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ブランコ, ルイス・デ・フレイタス(1890-1955)

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    コスタ/ロペス=ガルシア/フレイタス・ブランコ/ブラガ・サントス:ポルトガルのチェロと管弦楽のための作品集(ボラリーニョ/ネベス)

    スペインの音楽はバロック期から現代作品まで、日本でも広く知られていますが、その隣の国「ポルトガル」の音楽については、せいぜい民族音楽"ファド"が知られている程度です。クラシック音楽の作曲家にしても、名前はほとんど出てきません。そんなポルトガルの音楽、NAXOSではフレイタス・ブランコやロペス=グラーサらの作品を積極的にリリースし、普及に努めています。今回はチェロと管弦楽の協奏的作品をフィーチャー。ロストロポーヴィチの委嘱により作曲された、極めて陰鬱な雰囲気を持つグラーサの「室内協奏曲」、フレイタス・ブランコとルイス・コスタののロマンティックな作品など、各曲の作風も様々です。コスタの「ポエマ」とサントスの協奏曲は世界初録音です。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573461

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    ブランコ:ヴァイオリンとピアノのための作品集(ダマス/トマシク)

    ポルトガルの詩人、フェルディナント・ペソアがその作品を発表した時、そのモダニズムはまだ国内で理解されることはなく、ある意味預言者のような役割を果たしていていたといわれています。音楽もまた然り。ブランコより少し前に生まれた作曲家、アルフレード・ケイルやビアンナ・ダ・モッタは明らかにフランスとドイツ音楽の影響を受けていて、それを足掛かりにポルトガルの近代音楽の基礎を築いたため、後に続くブランコらの初期の作品も、明らかに「フランクの落とし子」である風貌を兼ね備えていたのです。ここで聴ける第1番のソナタの冒頭は、まさにフランクそのもの。しかしブランコはその後に独自の路線を歩み、第2番のソナタでは、はっきりと個性を打ち出すことに成功しています。その間をつなぐ「前奏曲」のもどかしいまでの美しい音楽は、一皮むけようとする作曲家が身を震わせている姿を見るかのような淫靡な喜びすら感じさせます。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572334

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    ブランコ:管弦楽作品集 4 - 交響曲第4番/ヴァテック(カッスート)

    ポルトガルの作曲家、および音楽学者ルイス・デ=フレイタス=ブランコの第4集の管弦楽曲集です。第4番の交響曲は彼の最後の交響曲で、8年の年月をかけて入念に仕上げられた作品です。4つの楽章からなる伝統に基づいた形式で書かれた後期ロマン派風のアプローチが顕著な作品で、冒頭のユニゾンで奏されるメロディはグレゴリオ聖歌のキリエを引用したものです。あまり対位法的な書法は見られず、全体的に厚みのあるハーモニーと躍動的なメロディが支配し、不協和音の中から突如経ち現われる金管のファンファーレや、弦のユニゾンには、思わず耳を欹ててしまう効果があるようです。交響詩「ヴァテック」はイギリスの作家ベックフォードがフランス語で書いた東方奇譚にインスピレーションを得て書かれた作品です。この世のありとあらゆる快楽を極め、地獄の宝物を奪還するために、悪の限りを尽くすヴァテックの物語で、1913年に書かれた作品ですが、曲の初演は1950年まで待たなくてはいけませんでした。その上、その際は第3変奏が演奏されることなく、結局全曲が演奏されたのは1961年になってから。確かにこの第3変奏曲は1913年当時の聴衆に受け入れられるとは到底思えないほど奇妙なもの。弦による59声のフーガはまるで嘲笑のようであり、突然中断されるまでの2分間は生きた心地がしないのですから。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572624

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    ブランコ:管弦楽作品集 1 - 交響曲第1番/幻想的スケルツォ/アレンテジャーナ組曲(アイルランド国立響/カッスート)

    20世紀前半のポルトガルにおいて、最も重要な作曲家がこのブランコです。NAXOSは彼の管弦楽作品を4巻のシリーズでリリースする予定で、こちらが第1弾となります。交響曲第1番はフランク、ブラームス、その他フランスの作曲家たちの影響を受けつつも、独自の作風をしっかり打ち出した荘大な作品です。「アレンテージョ風の組曲」はブランコが夏に過ごしたリスボンの南の地域の豊富な民族音楽に由来した楽しい曲集です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570765

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    ブランコ:管弦楽作品集 3 - 交響曲第3番/マンフレッドの死/アレンテジャーナ組曲第2番(アイルランド国立響/カッスート)

    20世紀のポルトガルにおいて、最も重要な作曲家の一人フレイタス・ブランコ。彼はとても若い時期に作曲を始めましたが、高度かつ精巧な作曲技法を身に付けるためにベルリンで学び、その後パリで過ごしたせいか、最初の交響曲が完成した時は既に34歳になっていました。この第3番の交響曲は1930年から1944年に渡って書かれたもので、冒頭の雰囲気はまるでブルックナーを思わせる荘厳で雄大な仕上がりになっています。第2楽章は簡素な形式の上を極めて滋味深い音楽が流れていきます。対する第3楽章は少し暴力的。胸をかきむしるかのような弦の響きは唐突に断ち切られ、荒々しい音に飲みこまれてしまうかのようです。そして快活な終楽章は目が覚めるような鮮やかさです。初期の作品、「マンフレッドの死」は若干習作の域を出ないようですが、16歳の作品としては上々でしょう。とても親しみやすいアレンテジャーナ組曲 第2番が気に入った方は、第1集(8.570765)で第1番をお聴きください。もちろん第2集(8.572059)もオススメです。(2010/07/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572370

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    ブランコ:管弦楽作品集 2 - 交響曲第2番/ゲーラ・ジュンケイロの読書のあと/人工楽園(アイルランド国立響/カッスート)

    2008年にリリースした第1集(8.570765)が大好評。ポルトガルの知られざる巨匠、フレイタス・ブランコの管弦楽作品集第2集は、交響曲第2番を中心に収録した1枚です。この曲はグレゴリオ聖歌、ブルックナーのスケルツォ、セザール・フランク、ドビュッシーなど様々な音楽から影響を受けているようで、異なった要素を絶妙に組み合わせた噛みごたえのある作品と言えるでしょう。R.シュトラウスの交響詩を思わせる「ゲーラ~」、阿片愛好家の告白から喚起された「人工楽園」、どれもがブランコの最高傑作と言えるでしょう。(2009/03/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572059

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    フレイタス・ブランコ/ブラガ・サントス:三重奏曲集/デルガード:トリオ・カモニアーノ(ポルトガルのピアノ三重奏曲集 2)(トリオ・パンゲア)

    20世紀に書かれたポルトガルの室内音楽集。これらの作品は近代ポルトガル音楽の発展に大きな役割を果たしています。とりわけフレイタス・ブランコの三重奏曲は様々な要素で構成された興味深い仕上がりで、リズミカルな部分と抒情的な部分が混然一体となった素晴らしい作品です。全体は切れ目なく演奏され、最終楽章として躍動的なアレグロが置かれていますが、全曲が華やかに幕を閉じたと思わせながら、神秘的なコーダが続き、聴き手の意表を突くという意外性も持っています。J.S.バッハの作品からインスパイアされたフレイタスの「前奏曲、コラールとフーガ」、フレイタス・ブランコの弟子として知られるサントスの独創的な「三重奏曲」、そのサントスの弟子であるデルガードの作品と、ポルトガル音楽の伝統が連綿と受け継がれていく様子も知ることができます。(2019/09/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574014