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ダンクール, ルイ・ウルト(1725-1801)

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  • 18世紀ヨーロッパの東洋趣味とフランス音楽

    【色彩感あふれる「フランスの東洋趣味」が古典派時代を席巻。古楽器勢ならではの高雅さと異国情緒】古くからイスラム圏の文化に異国情緒と憧れを見出してきたヨーロッパ人たちですが、ヴェルサイユ宮殿を舞台に録音されたこの最新盤が光を当てているのは古典派時代のフランス語オペラ。イスラム太守の後宮に囚われた(多くはキリスト教徒の)女性にかかわる場面を厳選、一貫性あるプログラムで聴き手をロココの歌劇界へと誘います。パリ中を魅了しヴェルサイユの王室の人々にも愛されたグレトリーの東洋趣味作品《カイロの隊商》や『美女と野獣』の原作を元にした《ゼミールとアゾール》をはじめ、革命後も第一次大戦前まで人気演目だったジベールの《ソリマン2世》、生前の名声に比して驚くほど録音が少ないモンシニーの作など秘曲も収録。さらにドイツ語圏のフランス音楽愛好から生まれたグルックの隠れ名作《メッカの巡礼》からも多くのナンバーが選ばれている上、後宮といえば……なモーツァルトの傑作も同時代のフランス語訳台本による演奏で味わえるのは貴重(歌詞が直訳でなく微妙に違っており、意外なくらい新鮮)。演奏陣はヴェルサイユに集うフランスの精鋭たち。同時発売のカンプラ《新世紀の運命》(CVS061)にも出演する躍進中の名歌手フロリー・ヴァリケットの美声がとびきりの存在感ですが、器楽陣もスタイリッシュかつ一体感に満ちた演奏で、序曲や舞曲などの器楽トラックも聴きごたえ十分。来日公演でも話題を振りまいた新世代の旗手マクシム・パスカルのアンサンブル「ル・バルコン」でも活躍するクララ・イザンベールが古楽器ハープで奏でる最終トラックでは、この弦楽器を愛奏していたマリー=アントワネットの時代ならではの雰囲気も味わえることでしょう。(2022/03/11 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS058

  • グルック:オペラ・ガラ[2枚組]

    この2枚組は、グルックの数多い歌劇の中から7つの作品の聴きどころをまとめたもの。どれもORFEOレーベルが誇る名演からの抜粋です。中でも、1964年録音の《オルフェオとエウリディーチェ》は、1954年に設立されたばかりのカペラ・コロニエンシスを名匠フェルディナント・ライトナーが指揮したという記念碑的演奏のライヴ。古楽器による演奏がまだ充分認知されていなかった時代の先鋭的な演奏。モノラル録音ではありますが、奏者と歌手たちの迫真の息遣いが伝わります。他は1980年代から1990年までに収録された演奏で、ジェシー・ノーマンやフランコ・ボニゾッリ、イレアナ・コトルバシュら、当時を代表する名歌手たちが登場。個性的な歌唱を存分に楽しむことができます。(2020/12/25 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:MP2001

  • 詳細

    レイエ/シマノフスキ/コルネリウス/ベートーヴェン/グルック/ハッセ/モーツァルト:合唱と管弦楽作品集(グイダ/シュナイト)

    19世紀、かのヴィクトル・ユゴーは自作の詩集「東方詩集」の序文に「ルイ14世の時代、古代ギリシャ文化の研究家は東洋文化にも明るくなければならなかった」という趣旨の言葉を記しました。ヨーロッパにおいて、東洋=オリエンタルはいつも幻想の地であり、この地への憧憬は一種の流行ともなっていたのです。画家も文学者も音楽家も、はるかなる地へ想像の翼を広げ、思い思いの作品を仕上げていきました。CD1に収録されているレイエは、現在ではほとんど忘れられてしまった作曲家ですが、1906年のレジオン・ドヌール芸術部門の叙勲者で、文学にも広く通じ、エキゾチックな作品を書いたことで高く評価されました。時代的にそれほど革新的な音というわけではありませんが、なかなか趣味のよい音楽です。かたや、シマノフスキの野趣溢れる音楽には驚くばかりです。ムエジンとは祈祷時報係のことで、声と管弦楽との狂おしいほどの絡みあいが見事です。CD2はめくるめく色彩のオンパレード。CD3は2人の作曲家による「シェエラザード」の聴き比べです。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix420