ヴァレリー=ラド, ロベール
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軽妙洒脱な作風で知られるフランスの作曲家、ジャック・イベール(1890-1962)。このアルバムには、彼の様々な作風に彩られた音楽が並んでいます。彼の最初の交響作品である「レディング牢獄のバラード」は、原作のオスカー・ワイルドの苦悩と狂気が見事に描き出された暗い音楽です。聴衆は驚きを持ってこの作品を迎え入れたのです。しかし、次の「3つのバレエ曲」では雰囲気が一変。カラフルな世界が広がります。印象派風の「妖精の郷」、戦争の恐怖を描いた「狂人の歌」、そしてシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の付随音楽である「エリザベス朝の組曲」は新古典主義のスタイルに拠る作品で、ギボンズ、ブル、パーセル、ブロウの旋律を基に、女声合唱とソプラノ・ソロを用いた夢のような音楽が展開されます。ハープが大活躍するのは、彼の娘がすぐれたハープ奏者だったことも関係するのかもしれません。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555568 |
(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1030 |
TIMPANIレーベルがずっとその業績を追い続けている作曲家モーリス・エマニュエル(1862-1938)。彼はブルゴーニュ地方のボーヌで育ち、パリ音楽院に入学してからはレオ・ドリーブに作曲を師事し、その時に知り合ったドビュッシーとは終生友情を結ぶことになります。彼の作品には民謡やオリエントの響き、そして異国の旋法がふんだんに取り入れられているだめ、フランス風の音楽を推進するドリーブの意に沿わず、結局ローマ大賞の参加申請すら受け付けてもらえませんでした。しかし、それは一層エマニュエルの作風と探究心を進化させ、ギリシャ音楽の研究家としても認められることになるのです。この歌曲集にも、そんなエマニュエルの美点が発揮されており、至るところに深刻さと陽気さが入り混じった味わいのあるメロディがちりばめられています。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1198 |