ウルクズノフ, アタナス(1970-)
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2012年にチューリヒで結成されたギター六重奏団「ギターラ・ア・セイス」。メンバーの出身国はドイツ、ブラジル、ポーランド、スイスと多岐にわたり、個性も弾き方も多彩。収録曲の作曲家もバロックから現代まで、ドイツ、イタリア、ブルガリア、フランス、スイス、ブラジルにまたがり、6本のギターという珍しい演奏フォーマットの持つ表現力を様々に引き出しています。ブランデンブルク協奏曲第3番の第3楽章の対位法に乗って競い合うような演奏、ロッシーニ・クレッシェンドの高揚感、マ・メール・ロワでの繊細さなど、どれも魅力的。現代曲ではシリアスな作品もあれば、メンバーのクレープスによる「パンアメリカン」組曲のようなポップスのノリもあり。バッハの名前をもじったセルジオ・アサドの「フアン・セバスチャンのバー」は思い切りポップなブラジリアン・サウンドの中に突如バッハの旋律が顔を出すユーモラスな作品。ライヴなら拍手喝采間違いなしのプログラム、難しく考えずに楽しみたい1枚です。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551475 |
ブルガリアで最も優れた作曲家の一人として認知されているウルクズノフ。彼はパリ音楽院で一等賞を獲得したギタリストでもあり、独奏曲、二重奏曲、アンサンブル、2曲の協奏曲などこれまでに発表したギターのための作品は、多くの国際的な賞を受賞しています。来日経験もあり、その際には、彼の妻である日本のフルート奏者小倉美英との華麗なデュオを披露し話題となりました。このアルバムには5つのソナタの連作「Cycling Modes」が収録されています。どの曲もブルガリアの伝統音楽のテイストを盛り込みながらも、1996年から1997年までに書かれた第1番と第2番と、2014年から2018年に書かれた第3番から第5番までとは、明らかにスタイルの違いがありますが、これは作曲家自身の表現方法の変遷が反映されたためで、民謡を直接取り込んだ初期の作品に比べると、後の3曲は技巧的にも表現的にも巧妙な方法を用いて作品が作られています。研究者、教育者としても活躍するギリシャのギタリスト、コスタス・トシディスの超絶技巧をお楽しみください。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574117 |
近年、多くの作曲家が新しい響きを得るため様々な探求を行っています。ここで聴けるのは南米と東ヨーロッパの作曲家たちによるギターとチェロのアンサンブル。この珍しい組み合わせからは、技術的な困難はあるものの、極めて野心的な響きが生まれます。ユーゴスラビアの作曲家ボグダノヴィチの印象的な「4つの内なる小品」を始め、セルジオ・アサドやエドウィン・グェバラの躍動するリズムが魅力的な曲、ブルガリアの作曲家ウルクズノフの民族舞曲を取り入れた「タンゾロジア」、ラパス生まれのゼナモンによるギターのアルペジョが美しい「Reflexoes」。2つの楽器が生み出す親密な調べをお楽しみください。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573761 |
1978年、ギリシャ生まれのギタリスト、コスタス・トシディスの強烈なコレクションです。現代曲を得意とする彼らしく、タイトルの「UNREAL」とは「非現実的な」の意味であり、収録された曲も幻想的でミステリアルなものばかり。しかしどれもが驚くような既視感を持って迫ってきます。リゲティのソナタはトシディス自身がギター用に編曲したもので、これがまた絶品です。彼自身はミスケラネア・ギター四重奏のメンバーとして様々な作品を紹介することにも力を注いでいます。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Contrastes Records |
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カタログ番号 | :Contrastes12201402 |