ウィトボーン, ジェイムズ(1963-)
Search results:9 件 見つかりました。
「Festival of Nine Lessons and Carols」とは、毎年クリスマス・イヴにチャペルで行う"聖書の朗読とクリスマス・キャロルの夕べ」のこと。100年以上も前から英国の人々のイヴの準備のための式典として親しまれてきましたが、1928年にキングズ・カレッジ聖歌隊が行ったこの「夕べ」の模様は世界中に放送されたことで多くの人々から注目されました。このアルバムでは、ハンブルク新児童合唱団がこの伝統に基づいて、聖書から9つの聖句を選び、美しい合唱を交えながら全体を一つの物語として構築、幻想的なクリスマス物語を創り上げています。お馴染みの曲や耳にしたことのない古く珍しい曲(いくつかの曲はキングズ・カレッジ合唱団のメンバーによってアレンジされています)、そしてこのアルバムのためにハンブルクの作曲家ブルーニが書き起こした「静かな海」(トラック20)も加えた素晴らしい1枚です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
---|---|
カタログ番号 | :ROP6125 |
「アンネ・フランクの日記」を基に、アメリカの作曲家ウィトボーン(1963-)が書き上げた合唱曲です。戦争の渦に巻き込まれた多感な10代の少女アンネ・フランクが、潜伏先であるアムステルダムの隠れ家で記した「手紙のスタイルによる」日記は、鋭い洞察力と批判精神を内包しつつも、少女らしい筆致と表現で、戦時下の不自由な生活 に負けない強さが記されています。このウィトボーンの音楽は“傷つくほどに美しい”(デーリー・テレグラフ)、“丁寧で控えめな表現がこの偉大な強さを表現する”(タイムズ)と称賛されています。この日記を書いた普通の少女の将来を断ち切ってしまった戦争というものについて、もう一度思いを馳せてみたい作品です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573070 |
グラミー賞にもノミネートされた、現代イギリスを代表する合唱曲作曲家ウィトボーン(1963-)の《クリスマスのために》と題された合唱曲集。このアルバムの中心を成す"ミサ・キャロレ"は2つの国、イギリスとアメリカの伝統の融合で、中世音楽にも大いなる興味を寄せるウィトボーンらしく、オリジナルのメロディと伝承曲、彼のお気に入りのクリスマス・キャロルが巧みなアレンジを施されて次々に登場するという、華やかで賑やかな作品です。1920年頃からイギリスで行われている「Festival of Nine Lessons and Carols」は世界中で大反響を巻き起こし、同じ頃、中世のフォームを意識した「オックスフォード・キャロル」が出版され、こちらも人気になっています。このアルバムは、21世紀における新しい「キャロル」の形として、先ほどの「Festival of Nine Lessons and Carols」の形式を踏襲し、現代的なアレンジによる伝承曲と、自作の声楽曲を繋ぎ、一つの感動的なミサ曲に仕上げています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573715 |
このアルバムを再生してすぐ、聴き手は「あれ、これ宗教曲だったはず」と複雑な思いに捉われるかもしれません。何しろソプラノ・サックスの朗々とした響きで始まるのですから。とはいえ、透明な響きを持つ合唱が「キリエ・エレイソン」と歌い始めると、何となく安心できるのは間違いありません。2000年から2001年に放送されたBBCドキュメンタリー・フィルムのために書かれた音楽をミサ曲にしたもので、いかにもキャッチーな肌触りが魅力です。他にも9.11の祈りのために書かれた「リヴィング・ヴォイシズ」など、生と死の狭間を垣間見るような、深遠で濃密な音楽です。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572737 |
サクソフォンと合唱音楽の作曲家として主にBBCで活躍するイギリスの現代作曲家、ホワイトボーンの感動的な合唱作品集です。このアルバムではケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のために書かれた最新の作品を始め、古代の詩から、インドの古典詩、そして南アフリカの平和主義家で1984年のノーベル平和賞受賞者であるデズモンド・ムピロ・ツツをフィーチャーした祈りの歌まで、様々な表情の作品を聴くことができます。彼の音楽は本当に単純明快で、複雑なハーモニーを重んじるのではなく、その気になれば一緒に祈りを捧げるのも可能なほどに判りやすいメロディです。聴き手の心にまっすぐに飛び込んでくる美しいメロディを演奏するのは、オクスフォード室内合唱団の中でも現代的レパートリーを得意とするグループ、コモーショです。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572103 |
1963年、イギリス出身でグラミー賞ノミネート経験のある作曲家ウィットボーンの合唱作品集。オブザーバー紙に「現代のイギリス合唱音楽を牽引する作曲家」と高く評価されており、その作風は、演奏者と聴衆の間に生み出されるダイレクトなコミュニケーションで知られ、これまでに7枚の合唱作品のアルバムをリリーしています。本作のタイトルとなった「ザ・セヴン・ヘヴンズ」は、7つの楽章からなり、合唱と7つのソロ楽器が登場するユニークな組曲。その他の曲もアカペラ合唱、室内アンサンブル、ヴィオラとオルガンとの共演など多様性のあるスタイルが用いられ、合唱の良さが引き出されています。演奏のコール・カンティアーモは、アメリカのノーザン・イリノイ大学のレジデンス合唱団を務めるプロの合唱団。創設者であるエリック・A・ジョンソンの指揮で見事に歌い上げています。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
---|---|
カタログ番号 | :DDA25192 |
日本ではあまり分類されることのない「高声合唱(upper voice choirs)」ですが、スカンジナビア諸国、東欧、アメリカを含む世界の多くの地域ではその美しさと純度の高さ、そして表現力の豊かさによる賞賛されています。これらの曲は基本的に女声合唱(アルトは含まない)によって歌われ聴き手は柔和な光に包まれるような崇高な気分を味わうことができるのです。アルバムの中で最も有名なのはなんと言ってもホルストの「リグ・ヴェーダからの合唱賛歌」で、ハープの音色と純粋な声が綾なす夢のような美しさは、一度聴いただけで必ずや魅了されることでしょう。他の多くの作品は21世紀になってから作られたものですが、これらの複雑で神秘的な音も聴き手の想像力を強く刺激します。難解な作風で知られるタヴァナーやマクミランの音楽でさえ優しい安らぎを運んでくるようです。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573427 |
「May Morning メイ・モーニング」とはオックスフォードで毎年5月1日に開催される恒例のイヴェントのこと。500年以上の歴史を持つこのイヴェントは、午前6時に始まり、モードリン・カレッジ合唱団がモードリン・タワー(鐘楼)の屋上でマドリガーレや5月に関する曲を歌い上げます。そして大勢の人々が合唱を聴くために集まり、祈りを捧げるとともに踊ったりし、イヴェントを心から楽しむことで知られます。2020年は新型コロナ感染症のパンデミックにより、イヴェントはヴァーチャルで開催されましたが、2021年は5月1日の前の週に秘密裏に開催。実際の聴衆こそ不在だったものの、このモードリン・タワーでの演奏はオンラインで披露され喝采を浴びました。このアルバムは、メイ・モーニングで歌われる曲を収録した1枚。カレッジの時計台の鐘の音を冒頭と最後に置き、伝統的な曲から現代の曲まで、さまざまな音楽が集められており、聴き手も長い伝統を体感することができます。(2022/04/29 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
---|---|
カタログ番号 | :OACD9049D |