ホッグ, ジェイムズ(1770-1835)
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今や世界的バリトン歌手となったクリスティアン・ゲアハーエル。BR KLASSIKレーベルでの彼は、シューマンの「ファウストの情景」やブリテンの「戦争レクイエム」で独唱を受け持ったアルバムがリリースされていますが、どちらも深く滑らかな声質を生かした見事な歌唱が高く評価されています。このアルバムは2013年にプリンツレーゲンテン劇場で行われたリサイタルのライヴ収録です。ここでは比較的珍しいレパートリーが選ばれていて、どれもが民謡と芸術歌曲(リート)の間に生まれるエキサイティングなコントラストを丁寧に描き出したものです。ハイドンの作品は、歌とピアノトリオのために書かれたもので、歌詞は英語ですが、ここでは1927年にロンとシューラーによって付されたドイツ語の歌詞で歌われています。ブリテンの作品は、良く知られたメロディに現代的な伴奏が付けられていて、この不思議な雰囲気が広く愛されています。あまり演奏されることのないベートーヴェンの作品にも、実は宝石のような魅力が満載です。愛すべき1枚です。?(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900131 |
19世紀初頭のヨーロッパでは、民族的な事項への関心が高まっていました。特にングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズなどイギリス周辺の文化が注目されていましたが、ここで活躍したのが、イギリスの楽譜商でアマチュア音楽家ジョージ・トムソンでした。彼は各地の民謡を採取し、これらを伴奏付きの歌曲に編曲するように当時名高い作曲家たちに依頼、ヘンデル、ハイドンやベートーヴェンたちが作品に仕立て上げました。ハイドンはこの仕事をとても楽しんだと伝えられていますが、ベートーヴェンはトムソンがの「もっと簡単な伴奏に書き替えて」という要求に同意することができず、「私は自分の作品を修正することに慣れていない」という答えを返すなど、やや不服の残る仕事だったようです。にも拘わらず、現在残っている一連の編曲はとても楽しく聞きごたえのあるもの。知られざるベートーヴェンの素顔が垣間見える曲集です。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99174 |
スコットランド音楽のプロモーターとして活躍した出版業者ジョージ・トムソン(1757-1851)。彼が活躍した当時は、イギリスやスコットランドで民謡への関心が高まり、器楽や声楽作品への編曲が求められていました。トムソンはアマチュアの演奏家に喜ばれる作品を想定し、ハイドンやコジェルフ、プレイエルなど多数の作曲家に編曲を依頼しました。ベートーヴェンも編曲を依頼された一人でしたが、トムソンが求める「単純な編曲」には飽き足らず、弦楽とピアノを伴う凝ったアンサンブルによる作品を書き上げるとともに、トムソンに新しいテキストも要求。その結果、2人の共同作業は1803年から1819年まで続き、100曲を超える作品が完成しました。これらはあまり耳にすることがありませんが、どの曲からもベートーヴェンが楽しんで作曲した様子が伝わってきます。(2020/05/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574174 |