ゴス, スティーブン(1964-)
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近代における、最もエキサイティングなギター・デュオ曲集。1964年生まれのゴスの作品「ナマモノと調理済みのもの-Le Cru et le Cuit」のなんと楽しい事。ジャンゴ・ラインハルト風の曲から、アラビア風の曲まで、色々な味わいの曲が並びます。「静かな海」は武満徹へのオマージュですが、ドビュッシーとデューク・エリントンの面影も感じさせます。ピアースの2つの作品はバッハとドビュッシーに由来するものですが、ここでも他の作曲家(リゲティ)が大きな影響を与えています。ローラン・ディアスの「ニテロイ」はブラジルのリオ・デ・ジャネイロにある都市の名前で「隠された水」という意味をもつトゥピー・グァラニー語です。この作品はリオデジャネイロ市生まれの建築家オスカー・ニーマイヤー(この作品が書かれた当時103歳で、2012年の今も存命!)に捧げられており、彼が設計した美しい建物を彷彿させる流麗で神秘的な音楽となっています。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572757 |
このアルバムでは、ドビュッシーとラヴェルの名作を(一部を除いて)演奏者たち自身がギター・デュオのために編曲したものが演奏されています。これまでにも多くのギタリストがドビュッシーの音楽に惹かれてきました。セゴビアは自伝の中で「若い頃、アラベスクの第2番がお気に入りだった」と述べ、ジュリアン・ブリームも「ギターの音色はドビュッシーにふさわしい」と語り、またギタリスト、ジョン・ウィリアムズも「夢想」をはじめいくつかの作品をレパートリーにしています。それに比べ、ラヴェルの音楽はあまりギター向きでないように思えるかもしれませんが、例えばこのアルバムの冒頭の「道化師の朝の歌」などは、道化師のよろめく足取りが見えてくるかのようで、編曲によっては素晴らしい効果をあげるものもあることが分かります。いずれの作曲家の作品にも、複雑なハーモニーと豊かなソノリティで曲に新しい命が吹き込まれています。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573286 |