パーラ, エクトル(1976-)
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スペインを拠点に活動する女性サクソフォン奏者セロ・ヒネル。7歳から音楽を学びはじめ、J.ルイス・ペレス、ペドロ・イトゥラルデ、アンドレス・ゴメスらに師事したのち、フランスに留学。ボルドー音楽院で学びました。レパートリーはクラシックからコンテンポラリー、インプロヴィゼーション、電子音楽までと幅広く、クセナキスをはじめとした数多くの作曲家の作品の初演を行っています。また、クルターグからは、ブダペストで開催された生誕90周年記念音楽会に招待され「イン・ノミネ」の演奏を行いました。以降、クルターグとは協力関係にあり、サックスのための新しい作品を生み出すプロジェクトに取り組んでいます。このアルバムでは、そのクルターグ作品を中心に、シュトックハウゼンや同郷のスペイン作曲家の作品を披露。サクソフォンの魅力を全身全霊で伝えています。(2021/03/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579094 |
【ゴンクール賞受賞の傑作長編問題作に基づく2019年のオペラを完全収録】アメリカ出身の作家ジョナサン・リテルが2006年、パリの有名出版社ガリマールからフランス語で出版した長編『慈しみの女神たち(Les Bienveillantes)』。1、400ページを超える長さで語られる苛烈な物語は仏文壇でも話題を呼びゴンクール賞とアカデミー・フランセーズ賞に輝いた他、多くの言語に翻訳されました(菅野昭正・星埜守之・篠田勝英・有田英也訳による日本語版あり、2011年集英社)。古代ギリシャの悲劇作家アイスキュロスの三部作『オレステイア』を締めくくる「エウメニデス」になぞらえたタイトルの下、スターリングラードの戦いを経てベルリン陥落に至るまで第二次大戦中ユダヤ系住民が辿った困難の物語。バルセロナ出身で国際的に活躍するエクトール・パラはオペラ・バレ・フランデレン(フランダース歌劇舞踊団)の委嘱によりこれをドイツ語台本でオペラ化(演出は演劇・オペラ双方で国際的に注目されているカリスト・ビエイト)。2019年4月にアントウェルペン歌劇場での初演は大成功で、その好評を受けオペラ・バレ・フランデレンのもう一つの拠点であるヘントでのライヴ収録が実現しました。原作通り、オペラでも18世紀の舞踏組曲形式を模した副題に沿って展開。パラの音楽語法は詩句のニュアンスを明瞭に伝えながら常に歌謡性を失わず、伸縮自在のドラマティックな響きを紡ぎ出すオーケストラも一貫して物語への関心を掻き立て続けます。本作初演以降パンデミックを経て不穏の気配を増す2020年代に改めて接すべき音楽劇が、B Recordsの丁寧なライヴ録音で隅々まで味わえる貴重なリリースです。※ブックレットはスタッフ一覧と台本(ドイツ語/仏英西対訳付き)のみ収録、作品解説は含まれておりません。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM062 |
スペインの現代作曲家エクトル・パラの作品集。バルセロナ音楽院で学び、作曲、ピアノ、和声部門のそれぞれで賞を獲得、数多くのアンサンブルによって作品が演奏されています。とりわけ2009年に初演された「室内交響曲第3番」での独創的な作風が高く評価されました。このアルバムには3つの作品が収録されていますが「EarlyLife」や「StressTensor」はほぼ図形で譜面が描かれているのに比べ、「Caressantl'Horizon」は五線譜に丁寧に音符が記されているなど、多彩な作曲技法が用いられています。ユニークな音をお楽しみください。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :col legno |
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カタログ番号 | :WWE1CD40402 |
1840年代にベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスによって考案された楽器「サクソフォン」。オーケストラではあまり用いられることがないものの、多くの作曲家がこの楽器に興味を抱くとともに、奏者とコラボレーションをすることで、優れた作品を生み出してきました。このアルバムでも、バレンシア生まれのサックス奏者カペッリーノのために同郷の作曲家ポサダスが、楽器の性能を追求した作品を書き、それをカペッリーノが演奏するという共同作業が行われています。「Fulgida~」はアントニオ・マチャードの詩集から採られたタイトルで、抽象的でありながら物語性を秘めた20分ほどの曲。サックスの多彩な音色にエレクトリックな処理が加えられた斬新な響きが耳に残ります。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
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カタログ番号 | :OR0025 |