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New Releases - 2021年01月 発売タイトル

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    ミスター・ミブラー - ロング・ジャーニー

    シンガーソングライターのトム・ヘル、ギターのヨルン・ラクネスとエレクトロニクスのヴィーザル・イ・エルスフィヨルドによる3人組Mr. Mibbler。ノルウェーで多くのプロデューサーやミュージシャンから絶賛され「三銃士」の異名を取る彼らのアルバム。自然音や人工音(コロナ禍を話題にした日本のラジオも)など様々なサンプリング音源を加工し、ゆったりとしたギターやシンセサイザーのフレーズを合わせ、さらに緊張感のあるエフェクトをかけて、曲想は緩やかなのに独特のテンションが掛かっているという、個性的な音を作り上げています。(2021/01/29 発売)

    レーベル名:NXN Recordings
    カタログ番号:NXN4002

  • ロンベルク: ヴァイオリン協奏曲集

    【没後200年、古楽器名手たちが解き明かすA.ロンベルクの貴重な協奏曲!】「知られざる昔日の巨匠」の世界に当時の楽器と奏法で触れることの出来る一枚。バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ俊才たちが集うカプリッチョ・バロック・オーケストラは、ベートーヴェンやその世代の音楽の発掘に余念がありませんが、現代楽器でさえ録音の少ないアンドレアス・ロンベルクの協奏曲群を初期から後期までバランスよく収めたこの新録音は、その意味できわめて貴重といえます。ラインハルト・ゲーベル門下の才人シラノシアンの惚れ惚れするようなガット弦演奏とともに、ベートーヴェンの3歳年上で天才少年としてデビューしたこの作曲家の音世界を堪能することの出来るアルバム。古典派流儀のしっかりした曲構成のなか、トランペットなしティンパニありの編成のために綴られたオーケストラ・パートが充実した音響で「生のままの200年前」に聴き手を誘う3曲。ロマン派にぐっと近づく世代の音楽らしい緩急自在で劇的な展開が、古楽器演奏のコントラストでひときわ映える聴きどころの連続です。cpoにいくつか録音のある、いとこのチェロ奏者=作曲家ベルンハルト・ロンベルクとともに、ベートーヴェン・イヤーを経て今こそ知りたくなる音世界が詰まっています。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA452

  • 暴君の愛~英国バロックの舞台音楽に現れる暴君たち(アンサンブル・レ・シュルプリーズ/カンブーラ)

    【英国の劇場で描かれた暴君たち。パーセルを中心に。】「疫病、飢饉、宗教にかかわる内戦、あるいは対外戦争……17世紀の英国がこのうえなく動乱に満ていたからこそ、人々は他の時代よりいっそう強く精力的に、輝きにみちた演劇空間をつくりだそうと意欲を燃やしたのでした」――そう語るアンサンブル主宰者ルイ=ノエル・べスティオン・ド・カンブラ。彼らフランス語圏の古楽奏者たちは、整然とした折り目正しさに貫かれた理知的英国文化のイメージを越えた、躍動感あふれる17世紀の生々しい英国音楽の素顔をあざやかに甦らせてきましたが、ここにまたひとつエキサイティングな新録音が登場しました。テーマは『暴君の愛』。古代神話や中世伝説、悪漢小説などに登場する暴君・猛女たちが、いかに英国の舞台を賑わせ、人間味に満ちた恋物語を劇場に現出せしめていたか、17世紀の英国人作曲家たちの思いがけない付随音楽を通じて炙り出す充実のプログラム。天才パーセルの名品が大部分を占めながらも、その大先輩ブロウや人気作曲家エックルズら同時代の他の作曲家たちの演目もそれぞれに聴きごたえある逸品ばかり。随所で打楽器がアクセントを添えるスリリングな音楽作りもさることながら、パーリー・オヴ・ザ・インストゥルメンツの主宰者でもある音楽学者ピーター・ホルマンの充実した解題を通じて選曲の妙が解き明かされる解説も貴重。1枚のアルバムを通じて昔日文化の一端を味わい深く伝えようとする意欲にみちた、Alphaならではの充実盤に仕上がっています。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA663

  • HAYDN2032 第9集 第15、35、45番

    【交響曲全曲録音第9巻!「別れ」をテーマにした厳選3曲、ピオーが歌うハイドン晩年の稀少声楽曲入り】イタリアの古楽器合奏団イル・ジャルディーノ・アルモニコを主宰するジョヴァンニ・アントニーニが、この団体とバーゼル室内管弦楽団を指揮して進める交響曲全曲録音シリーズHAYDN2032。作曲家の生誕300周年までの完成をめざし名演が次々現れるプロジェクトですが、今回新たに登場する第9弾のテーマは「別れ」。旅立ちや人生の転機が何かしら作品成立の背景にあった3曲の交響曲のうち、中軸を占めるのはやはり「告別」の綽名で知られる第45番……疾風怒濤期特有のスリリングな短調展開がクライマックスに達したところで突如ゆったり始まる各楽器のソロ部分は、名手揃いのこの楽団だからこその頼もしさで、最後まで聴きどころに事欠かない精妙解釈を味わえます。エステルハージ宮廷楽団着任後まもなく書かれた第15番、ニコラウス侯の人生に大きな影響を及ぼした旅からの帰還を祝う第35番も、それぞれダイナミックかつスタイリッシュな逸品。最後の交響曲第104番とともに、ハイドンのロンドン滞在の末尾を飾った演奏会で披露された独唱曲は、贅沢にも名歌手ピオーの歌で聴くことができます。発見に満ちた77分あまりを彩る、最新の研究成果が反映された解説も充実の内容です。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA684

  • モーツァルト他 オーボエ四重奏曲集

    【厳選された歴史的オーボエ5本が甦らせる、「作曲当時の興奮」!】弦楽三重奏にオーボエがひとつ加わるオーボエ四重奏曲といえば、まずモーツァルトの作品が思い浮かぶところ。実はこの曲種、古典派から初期ロマン派の時代にかけて意外に多くの作例が生まれていました。歴史の谷間に埋もれて忘れられていったそれらの中には、作曲家たちが知っていた当時の楽器で演奏されてこそ、本来の真価を発揮するものが少なくありません。歴史的オーボエの探求に余念がないベルナルディーニはここで、欧州各地に残る18-19世紀製のオリジナル古楽器に着目。厳選されたプログラムで、モーツァルト前後の時代に生み出されたオーボエ四重奏曲の素顔に迫りました。オリジナル楽器ならではの古雅な響きを最大限に生かしながら、古典派らしい流麗な旋律を吹きこなしてゆく彼のまわりには、娘チェチーリア・ベルナルディーニとそのパートナーのファン・デン・ミュンクホフ、ヴィオラのジモーネ・ヤンドルら逸材が揃い、弦楽器や弓も当時のオリジナルを中心に使用されています。ドレスデンの名高いチェロ奏者ドッツァウアーやブダペストのドルシェツキーなど、既存録音がきわめて少ない重要作曲家の作品も見過ごせません。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A482

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    プーランク/ラヴェル/シューベルト/ヴォルフ:声楽作品集(郵便はがき)(ハルシャーニ/ラングート/ラコトアリヴォニー/ブネル)

    【オルセー美術館が主宰する若き音楽家たちの育成、発表の場】毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。2020年も困難な状況の中、4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフやシューベルトまで様々な歌曲で素晴らしい演奏を披露しました。いずれも将来を嘱望される若き歌手たちの歌声をお楽しみください。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:B Records
    カタログ番号:LBM030

  • 『aer~大気』

    【楽器と時空を超えた、現代と古楽のアンビエントな交錯】中世にもキリスト教の流入がやや遅れて進んだバルト海周辺国のなかでもフィンランドは、ゲルマン系の北欧神話とは違った文化背景を持ち、スウェーデン領時代とロシア領時代に複雑な歴史をたどった国。ジャズが早くから定着し、前衛音楽でもユニークな活況が続くこの国にあって、古楽や古楽器に独特なスタイルでコミットしてきたのが、このアルバムのトリオ・ペルトマー・フラーニェ・ペルコラです。中心にいるのはオランダ出身で北欧のプレイヤーとも共演が多く、ECMやWinter&Winterのような越境系レーベルでも活躍してきた作曲家=ピアニスト、ハルメン・フラーニェ。コンチェルト・パラティーノやファンタズムといった欧州最前線の古楽アンサンブルに活動拠点をもつガンバ奏者ミッコ・ペルコラ、現代・ジャズ・即興にも強い中世音楽歌手アイノ・ペルトマーらと手を携え、プリペアードを含む現代ピアノの響きがいかに古楽器のオーガニックな感触や古楽歌唱と相性がよいものだったか、驚かされる聴覚体験を提供してくれます。ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(ビンゲンの聖女ヒルデガルト)や『モンセラートの“朱い本”』など中世音楽のレパートリーがアンビエントな響きのなか本質的な姿を失わず、楽器の素材感が心地よく伝わる音使いで構成されたオリジナル楽曲と不思議な共存をみせるプログラムは、このうえなく味わい深いもの。尖鋭的に捉え過ぎず自然体で新鮮な響きを体現してしまう、北欧最前線の古楽/現代の越境に心そそられる一枚です。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG770

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    スクリャービン:交響曲第2番/法悦の詩(合唱付き)(西ドイツ放送合唱団/ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ)

    2020年8月に80歳の誕生日を迎えた指揮者ドミートリー・キタエンコ。最近の演奏は、以前のような力強さや激しさを前面に押し出すだけではなく、作品の抒情性を存分に楽しませることにも力を入れています。ロシア作品を得意とするキタエンコですが、スクリャービンについては、1990年の「交響曲第1番」がディスコグラフィで認められる程度で、ほとんど録音履歴がありません。そんなキタエンコが満を持して演奏した交響曲第2番と「法悦の詩」。交響曲第2番の美しく妖艶な響きはもちろんのこと、ユーリ・アーロノヴィチによる合唱付きの版が用いられた「法悦の詩」での、クライマックスにおける金管の咆哮と、人の声による美しい音の奔流は聴き手を陶然とさせるほどに印象深いものです。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC474

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    ノアゴー:無伴奏チェロ・ソナタ第1番 - 第3番/ルーザス:「武装した人」による変奏曲(スミス)

    前作(ODE-1294)で北欧の2人の現代作曲家サロネンとサーリアホの無伴奏チェロ作品を堂々と聴かせた女性チェリスト、ウィルヘルミナ・スミス。今作はデンマークの作曲家ノアゴーとルーザスの無伴奏作品に取り組みました。大規模なオーケストラ作品で知られるノアゴー、5曲の交響曲で知られるルーザス。各々の個性的な作風は、このような小さな編成の作品でも生かされています。「無限セリー」と呼ばれる独自の作法を見出したノアゴーですが、初期の作品はシベリウスやニールセンを思わせる抒情的な雰囲気を持っています。ソナタ第2番では、彼の作風の変遷を目の当たりにすることができます。また、ルーザスが主題にしたのはルネサンス期に流行した作者不詳の世俗音楽「武装した人」。様々な趣向を凝らした変奏が続き、主題が最後に奏されます。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1381-2

  • アーベル/フォルクレ/ヒューム/マレ/サント=コロンブ:ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集(上村かおり)

    【憂いという字に人が寄り添えば優になる-無伴奏ガンバの豊かさを十全に】「音楽は悩みを一時の間和らげる」けれど「悲しみを抱き続けるために歌う」時もある。そんな歌が流行ったシェイクスピアの時代から、ヴィオールの音色はいつもメランコリーと共に在りました。憂いの横に佇む優しき人のごとく、不安や悲しみを共感や受容と調和させた音楽を、どうぞお聴きください。(上村かおり)バッハ以前の音楽の広さと味わいを古楽器による演奏で私たちに強く印象づけたベルギーの銘団体リチェルカール・コンソートで長く中軸メンバーとして活躍し、ル・ポエム・アルモニークでも細やかな演奏を聴かせてきた上村かおり。パートナーの寺神戸 亮とクリストフ・ルセとの共演によるトリオでも数々の名演を披露、欧州と日本を行き来しながら世界的ヴィオール奏者として静かな存在感を放ってきた彼女にとって初の無伴奏アルバムが、丁寧な音盤作りで知られるRAMEEレーベルから登場します。英国ルネサンス期の異才トバイアス・ヒュームの名作に始まり、フランスの「偉大なる世紀」を彩ったサント・コロンブ父子やマレ、フォルクレ、そして18世紀のアーベルや近年ふいに発見されたテレマンの作品まで、一貫して「ひとりで弾く」という音楽のありかたを見据えた泰然自若の演奏には、世界のどこにいても自身の解釈姿勢を見失わない稀代の演奏家であればこその豊かさが息づいています。演奏者本人の言葉で語られる作品解説(日本語も原盤ブックレットに掲載)も読みごたえ充分。数百年の時を越えて聴き手それぞれの聴覚体験に寄り添う名品の数々……RAMEEならではの自然なたたずまいのエンジニアリングでこの演奏に接することができるのも、古楽録音史における喜ばしい「出会い」のひとつと言えるでしょう。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Ramee
    カタログ番号:RAM1915