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New Releases - 2012年08月 発売タイトル

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    マックスウェル・デイヴィス:交響曲第3番/クロス・レーン・フェア(BBCフィル/マックスウェル・デイヴィス)

    様々な要素をたくさん詰めたマックスウェル・デイヴィス(1924-)の作品は、熱狂的なファンを多く生み出していますが、この交響曲第3番と、クロス・レーン・フェアは、まさに「カオス的な美しさ」に満ち溢れた作品といえるでしょう。交響曲第3番はルネサンス建築にも似た構造を持ち、静謐な中世の聖歌と、劇的な感情が交錯する中に漂う幻影と鳥の声、激しい波が打ち寄せる海岸の風景などが見え隠れします。聴き手は自由な幻想を巡らせ、音の流れに身を任せるばかり。「クロス~」は、作曲家が子ども時代に訪れた遊園地の思い出に触発された作品で、アイルランドの伝統楽器と室内オーケストラのための小粋な曲です。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572350

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    C.P.E. バッハ:鍵盤のためのソナタ集「プロイセン・ソナタ」 Wq. 48 (アレクサンダー=マックス)

    J.S.バッハとマリア・バルバラの間に二男として生まれたカール・フィリップ・エマヌエル。彼は父の音楽よりも、テレマンの様式を色濃く受け継ぎ、複雑な対位法を駆使することよりも、旋律とハーモニーを生かした音楽を追求し、その作風は直接ハイドンやベートーヴェンに影響を与えたことで知られています。彼は20代の半ばからプロイセン王国の皇太子であるフリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の宮廷でチェンバロ奏者として仕え、王の即位とともに、宮廷楽団員となり、ヨーロッパ全土で名前が知られるほどの有名な演奏家となりました。このアルバムに収録されているのは、フリードリヒ大王に献呈されたソナタ集であり、彼がいかに「先見の明」を持っていたかがつぶさにわかるものとなっています。整った形式の中に溢れる創意工夫、そして自由自在な楽想と色彩感溢れる和声は、確かに後世の作曲家たちの良き見本であり、また孤高の世界を樹立したと言えるでしょう。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572674

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    マイール:オラトリオ「サムエーレ」(A.L. ブラウン/ベルンハルト/トロスト/ハマン/インゴルシュタット・グルジア室内管/ハウク)

    すでにNAXOSではおなじみの作曲家、ジモン(シモーネ)・マイール(1763-1845)の感動的なオラトリオです。サムエルは旧約聖書に登場するユダヤの預言者で、ヘブライ語で「彼の名は神」の意を持つ名前です。長きに渡って待ち望まれた子サムエル。母は神に感謝し、彼を司祭エリに仕えさせます。行い正しきサムエルはやがて神の声を聴き、「予言者」として認められ、宗教的指導者として讃えられます。このオラトリオは第1部で彼の誕生を描き、第2部で神の声を聞くまでを描き出します。この作品は、マイールの友人でもあったピエトロ・モラ(1755-1829)が大司教に就任した祝いとして書かれたもので、モラを偉大なるサムエルになぞらえることで、マイールの心からの献辞としたのでしょう。台本を書いたのはドニゼッティやヴェルディとも親交があったメレッリ(スカラ座の支配人としても知られる)で、彼はマイールの弟子でもありました。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572721-22

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    コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」/ガランタ舞曲/ドホナーニ:コンツェルトシュテュック(シュタルケル/シアトル響/シュワルツ)

    コダーイ(1882-1967)の「ハーリ・ヤーノシュ」は本来は劇音楽として書かれた作品です。もともとはハンガリーの詩人ガライ・ヤーノシュの「Az obsitos(兵士の休日・・・カールマンもこの題材でオペレッタを作曲)」に登場する荒唐無稽な話を語る“自称”冒険家の物語で、これを元にパウリニとハルシャーニが台本を書き、コダーイが音楽を担当、「5つの冒険」というジンクシュピールができたもので、この中から6曲を抜粋したものが、現在演奏されるこの「ハーリ・ヤーノシュ組曲」というわけです。曲ごとに使用する楽器が異なり、ハンガリーの民族楽器ツィンバロンまで登場するという楽しいもので、聴いているだけで夢心地になれそうな想像力に富んだ音楽です。ブダペスト・フィルハーモニック協会80周年記念のために書かれた「ガランタ組曲」も心躍る舞曲です。同時収録のドホナーニ(1877-1960)のチェロ協奏曲は、単一楽章でありながらも、本格的な協奏曲であり、抒情的で美しいメロディに満ちた聴きごたえのある名作。名手シュタルケルの納得の演奏が花を添えています。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572749

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    ブゾーニ:喜劇序曲/ロンド・アルレッキネスコ/クラリネット・コンチェルティーノ/ディヴェルティメント/踊りのワルツ(ローマ響/ヴェッキア)

    イタリアで生まれ、ドイツを中心に活躍したピアニスト、作曲家、そして音楽教師ブゾーニ(1866-1924)。彼は音楽学者としても名高く、当時の音楽の潮流を的確に把握し、「新古典主義」を提唱したり、音楽の未来像として、微分音や初期の電子音楽までをも手中に収めた人でした(実際には作曲していませんが)。そんな彼ですから、作風も非常に幅広いのですが、ここでは彼の作品の中でもとりわけ「古典主義」に拠るものをご紹介いたします。明快な「喜劇序曲」や、モーツァルト的な清明さを湛えた単一楽章の「クラリネット協奏曲」、J.シュトラウス2世を思わせる楽しさと、世紀末特有の重苦しさを持ち併せた「踊りのワルツ」、などなどウィットに富んだ作品が並びます。イタリア物を振らせたらピカイチのラ・ヴェッキアの才気渙発な指揮でお楽しみください。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572922

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    チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」(ハイライト)(スロヴァキア・フィル/モグレリア)

    本来は3時間もの長編であるチャイコフスキー(1840-1893)の名作バレエ。ここから聴きどころを抜粋するというのは、なかなか至難の業ですが、このアルバムはうまく名曲を抽出。この作品のテーマである「善の力と悪の力の葛藤」にはあまり触れることなく、オーロラ姫の誕生と結婚の場面を中心とした美しい流れを作り出すことに成功しています。夢のように美しい音楽は、きっと誰もが胸の奥にしまってある大切な小箱を開ける鍵となるに違いありません。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572931