ラビツキー, ヨーゼフ(1802-1881)
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19世紀、ウィーンで大流行していたウィンナ・ワルツですが、ベルリンではハンガリー生まれのヨーゼフ・グングルが「ベルリンのシュトラウス」として大活躍していました。彼は本家シュトラウスのように、自身のオーケストラを率い、ヨーロッパ全土を演奏旅行して大喝采を浴びたのです。このアルバムは、彼が1871年にストックホルムで行った演奏会を再現したもので、スウェーデンの音楽史の中でも“最もエキサイティングなイヴェント”として広く語り継がれています。このツアーでは、同じくワルツ作曲家であったクリスチャン・ランビのオーケストラと合流し、混成メンバーで演奏会を行ったそうですが、新聞批評では「グングルの指揮の腕前はランビよりも優れている」とされたそうです。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225351 |
英国のヨハン・シュトラウス協会はシュトラウス・ファミリーの音楽だけでなく、その周辺に存在した「シュトラウスにまつわる」作曲家たちの作品を研究しています。ここでは、貴重なアーカイブを数多く所有しており、これらのいくつかを、今回の録音のために、指揮者ジョージアディスがオーケストラ用に編曲したのです。多くの人にとって、ほとんどの作曲家の名前は初耳かもしれません。しかし「波涛を越えて」のローサスや「剣士の入場」のフチークなどの、知られざる作品を聴けることは、なんという歓びでしょうか。とりわけ面白いのが、トロンボーンによる猫の鳴き声が模倣されていたりするトラック13、フチークの「真夜中に」でしょう。他には、比較的良く知られているリンケの「ベルリンの風」(ベルリンのニューイヤー・コンサートで演奏される)も聴きものです。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Marco Polo |
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カタログ番号 | :8.225366 |
19世紀から20世紀にかけて活躍した3人の作曲家の色彩豊かなオーケストラ作品を集めた1枚。ニールセンの「アラジン組曲」はアダム・エーレンシュレーアーの戯曲のための音楽。アルバムの指揮者チャウドゥーリーがとりわけ心を惹かれる作品と語っています。全曲は80分を超える長いもので彼のオペラに次ぐ長さを持つ大作で、東洋的な音階を用いた音域の狭いフレーズを繰り返して異国情緒を演出したり、4群に分けられたオーケストラが異なる調とテンポで同時に演奏し市場の喧騒を表す実験的な書法などが用いられています。他にはチェコの伝統を引き継いだフェルステルの美しい「愛の歌」、「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」と呼ばれたラビツキーの親しみやすい「カールスバート・ワルツ」が収録されています。「愛の歌」を歌うエステル・パブルーはプラハ音楽院出身のメゾ・ソプラノ。イルジービエロフラーヴェク、ピエタリ・インキネンら世界的指揮者との共演もある実力派です。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0228 |
「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」の異名をとったヨーゼフ・ラビツキーとその息子アウグストの作品集。ボヘミア出身のヨーゼフは14歳から地方巡業のオーケストラでヴァイオリンを弾くなど早くから才能をあらわしていました。その後ソリストとして活躍した後、1825年に自身のオーケストラを結成、ウィーンとワルシャワでツアーを行い人気を博します。やがてチェコのカルロヴィ・ヴァリ(カールスバート)に移った彼は耳なじみのよい旋律と軽快なリズムを持つワルツやポルカを300曲以上作曲、湯治のために各地から集まった人々を魅了しました。彼の息子アウグストは、最初父の楽団でヴァイオリンを弾き、後に指揮者として楽団を統率。父ほど多くはないものの、およそ50作ほどの舞曲や行進曲を遺しています。一時はヨーロッパ中を席巻するほどの人気を博したものの、やがてヨハン・シュトラウスの影に隠れてしまったこれらの魅力的な作品に、クリスティアン・シモニスが新たな光を当てるとともに、アウグストの「酪農家の夢 - 牧歌」ではオダギリマキコとアンナ・レズニアクがソリストを務めています。 (2024/07/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555474-2 |