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2025/06/05
「心と指が完全に一致し、どんな音楽でも自在に操ることができる真の音楽家」
(英『Gramophone』誌)、田所光之マルセル、CDデビュー。
リストも羨むほどのテクニックを持ち、「ロシア・ピアノ楽派」の礎を築いた
ヘンゼルトのエチュード全集!
(曲目) アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889): 12の性格的練習曲 Op. 2 1. 第1番 ニ短調 嵐よ、おまえは私を打ちのめすことはできまい! 2. 第2番 変ニ長調 私のことを時に思い出してください、 私はいつもあなたのことを思っています! 3. 第3番 ロ短調 私の願いを叶えてほしい! 4. 第4番 変ロ長調 二重唱 ― 愛の安らぎ 5. 第5番 嬰ハ短調 嵐の人生 6. 第6番 嬰ヘ長調 私が鳥なら、 おまえのところに飛んで行くのに! 7. 第7番 ニ長調 そう、青春は黄金の翼をもっている! 8. 第8番 変ホ短調 おまえは私を魅惑し、操り、 そうして水底へ引き込んで行く! 9. 第9番 ヘ長調 恋愛の青春、至福の時、ああ、おまえは逃げ去って行く! それでも思い出は残る 10. 第10番 ホ短調 小川が海に広がるように、愛しい人よ、 私の心はおまえを待ち焦がれている 11. 第11番 変ホ長調 眠っているのか?、我が生命よ 12. 第12番 変ロ短調 数多のため息と追憶、不安に苛まれ、 ああ!私の心は波打っている 12のサロン用練習曲 Op. 5 13. 第1番 ハ短調 英雄 14. 第2番 ト長調 15. 第3番 イ短調 魔女の踊り 16. 第4番 ホ長調 アヴェ・マリア 17. 第5番 嬰へ短調 失われた祖国 18. 第6番 変イ長調 嵐の後の感謝の歌 19. 第7番 ハ長調 妖精の輪舞 20. 第8番 ト短調 合唱リフレイン付きのロマンス 21. 第9番 イ長調 22. 第10番 ヘ短調 飛び去りし幸福 23. 第11番 ロ長調 愛の歌 24. 第12番 嬰ト短調 亡霊の夜行 25. 練習曲 イ短調 26. 牧童の別れの言葉(ゴンドラ) Op. 13 No. 2 田所光之マルセル(ピアノ) 録音:2024年9月24-26日 イギリス、ワイヤーストーン・コンサート・ホール
ドイツ出身でありながらロシアに渡り、のちに「ロシア・ピアノ楽派の礎を築いた存在」として知られるアドルフ・フォン・ヘンゼルト。その比類なき技巧はリストにさえ羨まれ、彼の孫弟子にあたるラフマニノフも「最も影響を受けたピアニスト」としてその名を挙げています。 私がヘンゼルトの存在を知ったのは、作品2の6(通称「鳥のエチュード」)のラフマニノフによる録音を聴いたときでした。そのあまりの魅力に、すぐに楽譜を探しに行ったことを今でもよく覚えています。 このエチュード集の最大の魅力は、まるで鍵盤の上を飛翔するような広いインターバルを要する超絶技巧と、ドイツ・ロマン派に特有の内省的かつ詩的な音楽性との融合にあります。作品の多くには詩のようなタイトルが添えられ、内面の感情を静かに語りかけるものから、鳥や海、嵐などの自然を描写する標題音楽的要素を感じさせるものまで、その表現は実に多彩です。そして何より、超絶技巧と詩的な音楽性が高次元で融合した本作は、彼の作品群の中でもひときわ異彩を放つ、唯一無二の存在であり、まさにヘンゼルトの最高傑作と呼ぶにふさわしいものだと確信しています。 このたびの録音を通して、ヘンゼルトの作品が持つ豊かな魅力を、より多くの方にお届けできることを心から願っています。 ——田所光之マルセル
田所光之マルセル 日本人の父とフランス人の母の間に生まれ、多様な文化の中で幼少期を過ごす。 8歳よりピアノをはじめ、名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業後、パリ国立高等音楽院に満場一致の首席で入学。ジャン=フランソワ・エッセール、フローラン・ボファール両氏のもとで学んで同音楽院ピアノ科を卒業し、続いて同音楽院の修士課程を修了。その後、パリのエコール・ノルマル音楽院に奨学生として入学。レナ・シェレシェフスカヤ氏のもとでさらに自らの音楽に磨きをかけた。 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで審査員長特別賞、サンタンデール国際コンクールで第3位を受賞するなど、数多くのコンクールで受賞を果たした。 ほかにもオリヴィエ・ガルドン、マルク・ラフォレ、エフゲニー・ボジャノフ、海老彰子、長野量雄、田島三保子、鈴木彩香の各氏からも教えを受け、田所は自身の音楽をより一層厚みのあるものにしている。日本と欧米各国でソロ、室内楽、オーケストラとの共演を続けている。 公演情報 |
2025/06/02
第12回浜松国際ピアノコンクールで日本人初の優勝者となった
鈴木愛美がデビュー・アルバムをワールド・リリース!
鈴木愛美/ピアノ・リサイタル バッハ、ハイドン、シューベルト、シマノフスキ
鈴木 愛美 (ピアノ) 2024年11月、第12回浜松国際ピアノコンクール(小川典子審査委員長)にて日本人初となる第1位、および室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞を受賞。 2023年、第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)、第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞を受賞。 これまでに、東響、東フィル、日本フィル、セントラル愛知、関西フィル、東京シティ・フィル等と共演。今後、札響、群響、新日本フィル、日本フィル、静響、アンサンブル金沢、名古屋フィル、京響、大阪フィル、日本センチュリー、広響等と共演予定。 2002年大阪府生まれ。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席で卒業。現在、東京音楽大学大学院修士課程に特別特待奨学生として在学中。これまでに、稲垣千賀子、佐藤美秋、石井理恵、仲田みずほ、橘高昌男、高田匡隆、石井克典の各氏に師事。
浜松国際ピアノコンクール 浜松国際ピアノコンクールは、1991年に浜松市制80周年を記念して、楽器と音楽のまちとしての歴史と伝統を誇るにふさわしい国際的文化事業としてスタートし、以後3年毎に開催する。 世界を目指している多くの若いピアニストに日頃の研鑽の成果を披露する場の提供と彼らの育成、世界の音楽文化の振興、国際交流の推進を目的とする。 第12回浜松国際ピアノコンクール 開催期間:2024年11月8日~24日 会場:アクトシティ浜松 審査委員 小川典子(日本) オルテンス・カルティエ=ブレッソン(フランス) ダン・タイ・ソン(ベトナム) ポール・ヒューズ(イギリス) ペーテル・ヤブロンスキー(スウェーデン) 児玉 桃(日本) エヴァ・クピーク(ポーランド) ペジャ・ムジイェビッチ(アメリカ) ロナン・オホラ(イギリス) イリヤ・ラシュコフスキー(ロシア) 迫 昭嘉(日本) 入賞者 第1位(室内楽賞・聴衆賞) 鈴木愛美 第2 位 ヨナス・アウミラー 第3 位 小林海都 第4 位 JJ ジュン・リ・ブイ 第5 位 コルクマズ・ジャン・サーラム 第6 位(日本人作品最優秀演奏賞) ロバート・ビリー 奨励賞 ヴァレール・ビュルノン |
2024/06/24
2021年ゲーテ・メダルを受賞。
世界がますます注目する細川俊夫の管弦楽作品第4集!
細川俊夫(1955-):管弦楽作品集 第4集
1. オーケストラのための「さくら」(2021)*
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2023/10/06
パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナー交響曲第8番を再録音!
●来日公演情報
アントン・ブルックナー(1824-1896):
【パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナー交響曲第8番を再録音!】 |
2023/09/26
バイエルン国立管弦楽団創立500周年記念!
カルロス・クライバーが指揮したベートーヴェン交響曲
ライヴ録音のLPが復活!
ベートーヴェン:交響曲第4番、第6番、第7番
「ここでカルロス火を吹いた」のキャッチコピーと共にLP末期にORFEOから登場したクライバーのベートーヴェン第4番は大きな話題となりました。当時、クラシック音楽通の間でベートーヴェンの交響曲第4番は、シューマンの言葉を引用して「北欧神話の二人の巨人(第3番と第5番)にはさまれたギリシャの乙女」のイメージで語られることが多かったのですが、クライバーが聴かせた第4番の演奏は強烈な推進力とはち切れんばかりの躍動感で息もつかせぬ演奏となっていて、曲のイメージを一新してしまうほどの力がありましたまた、クライバーの指揮に同化して渾身の演奏を展開するバイエルン国立管弦楽団も強烈な印象を残しました。その後、同じ日の音源から第7番がリリースされ、更に別の日に収録された第6番も登場し、いずれもロングセラーとなっています。
ORFEOでは、2023年がバイエルン国立管弦楽団の500周年にあたることから、2015年にLPのセットでリリースした際のマスターを使って再生産。広瀬大介氏による原盤解説日本語訳を添付してお届けいたします。
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2023/09/01
ズービン・メータ、初のベートーヴェン交響曲全集!
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲全集
【メータ初のベートーヴェン交響曲全集が遂に登場!】 |
2023/06/21
今月の注目新譜(2023年6月20日発売 音楽之友社 レコード芸術2023年7月号 掲載広告)
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2023/05/19
今月の注目新譜(2023年5月20日発売 音楽之友社 レコード芸術2023年6月号 掲載広告)
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2023/04/21
今月の注目新譜(2023年4月20日発売 音楽之友社 レコード芸術2023年5月号 掲載広告)
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2023/03/20
今月の注目新譜(2023年3月20日発売 音楽之友社 レコード芸術2023年4月号 掲載広告)
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