ベルサ, ブラゴイェ(1873-1934)
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後期ロマン派の時代、クロアチアで活躍した作曲家ベルサ。残念ながらその存在はほとんど忘れられてしまいましたが、ウィーン音楽院作曲科でロベルト・フックスに師事したという彼の作品は、マーラーやリヒャルト・シュトラウスを思わせる色彩的な響きに満たされており、室内楽作品や歌曲の何曲か現在でも演奏されています。彼は数多くのピアノ曲も作曲していますが、これらも多彩な表情を持った抒情的な作品が多く、すっきりとした形式の中に、時には教会旋法も用いるなど工夫の凝らされた旋律が溢れています。リストのパガニーニ練習曲で冴えた技巧を披露したクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツが格別の愛情を込めて演奏しています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP767 |
リスト、パガニーニ研究家としても知られるクロアチア出身のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ゴラン・フィリペツが熱心に取り組む、同郷の作曲家ブラゴイェ・ベルサのピアノ曲集。第1集(GP767)では、ベートーヴェンを思わせる力強い作風で書かれた「ピアノ・ソナタ 第2番」などのさまざまな作品が収録されていましたが、この第2集でも表現力豊かな作品を楽しむことができます。フィリペツは、知られざる作曲家の魅力を献身的に紹介するべく、全ての曲に愛を込めて演奏。揺れるリズムに満たされたバルカローレ(舟歌)風の作品や、憂鬱な表情を持つセレナードなどの個性的な曲の他、モーツァルトを思わせるシンプルな主題を持つ「ピアノ・ソナタ第1番」、パデレフスキ風の「メヌエット」など、作品の持つ魅力を存分に引き出しています。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP832 |