ストリッジョ, アレッサンドロ(1540-1592)
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オペラというジャンルは16世紀末に生れたのですが、現在でも頻繁に演奏される作品となると、この「オルフェオ」が最古になります。ここには既に、アリア、デュエット、合唱などの演奏形態があり、音楽と感情は完璧に結合されています。冒頭の華々しいファンファーレ以下、モンテヴェルディって凄かったんだなあと、誰もが感じることでしょう。なぜかイタリア人だけによる録音が無い(当盤録音時)点に目をつけてそれをやっちゃうとは、さすがナクソス。なお、マニアの方はCD2、13にご注目!酔っ払い女たちの乱痴気騒ぎが笑えます。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554094-95 |
カヴァッリのオペラ・ハイライト集(RIC359)が大きな評判となった、レオナルド・ガルシア・アラルコン率いる「カペラ・メディテラネア」が、モンテヴェルディの声楽作品集を引っ提げてRicercarレーベルへ戻って来ました。有名な「アリアンナの嘆き」、「ポッペアの戴冠」、「ニンファの嘆き」から、あまり知られていない作品まで、ソプラノが活躍するものを中心にバランスよく選曲されています。注目したいのは、前面に押し出されたソプラノのマリアーナ・フローレスのセンスの高さで、その表現力際立った歌唱は素晴らしいもの。ソロ作品が中心ですが2~3声作品も効果的に挿入されており、美しいソプラノのソロに対して、突然現れる多声楽曲のドラマティックな効果も抜群です。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC390 |
初期バロック音楽最大の作曲家、モンテヴェルディの作品集です。歌劇の様式の発展にも重要な位置を占めた人としても知られ歌劇「オルフェオ」は現在でも頻繁に演奏されます。1567年にイタリアのクレモナに生まれ、1590年にマントヴァの宮殿に仕え、1602年に宮廷楽長となりました。対位法(各声部の絡み合いの扱い)の扱いに優れ、次々に新しい多声音楽(ポリフォニー)の書法を編み出しましたが、のちに旋律線を重視し、器楽の伴奏を伴うモノディ様式へと作風は変化していきました。ここら辺が歌劇の始まりになったとされています。代表作の「聖母マリアの夕べの祈り」の清冽な美しさは他の誰にも書き得ない世界です。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556841 |
【16世紀最大級の巨匠ラッススの多芸さがきわだつ選曲と演奏の妙】イタリアのパレストリーナと共に16世紀を代表する作曲家オルランドゥス・ラッスス。多声音楽の名匠を数多く輩出したスペイン領ネーデルラント(現在のベルギー)で生まれ、ミュンヘンのバイエルン選帝侯宮廷に長く仕えながらイタリアでも活躍、多岐にわたる作曲活動を通じて国際的な名声を誇ったこの巨匠が残した膨大な作品のうち、重要な部分を占めるのが教会音楽です。そこには救世主の懐胎を喜ぶ聖母マリアの讃歌=マニフィカトが実に100曲以上も含まれ、それらを追ってゆくだけでもラッススの作曲手法の多様さに驚かずにおれません。ルネサンス音楽に精通する英国の才人フィリップ・ケイヴ率いるマニフィカトは、団体名の由来でもあるこの讃歌形式を通じてラッススが示したルネサンス・ポリフォニーの至芸を系統的に紹介する録音シリーズを開始。多くの場合グレゴリオ聖歌の旋律を元に作られた当時の多声教会音楽の世界にあって、ここに紹介されるラッススの作品群はあえて聖歌旋律ではなく、往年の大家や同時代人たちのポリフォニー楽曲を下敷きにして書かれています。第1弾となる当盤に集められたのは、非宗教的なマドリガーレを元にしたもの。それぞれの曲でラッススが参照したヴェルドロ、デ・ローレ、モラレスら先人たちによる関連曲も突き止め、合わせて収録することで作品理解がより深まるプログラム構成になっています。女声歌手2人を含む10人からなるアンサンブルが織りなす緻密にして静謐な演奏解釈は、個々の作品に秘められていた雄弁な音楽力を十全に引き出しながら、汲めど尽きせぬラッススならではの多声技法を他の作曲家たちのそれと比べて知る面白さを堪能させてくれます。ポリフォニー歌唱の本場たる英国から届いた充実の2枚組、じっくりお楽しみください。(2024/02/23 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD660 |