるポートレイトです。「雷の道」はプロコフィエフの思い出に捧げられた作品で、こちらは南アフリカの作家P.エイブラハムズの小説に触発されたもの。人種間の争いと愛をモティーフにした作品で、アフリカの特徴的なロズムも効果的に用いられています。悲劇的でありながらも活気に満ちた音楽です。(2014/01/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573122 |