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Arcana: アルバム一覧

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    ベートーヴェン:オーボエ三重奏曲 Op. 87/八重奏曲 Op. 103/ポロネーズ WoO 21/ロンディーノ WoO 25 (ゼフィーロ/ベルナルディーニ)

    【ウィーンの流行と楽聖の作曲センスの結びつき、イタリア最高峰の古楽器アンサンブルの演奏で】イタリア古楽器シーンの老舗団体ゼフィーロによるベートーヴェンの秘曲集。かの楽聖が活躍した時代は皇帝ヨーゼフ2世が管楽八重奏(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットを各2本ずつ揃えたアンサンブル)を好んだことから、この編成のためのパルティアないしハルモニームジークと呼ばれる管楽合奏曲が屋外や街の盛り場を彩り流行をみせました。ベートーヴェンもそうした流行にならい、若い頃にはいくつかの充実した八重奏曲を書いているほか、時にはピッコロや打楽器まで動員した大規模な管楽合奏曲も残しており、そうした作曲経験がのちの交響曲群にも生かされていると考えられます。本人が生きた時代のなかで本来の文脈にあわせ大作曲家を知ろうとするうえで、名手揃いのゼフィーロによるこの音源の復活は大いに歓迎すべきことと言ってよいでしょう。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A901

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    ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番/ヘンデルの「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲(チェッカート/フォンターナ)

    【欧州古楽器シーン最前線をゆくイタリアの2名手が綴る丁寧なベートーヴェン像】欧州各地で多忙な活躍を続けるイタリア出身の2名手による、ベートーヴェンのチェロとピアノのための初期重要作品集。使用楽器は全て18~19世紀オリジナルです。1792年に故郷ボンを去り、凄腕ピアニストとしてウィーンの音楽通たちの注目を集めた後に作曲家デビューを果たしたベートーヴェンですが、実は作品番号が一桁の初期出版作の半数以上にはチェロに活躍の場があります。その中でも特に重要なのが作品5のソナタ2曲。これはヘンデル『マカベウスのユダ』による変奏曲と共に1796年、チェロを好んで弾いたプロイセン王フリードリヒ=ヴィルヘルム2世の宮廷を訪問したことを機に作曲されたと伝わりますが、チェロをピアノと対等に渡り合える独奏楽器として扱った先進的な内容から、プロイセン王よりもむしろ宮廷のチェロ奏者デュポールや、作曲家がウィーンで共演していたアントン・クラフトを念頭に置いた作品だったと考えられます。現代楽器でも古楽器でも名盤が少なくないこれら2曲を、奏者二人は情熱に任せず安定したテンポで精緻に解釈。作曲家が後年好んだグラーフのピアノを使ったソナタ2曲の堂々たる風格も、変奏曲での細やかなニュアンスも、自然な響きを生かした録音技術で深々と味わうことができます。ブックレットの解説はチェロ音楽史研究で知られるマルク・フェルスヘーウェイク(英・仏・伊語)。(2023/06/23 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A546

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番、第8番「悲愴」、第12番/ロンド Op. 51, No. 1(カシオーリ)

    【ベートーヴェンが思い描いた響きを求めて。カシオーリ、当時のウィーンの楽器を奏でる】1990年代半ば巨匠ポリーニに才能を見出され、DGやDECCAなどでの録音で注目されてきたジャンルカ・カシオーリ。現代作曲家として古典的な曲種のピアノ音楽も作曲する一方、演奏家としての幅広い関心は古楽器にも及び、来日公演や近年の録音ではヴァイオリンの庄司紗矢香とモーツァルトのソナタ群を、かの天才作曲家が晩年に弾いていた楽器に近いモデルのフォルテピアノで演奏し話題を呼んでいます。そこで用いられたウィーンのヴァルター工房1805年モデルに基づくフォルテピアノを再現したのは、アレクセイ・リュビモフやロナルド・ブラウティハムら古楽器演奏に長じたプレイヤーたちからの信頼も厚い名工ポール・マクナルティ。今回は同じ楽器を用い、モーツァルトの少し後に同じウィーンで活躍したベートーヴェン初期の傑作群に迫ります。収録曲はどれも、作曲家が1803年にパリのエラール社製の楽器を知る前の作品ばかり。適切な楽器の選択もさることながら、現代楽器での豊かな演奏経験に裏打ちされた音楽性は、古楽器の響きの特徴を活かして作品本来の姿へと迫る上でもブレのない濃やかな音色表現で耳を惹きます。ライナーノートに寄せられたカシオーリへのインタビュー(伊語、英語、仏語)でも明敏な洞察が随所に見られ、その誠実な解釈姿勢がよく伝わってきます。(2024/02/09 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A558

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    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(バドゥラ=スコダ)

    【Astreeレーベルの名盤がArcanaより再登場!】2019年9月、惜しまれつつ亡くなったバドゥラ=スコダ自身が生前楽しみにしていたという復刻企画が、結果的には追悼盤としてリリースされます。1978年から80年代いっぱいをかけてAstreeレーベルからリリースされたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。ベーゼンドルファーを使用した1969-70年録音の全集と違い、この録音では7種類のベートーヴェンの時代のフォルテピアノを弾き分けているのが特徴。使用されたのはアントン・ヴァルターのハンマークラヴィーアを除き、全てバドゥラ=スコダ自身のコレクション(当時)であり、復元楽器ではなくオリジナルであるという点でもたいへん貴重です。録音に使用された19世紀末の歴史的建造物の響きを程よくひろい、オリジナル楽器ならではのアクション音と、倍音を多く含む端正で小気味よい音色、エネルギッシュな表現をダイナミックに記録した録音が故長岡鉄男氏に激賞されたアルバムです。※ DISC 9、トラック4(ソナタ第32番第1楽章) 6分3秒の右チャンネルに、マスターテープに起因する極僅かな音の欠落がございますが、レーベルとバドゥラ=スコダ氏のご遺族が確認の上、オリジナルのままでのリリースとなります。ご了承ください。(2020/01/24 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A203

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    ベートーヴェン/ボルトラッツィ/フンメル:マンドリン作品集(ラ・ラジョーネ)

    【珍しいベートーヴェン作品ほか、1800年前後のマンドリンのための音楽】1796年、パトロンであったカール・アロイス・フォン・リヒノフスキーと共にプラハを訪れたベートーヴェンは、当地の上級貴族の娘ジョセフィーヌ・クラリー=アルトリンゲンと出会い、アマチュア音楽家として歌とマンドリンを嗜んだ彼女のために、マンドリンとピアノのための作品を何曲も書きました。このうち現在まで伝わるのは4曲。若き日の作であると共にアマチュアのために書かれたこともあって、いずれもベートーヴェンの強い個性は影を潜めた親しみやすく愛らしい作品となっていますが、これもまた大作曲家の一面としてたいへん興味深く聴くことが出来るでしょう。併せて、マンドリンの名手として当時ヨーロッパ各地で演奏活動を行ったイタリアのバルトロメオ・ボルトラッツィによる、華麗な技巧と北イタリアの抒情が楽しめるソナタと、マンドリン協奏曲なども残したフンメルによる堂々たるソナタを収録しています。ナポリのマンドリン奏者ラ・ラジョーネは既に数枚のアルバムをリリースしていますが、ARCANAレーベルでは今回が初めての製作となります。使用しているマンドリンは、ボルトラッツィの生誕地に近いイタリア北部ブレシア地方の名を付けて呼ばれる(あるいはクレモネーゼとも)単弦4本が張られたかなり小型の楽器。よく知られるナポリタン・マンドリンと同様のチューニングによるこの楽器を自在に操り、作品の面白さと、素朴ながら艶やかな楽器の魅力を十二分に伝えています。フォルテピアノのクロセットは古楽器アンサンブル「ラ・ヴァゲッツァ」を主宰しており、アンサンブルやソロでの受賞歴を持つ注目の古楽系鍵盤奏者です。(2020/03/13 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A117

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    ペルゴレージ:ミサ曲 ニ長調/ディグナス・ラウデス・レソネムス(ペーターゼン/フマガッリ/ギスリエーリ合唱団&コンソート/ギスリエーリ管/プランディ)

    2018年の春、新聞や音楽誌を騒がせたペルゴレージの新発見作品「ミサ曲 ニ長調」。およそ300年ぶりに発見されたと話題になりましたが、実際には2016年にすでにジュリオ・プランディの指揮で演奏、録音されていました。畢生の名作「スターバト・マーテル」を書き上げ、結核のため26歳でこの世を去ったペルゴレージは、その短い生涯の間に10曲ほどのオペラとカンタータ、器楽曲などを残しました。死後に人気が出たため、いくつもの偽作が出回りましたが、この作品は1733年から1734年頃に作曲された真作。ヨーロッパ全域の図書館に散らばっていた楽譜を音楽学者たちが継ぎ合わせて再現したものです。アルバムにはもう1曲、ペルゴレージの知られざるモテット「Dignas laudes resonemus」を収録。ペーターゼン、フマガッリら実力派歌手をソリストに据え、2018年に創立15周年を迎えるギスリエーリ合唱団&コンソートが2つの傑作を演奏、ペルゴレージの知られざる側面を明らかにしています。(2018/07/27 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A444

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    ベルナルディ:声楽アンサンブルと室内楽作品集(ヴォーチェス・スアーヴェス/コンチェルト・シロッコ)

    【ヴェローナ出身ザルツブルクで活躍した知られざる作曲家、ベルナルディのレクイエム初録音!】ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂で聖歌隊の楽長を務めたジョヴァンニ・クローチェの作品集(A439)に続き、ヴォーチェス・スアヴェスとコンチェルト・シロッコが私たちを誘うのはザルツブルク。モンテヴェルディと同時代にこの地で活躍した、ヴェローナ出身のステファノ・ベルナルディの作品集です。1628年から34年までの間、彼は新しく建造されたザルツブルク大聖堂の初めての聖歌隊楽長を務め、そのキャリアのピークを迎えていました。彼は特にここに収められたような多声声楽作品と器楽作品の発展の中で、イタリアの新しいスタイルをザルツブルクに根付かせることに大きく貢献し、現在ではこの地の音楽の祖と見なされています。彼の音楽の高い水準を示す証として、今日までザルツブルク大聖堂のアーカイヴに残されている素晴らしい『レクイエム』を挙げることが出来るでしょう。とりわけ強く印象に残るのは「続唱」のパートで、ここには有名なグレゴリオ聖歌「怒りの日」が引用されています。このベルナルディの『レクイエム』とモテットは世界初録音となります。収録作品のうちシンフォニアは器楽合奏によるものですが、全ての声楽作品においても、オルガンのほかサックバットを中心とした合奏が鳴り響き、同時代のヴェネツィア楽派を連想する壮麗な音楽を堪能することができます。モーツァルトより一世紀半前、ビーバーが着任する前のザルツブルクでいかにイタリア流儀の音楽が根づいていったか、この貴重な録音で明らかになるでしょう。ヴォーチェス・スアーヴェス&コンチェルト・シロッコは古楽復興の一大拠点バーゼルで学んだ俊才が集う実力派古楽グループ。近年急速に欧州で注目を集めつつある名団体で、日欧での活躍が目立つ朝吹園子氏の参加も心強いところです。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A470

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    ペレス:死者のための朝の祈り(インヴェルニッツィ/ヴィターレ/ギスリエーリ合唱団&コンソート/プランディ)

    【ナポリ楽派屈指の俊才ならではの隠れた傑作、インヴェルニッツィの美声とともに】ナポリのダヴィデ・ペレスはエマヌエル・バッハやグルックより3歳年上で、オペラの大家として生前絶大な人気を誇り、遠くウィーンにまで名声を轟かせました。後半生はリスボンで王室作曲家として活躍しますが、1754年のリスボン大地震を境にオペラはほぼ継続不能になり一転、宗教曲にその才能の発露をもとめ、ここに聴くようなナポリ楽派のオペラにも通じる傑作教会音楽が世に残りました。ギスリエリ・コンソートによって日の目をみた『死者のための朝の祈り』は、今でいうハロウィンに演奏されていた重要な祈りの音楽。ホルンやファゴットまで動員した豪華な管弦楽が充実した古楽器演奏で響きわたるなか、合唱と独唱を行き来する声楽パートでは名歌手ロベルタ・インヴェルニッツィがあざやかな歌唱を披露。のちにArcanaで同じアンサンブルがリリースすることになるペルゴレージやヨンメッリの録音にも通じる、発見の喜びに満ちた古楽器アルバムとなっています。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A906

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    ヘンデル:組曲と序曲集(コルティ)

    【静かに躍進する新時代の名手コルティならでは! ヘンデル「8つの組曲」全曲録音、併録曲も充実】来日公演の成功を経て、日本でも注目を集める新時代の実力派チェンバロ奏者フランチェスコ・コルティ。ミンコフスキやサヴァールの楽団での頼れる通奏低音奏者としての活動を経て、近年はゼフィーロやイル・ポモ・ドーロなど最前線の古楽器楽団との共演による協奏曲でも実績を上げ、着実に存在感を増しつつあります。ソロ録音でも17世紀のルイ・クープランから、ハイドンのソナタなどチェンバロ芸術爛熟期の音楽まで、広範なレパートリーをその様式感に合わせ精巧に解釈する才人ですが、その充実した経験と冴えわたる音楽性でヘンデルの鍵盤音楽世界と正面から向き合ったアルバムがARCANAから登場。555曲の鍵盤ソナタで知られる同い年のD.スカルラッティと同等の技量を誇ったと伝わり、後年はオラトリオ上演の幕間で自らオルガン協奏曲の独奏も務めた「名演奏家としてのヘンデル」が、いかにチェンバロを使いこなし時流に乗った音楽を書いていたか、自然体でありながら隅々まで神経の行き届いた演奏でじっくり味わえます。「調子の良い鍛冶屋」の綽名で知られる変奏曲など、単独でも愛奏されてきた楽章を含む1720年の有名な『8つの組曲』の新たな画期的全曲録音であるだけでなく、ヘンデル自筆の鍵盤楽譜が残るオペラ序曲と、同時代ベイブルの編曲作品も演奏、他分野の音楽との連続性を示す構成も絶妙です。ALPHAでも活躍するエンジニア吉田研が、18世紀ドイツ・モデルの楽器から引き出される美音の佇まいをごく自然に捉えているのも見事です。演奏者自身およびヘンデル研究家デイヴィッド・ヴィッカーズによる最新研究を踏まえたライナー解説(国内仕様は翻訳付)も充実しています。(2022/03/11 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A499

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    マーロック/リンデ/フォンティン/リオンティリス/ティエンスー:アフェクト・イズ・ノー・クライム - 古楽器によるニュー・ミュージック(ヨーロッパ・リトロヴァータ)

    【古楽器の響きを生かす現代音楽を集めた、聴き応えあるアルバム】古楽器ならではの音色にイマジネーションを掻き立てられる作曲家は多く、クラシカルな作品に囚われない演奏も近年は増えています。エウローパ・リトロヴァータはそういった、同時代の作曲家たちとのコラボレートで古楽器を演奏するブリュッセルのグループ。彼らの活動の先駆けともいえるフィンランドのハープシコード奏者ティエンスーの作品をはじめ、フルートとリコーダーの巨匠リンデの作品、カナダのモーロック、ベルギーのフォンテインといった女流作曲家、ギリシャの若手リオンティリスなどによる多彩な作品を収録しています。トラヴェルソ(バロック・フルート)の重音やフラッタータンギング、ハープシコードの内部奏法や肘弾き、ガンバのフラジオレットやボディパーカッション、コル・レーニョなど特殊奏法のほか、効果的な反響音なども駆使したサウンドはたいへん面白く、いずれも前衛作品ながら非常に興味深く聴くことが出来ます。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A116