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サンナザーロ, ヤコポ(1458-1530)

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  • 16世紀後半ネーデルラントのマドリガーレ集

    【北方に花開いたイタリア語ポリフォニーの粋を、イタリア最高の声楽集団の名解釈で】ヨーロッパ各地で多声音楽の全盛期を支えたネーデルラント(現在のベネルクス三国とその近辺に相当)の名匠たちが、16世紀後半にイタリアの作曲家たちから刺激を受けつつ地元ネーデルラントで出版したイタリア語重唱曲=マドリガーレを厳選。ナポリで活躍したデ・マッケ(ド・マック)や、ヴェネツィアのA. ガブリエーリ、ローマのマレンツィオなどイタリアに軸足を置いていた作曲家たちの作品も含め、全ての収録曲はこの地域の文化拠点アントウェルペンで出版されていながら(1603年に出版されたフェルドンクの1曲〔トラック7〕以外は全て1580~90年代に刊行)歌詞は全てイタリア語で、オランダ独立戦争の動乱をよそに、ヨーロッパの南と北をまたにかけた刺激的な文化活動のあったことが判ります。コルネやフェルドンクなど重点的に紹介される機会の少ない作曲家たちも興味深く、緻密なポリフォニーや歌詞を活かした音作りの機微を存分に味わえる内容。しかも演奏は、音楽監督の早世により惜しまれながら活動休止したイタリアの名団体ラ・ヴェネシアーナのメンバーを多く含む気鋭集団、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ。温もりをたたえながら曲構造を明瞭に聴かせる精緻な歌唱で、濃やかな和声変化や多声書法の味わいをよく伝える解釈の妙はさすがというほかありません。Musique en Wallonieレーベルの常通りブックレットも美麗図版の数々はじめ情報満載です(伊語歌詞、仏・英・蘭・独語歌詞訳&解説)。(2024/11/01 発売)

    レーベル名:Musique en Wallonie
    カタログ番号:MEW2410

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    愛の執着 - イタリアのマドリガーレ、愛と苦悩の250年(レイケル/ラタス・デル・ビエホ・ムンド)

    (2019/01/30 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1808

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    ジョスカン・デ・プレ/ローレ/バスケス:声楽と器楽アンサンブル作品集(アルモニア・コンチェルターダ)

    15世紀から16世紀へ……それはフランドル楽派の全盛期であったとともに、当のフランドル地方を手中におさめたハプスブルク=スペイン王家が、破竹の勢いで世界帝国を築き上げつつあった時代。皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)が王室に築いたフランドル聖歌隊を通じて、スペイン王室には精巧な多声音楽をどこよりも豊かに育める環境が続きます。そこでイベリア旧来の伝統との接点として注目をあびたのが、ギターに似た形状でありながらリュートのように精巧な多声音楽も奏でられるビウエラ。その弾き手が二人いれば4~5声からなる多声音楽も奏でられるうえ、繊細かつ多様な音表現は歌声との相性も抜群。そんな特質を最大限に引き出せるのが、現代欧州最高の撥弦奏者ふたりと大御所歌手キール! 広範に使われていながら現存曲集がきわめて少ないビウエラのための音楽ですが、フランドル楽派の多声音楽をビウエラで多声表現できる技法を知り尽くしていればこそ、このような当時の実情にあわせた演奏再現は可能になるというもの。大航海時代をへて、南イタリア一帯までスペイン領となっていった時代ならではのレパートリーの広がりにも注目です。ビウエラ二重奏も、歌を含むトラックも聴きどころ満載、国内仕様ではArcanaならではの詳細解説も歌詞も日本語訳付です。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A460

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    A. スカルラッティ:独唱カンタータ集/ポンティッジャ:コン・パローレ・レモーテ(A. シュミート/フライタクスアカデミー/ポンティッジャ)

    「アルカディア」とはギリシアのペネポネソス半島にある古代からの地域名で、「牧人の楽園」として伝承され、「理想郷」の代名詞となっています。もともとはギリシア神話に登場するアルカスに由来し、人々は静かな自然の中で生活し、恋に悩む羊飼いは、木陰で憂いを語り、月桂樹の葉は詩と音楽を提供します。これは、この場所にふさわしいアレッサンドロ・スカルラッティのソロ・カンタータの何曲かとソナタを取り上げ、曲間に美しい詩を挟みながら、音と言葉で美しい絵画を描いていくというアルバムです。(2014/12/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM212

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    マレンツィオ:声楽アンサンブル作品集(ロッソ・ポルポラ・アンサンブル/テストリン)

    イタリア後期ルネサンス時代に活躍したルカ・マレンツィオ。当時、最も人気の高いマドリガーレ作曲家として知られ、作品は多くの人に支持されました。初期作品のスタイルは軽く流動的でしたが、歌われる詩の文言を忠実に追っていく彼の創作方針もあって、作品は少しずつ複雑さと深刻さを増していきます。成熟期から晩年の作品には、時に不協和音や半音階技法も用いながら、極めて厳粛で大胆な書法が見られるのもマレンツィオの特徴です。このアルバムで素晴らしい演奏を披露している"ロッソポルポーラ"は2010年に結成された若手奏者たちによるアンサンブル。イタリア・ルネサンスから初期バロック音楽を中心に、テキストを深く読み込み、独自の解釈を施し演奏することで高い評価を受けています。(2018/07/27 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A449

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    モンテヴェルディ:3声の「音楽の戯れ」(コンチェルト・デッレ・ダーメ・ディ・フェッラーラ/ヴァルトーロ)

    ナクソスは音楽史のCDカタログの空白も埋めます。大家モンテヴェルディの全作品のCDを集めるのに、録音が殆ど無くて困ってしまう三声の「音楽のたわむれ」(後年の一、二声の同名の曲集ならまだ録音があります)、その全18曲の新録音の登場です。曲は器楽伴奏付き、結構な長さになることもある、多くは愛をテーマにしたマドリガーレ集。6を聴けばおわかりにように、思わず体を動かしたくなるような、モンテヴェルディならではの音楽の力に満ちています。ソプラノ2人とバス1人の歌手を含むイタリア人演奏家たちの気品を大切にした演奏でどうぞ。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553317