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スペイン・クラシックス

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    パロモ:シンフォニア・コルドバ/フルゴレス(ガルシア・ロペス/バルデラマ/リバ/アギーレ/カスティーリャ・イ・レオン響/ロペス=コボス)

    現代のスペインで最も高名な作曲家の一人、ロレンソ・パロモ。彼はホアキン・トゥリーナの後継者としてスペインの民族要素を取り入れた管弦楽曲やギター曲を数多く作曲、その作品は多くの人から愛されています。この「シンフォニア・コルドバ」はスペイン、アンダルシア州の長い歴史を持つ都市コルドバの風景が映し出された作品。2015年にコルドバ大劇場で初演された歌を伴う抒情的な曲です。第1楽章ではコルドバの大聖堂に向かう道行が描かれており、ギターの伴奏を伴う美しい歌も聴こえてきます。第2楽章では街を流れるグアダルキビール川の周辺の風景、第3楽章では5月に開催される「春を祝う祭り」でにぎわう街の風景が描かれています。「フルゴレス」は名指揮者ファエル・フリューベック・デ・ブルゴスのために書かれた曲。2011年にブルゴスが初演を担っています。ギターとヴァイオリンが激しい応酬を繰り返す中、オーケストラが控え目に割って入り、すぐに豊かな対話が始まり、最後は祝祭的な雰囲気で終わる楽しい曲です。スペインを代表する名手、ロペス=コボスの情熱的な演奏が曲を盛り立てています。(2018/02/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573326

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    トゥリーナ:ピアノ作品集 13 - サンルーカル・デ・バラメダ/トリロジア/聖母マリアの7つの悲しみ(マソ)

    セビーリャ生まれのトゥリーナは、1905年から1914年まで留学したパリで洗練された作風を身に着けると同時に、印象主義の音楽から強い影響を受けました。そのためにアルベニスから「もっとスペイン人としての自覚を持つように」と諭されたというエピソードもあるほど、留学時には国籍不詳の作品を書いていました。しかし、1914年に帰国してからはアンダルシア民謡を取り入れた情熱的な作品を発表、このアルバムに収録された「サンルーカル・デ・バラメダ」はその中でも傑作の一つとされています。アンダルシア地方のグァダルキビル川の河口近くにある魅力的な沿岸都市の風景が描写されており「絵のようなソナタ」と題されていますが、音楽はそれ以上に雄弁であり、また複雑な構造を持っています。「三部作」には幼くして亡くなったトゥリーナの娘への思いが秘められており、未完に終わった「聖母マリアの7つの痛み」は祈りの音楽です。ホルディ・マソによるトゥリーナのピアノ作品全集はこの第13集で完結となります。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573677

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    アルベニス:ピアノ作品集 8 - マリョルカ島/ピアノ・ソナタ第4番/スペイン狂詩曲(ピアノ版)(ライス)

    幼い頃から音楽の才能を発揮し“神童”と呼ばれたアルベニス。4歳で既に聴衆の前でピアノを演奏「10歳の時には世界を冒険旅行した」など多くの逸話を持つとされていますが、実はこれらは全て作り話。実際にはライプツィヒ音楽院からブリュッセル王立音楽院に進学し研鑽を積みました。20歳を過ぎた頃に、当時の教師ペドレルからスペイン音楽の作曲を勧められ、サロン風の雰囲気の中に、スペインの民族音楽の要素を取り入れたロマンティックな曲を発表。以降は作風を発展させながら数多くの作品を書き上げました。このアルバムでは1880年代に書かれた初期の作品を収録。彼が敬愛していたショパンやリストの影響を感じさせる技巧的な曲が並びます。(2017/12/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573779

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    ブランカフォート:歌曲全集 1 (アラス・イ・ホーベ/ビリャルバ)

    カタロニア出身の作曲家ブランカフォート。バルセロナ近郊の温泉街にあった生家は有名なホテルを営んでおり、数多くの知識人や政治家が訪れ、いつも賑わっていました。更に、技術革新に興味のあった父親はピアノ・ロールを生産する工場を設立、ブランカフォートはここで父から音楽を学び、作曲家としての足掛かりを掴みました。1914年、ブランカフォートはモンポウに出会い、強い影響を受けパリへと出発。ロマン派の重い響きを拒否した簡潔で親密な音楽は、フランスの聴衆にも暖かく受け入れられましたが、家庭の事情で結局はバルセロナに戻り、カタロニアの伝統音楽を取り入れた瑞々しい作品を多く書き残しました。この歌曲集も、フランスとスペインの雰囲気が融合したユニークな作品です。(2017/09/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579012

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    ロマーン:時代/ディエジェシス/3つのフランス絵画/ゾートロピアス/バルトークへのオマージュ/ノットゥルノ(トリオ・アルボス/サンス/クノール)

    スペインで活躍する作曲家アレハンドロ・ロマンの作品集。その作品はジャズとポピュラー音楽の両方の影響を受けており、このアルバムの作品にもその特徴が良く表れています。古代ギリシア語"エポケー(停止、保留などの意味を持つ言葉)"に由来する「エポエ」は印象派風の柔らかく流麗な旋律を持つ曲。「フランス風の3つの絵」はドビュッシーへのオマージュであり、作曲家の美に対する意識を音にした作品です。やはり古代ギリシャの言葉からインスパイアされた「Di?gesis」、無限に動く図形を表現した「Zootrop?as」、など抽象的な言葉を巧みに音にした美しい音楽集です。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579007

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    パウス:ヴィオラ作品集 - マデラ・オカーソ/コバルト・アスール、エン・トランシート/エレジア・プリメーラ、ラ・デリーバ(ゴトリボヴィチ/カタルーニャ室内管/パミエス)

    スペインの作曲家ラモン・パウス(1956-)は映画音楽や劇場音楽など幅広い分野で成功を収めています。このアルバムには3つのヴィオラのための作品が収録されていますが、冒頭の「森の日の入り」は、2013年に「コバルト・ブルー」の初演者としてパウスの家を訪れたヴィオラ奏者ゴトゥリボヴィチと、パウスの友人のピアニスト、フェルナンデスを共演させるために書かれた作品。2人の奏者の親密な対話が刻々と変化していく30分に及ぶ大作です。「コバルト・ブルー」はヴィオラのモノローグで幕を開け、オーケストラが引継ぎ、時にはジャズ風のインプロヴィゼーションにも似た旋律が現れるなど、ドラマティックな内容を持つ曲です。最後の「エレジー」はパウスの友人で、リセウ劇場管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者を務めていたエディト・マレツキの追悼として書かれた悲痛な曲。若くして亡くなった彼女を悼むかのように、柔らかい響きの合唱と鐘の音で彩られた美しく幻想的な雰囲気を持っています。(2016/12/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573602

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    ロドリーゴ:ヴァイオリンを伴う室内楽作品集(レオン/ヴィノクール/ルーケ)

    名作「アランフェス協奏曲」で知られるロドリーゴ(1901-1999)。ギター作品の作曲家と思われがちですが、実は彼は優れたピアニストでもあったため、ピアノ曲や室内楽作品も数多く作曲しています。200曲以上もあるその作品の中では、ヴァイオリン曲はあまり多くありませんが、どの曲にも強い叙情性と独創性が満ち溢れています。「おしゃれな」といった意味を持つ「ピンパンテ」と名付けられたソナタは、作曲家の義理の息子であるセルクル・ゴロワーズに捧げられた曲で、第2楽章のアダージョは熱烈なラテンのリズムを持つ中間部が印象的。民俗風のメロディが美しい「バレンシアの7つの歌」は多彩なメロディが次々と現れる楽しい曲。無伴奏で奏される「カプリッチョ」はサラサーテの生誕100年を祝して作曲された躍動的な小品。ギターとの二重奏「暁へのセレナード」はギターの妙技もたっぷり楽しめます。ロドリーゴ初期の作品「2つのスケッチ」の第1曲は、噴水の水の煌きがそのまま反映された前奏に導かれ、少女の恋心が切々と歌われます。第2曲目は活発なダンス。スペインのヴァイオリニスト、サルバトール・ジョセフィーナに捧げられた「ルーマニアーナ」も同じく情熱的なダンスです。トゥリーナ(8.570402)、モンサルバーチェ(8.572621)でその演奏が絶賛されたスペイン、カナリー諸島出身のヴァイオリニスト、エバ・レオンの演奏です。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572648

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    トゥリーナ:ピアノ作品集 12 - 私の小さなコーナーへの思い出/売られた猫/クリスマス/頭蓋骨のキリスト(マソ)

    1882年セビリアに生まれたピアニス卜、作曲家トゥリーナ(1882-1949)。20世紀スペインを代表する音楽家の一人であり、スペインの民族音楽を取り入れた作風で管弦楽から舞台音楽、室内楽、器楽曲、歌曲までと多彩な作品を数多く書き上げました。10年以上の長きに渡って継続中のホルディ・マソによるトゥリーナのピアノ作品全集は、このアルバムを含め、あと2枚で完結となりますが、ここに収録されている作品はどれもちょっと不可解なもので、当アルバムに解説を寄せている批評家フスト・ロメロも「最初は理解不能だった」と告白しているほどです。冒頭の「私の小さなコーナーへの思い出」もタイトルからしてよくわかりませんが、実はこの曲、トゥリーナの気晴らしとして作られた「色々な作品からのオマージュ」なのです。自筆のスコアには、彼の友人や小さな個人的な出来事にまつわる数多くの注意事項が、イタリック体で書き込まれているという、エルガーの「工ニグマ」のような作品と言えばよいのかもしれません。他の3つの作品は、どれも彼が敬愛していたスペインの詩人グスタボ・アドルフォ・ベッケル(1836-1870)の詩からインスピレーションを受けて書かれており、ベッケルが描こうとした愛の歓喜や苦悩、孤独などが、丁寧に音楽に移し変えられています。例えば「頭蓋骨のキリスト像」は一人の女性を巡って「頭蓋骨のキリスト像」の前で決闘を始めようとしたアロンソとロぺ。しかし銅像の不思議な力で決闘を回避できたという結末の極めて描写的であり、楽しい作品です。(2016/10/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573539

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    ロドリーゴ:ギター伴奏による歌曲集(フェッレーロ/ソシアス)

    憂愁に満ちた「アランフェス協奏曲」で知られるスペインの大作曲家ロドリーゴ(1901-1999)。セゴビアやロメロなど数多くの名ギタリストたちからの委嘱作品を作曲し、ギター音楽の普及に貢献した彼ですが、実はギターよりもピアノが得意だったことはあまり知られていません。このアルバムに収録された彼のキャリアの60年ほどに渡って作曲された美しい歌曲も、そのほとんどはピアノで伴奏するように書かれています。今回のプロジェクトでは、ロドリーゴの娘セシリアの許諾を得て、そのピアノ伴奏が全てギター伴奏に編曲が施されています。それはまるで最初からギターのために作られたもののようなのには驚くばかり。もちろんもともとギター伴奏の作品も僅かながらあり、こちらは驚くほど手の込んだ伴奏が付けられた表現力豊かな曲となっています。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573548

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    イトゥラルデ:サクソフォンとピアノのための作品全集(ヒメネス/ドラングル/オカーニャ)

    スペインのナバーラ州ファルセフに生まれたイトゥラルデ(1929-)。父親からサックスを学び、17歳で既に自身の楽団を持っていたというほどの名手であった彼の最大の功績は、ジャズとフラメンコを融合したことにあるのではないでしょうか。このアルバムは、イトゥラルデへのオマージュとして製作されたもので、彼の音楽をもう一度洗い出し、新たな「演奏会用ヴァージョン」を創り上げることで、作品に普遍性を持たせています。イトゥラルデの最も知られる作品はなんと言っても「ハンガリー舞曲」。このアルバムでは2台のサックスが魅惑的、かつ妖艶に絡み合いながら、挑発的なカデンツァでとなだれ込んでいくという面白い編曲になっています、。他の作品もそれぞれジャズのイディオムや、ギリシャの民俗音楽などそれぞれ固有の雰囲気が生かされた興味深いもの。1970年代にギリシャで過ごしたイトゥラルデの新鮮な体験が反映された「ヘレニカ組曲」や、カタロニアのジャズ・ピアニスト、テモ・モントリューのために書かれた、憂鬱な面持ちのピアノ・ソロによる「ジャズ・ワルツ」、彼の面目躍如たるフラメンコ風のソロンゴ・ヒターノなど、聴いているだけでぞくぞくするような強い訴求を持つ音楽です。(2016/04/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573429