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マルスツァレク, フランツ

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    キュンネッケ:喜歌劇「Herz über Bord」(F. マルスツァレク、M. ゲリーセンによる復元版)(ボーズ/ヘルガルテン/コッホ/シュルツキ/マーシャル)

    第一次大戦後にオペレッタ作曲家として成功したキュネッケ。この《心を船に乗せて》は、彼の作品の中でも今日ではあまり知られないものですが、1935年にチューリヒ・オペラ初演されたのち、1937年までにドレスデン、シュツットガルト、ストックホルムやベルリンで約500回も上演されるほどの好評を博しました。かつてオルガン奏者として名を馳せたウェイン・マーシャルが、軽やかに、流麗に聴かせています。(2018/08/24 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5319

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    O. シュトラウス:ピアノ協奏曲/セレナード Op. 35 (トリンドル/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/タイス)

    ユダヤ系の家庭に生まれ、ベルリンでブルッフに作曲を学んだオスカー・シュトラウス。ワルツ全盛だった時代の中で、敢えて「シュトラウス一家」との混同を避けるために、自らの姓「Strauss」から“s”を一つ取り除いたとのエピソードが知られています。彼はワルツ作曲家としてよりも、より実入りの良いキャバレーにおける劇場音楽の仕事を選択し(これはほかならぬヨハン・シュトラウス2世の助言だったとされます)、1904年に書き上げた最初のオペレッタ「愉快なニーベルンゲン」で大成功を収め、オッフェンバックの後継者としての地位を築きました。20曲ほどのオペレッタの他、映画音楽やバレエ音楽も書きあげており、このアルバムでは彼の珍しいピアノ協奏曲を始めとした管弦楽作品を聴くことができます。古典的な手法で書かれた「セレナード」は曲中の「ワルツ」と「行進曲風に」で、後の軽妙なオペレッタを思わせるエレガントな作風が味わえます。またフランツ・リストが提唱した“新しいドイツ”モデルに基づく「ピアノ協奏曲」は彼がブルッフの生徒であったことが理解できるロマンティックな作品です。3つの楽章は切れ目なく演奏され、リストを想起させる大胆な楽想も現れます。オリヴァー・トリンドルの巧みな演奏が知られざる作品の魅力を引き立てます。(2020/07/17 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555280-2