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New Releases - 2020年02月 発売タイトル
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エルガーやディーリアスの影に隠れた、英国ロマン派の知られざる5人の作曲家によるピアノ三重奏曲に光を当てたアルバム。エリコットは、ロイヤル・アカデミーで学んだ女性作曲家。デビューした1880年当時は管弦楽作品でかなりの成功を収めていました。コールリッジ・テイラーは、かのエルガーがある音楽祭より合唱曲の委嘱を受けた際、多忙過ぎたため自身の替わりとして「才能あふれる若者」として紹介した存在。ボートンは、ロスチャイルド家の支援を受け、スタンフォードに師事した作曲家。このアルバムには、傾倒していたケルト神話にちなんだ作品が収録されています。フォレスターはオルガニストや合唱指揮者として活躍しながら、印象派風の作品を残しています。ワーナーはヴィオラ奏者として有名で、ロンドン弦楽四重奏団のメンバーでもありました。彼らの作品を、オーストラリアで活躍する藤村健史がピアノを担当する2008年に結成されたトリオ・アニマ・ムンディが演奏しています。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25158 |
1958年、イギリスのウェールズで生まれた作曲家ロビン・スティーヴンス。幼い頃から聖歌隊で歌うとともにピアノを学習、大学ではチェロと音楽学を専攻し、20代から教会の音楽監督をするかたわら、作曲に励みました。イギリス国内で高い人気を誇っていますが、未だ世界の音楽界では知られることのない存在です。このアルバムは管楽器のための作品集。楽しげで聴きやすい作品から、高度な技術を要する難曲、暗く深淵な楽曲まで、各々の楽器の魅力を存分に引き出す作品が並んでいます。演奏は、BBCフィルの首席オーボエ奏者リチャード・シンプソンや、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックのリコーダー奏者ジョン・ターナー、もとハレ管弦楽団の首席鍵盤奏者のジャネット・シンプソンなどイギリスの名手たちが担当。作曲家自身もピアノ、チェロとギターの3種類の楽器で演奏に参加し、作品の魅力を伝えています。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25194 |
50年の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団によるシューベルトの後期弦楽四重奏集です。彼らが取り上げているのは、1824年、晩年のシューベルトが病に侵されながら書き上げた「ロザムンデ」と「死と乙女」。どちらの曲も、死に魅せられた人間の緊張感や不安感と、時たま訪れる安息が描かれた名作です。この演奏には、ガット弦使用の古楽器が用いられており、シューベルト時代の響きを反映した正統的、かつ堂々とした表現が見事です。フィッツウィリアム弦楽四重奏団は、1968年にイギリスで結成されたアンサンブル。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ツィクルスが作曲家本人に認められ、後にそれをDECCAレーベルでセッション録音し、高い評価を得ました。メンバーの交代はあるものの、創立50周年を迎えた今も、変わらずイギリスを中心に活動を続けています。 (2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25197 |
スウェーデン出身、ロンドンを経て、近年ルーマニアに拠点を移した作曲家、エストルンドの作品集。若い頃から音楽を志し、スウェーデンの大学でヤン・サンドストレムらに師事。これまでに100曲近くの作品を書き上げています。このアルバムには前作「ルナリス」(DDA-21226)と同様に、彼の作品の特徴である“謎めいた美しさ”や自然への憧憬、詩的な世界観を持つ多彩な作品を収録。ヨーロッパの若き演奏家たちが、見事な表現力で耳を傾けずにはいられない音楽に仕上げています。アルバム・タイトルの「ミストラル」は、フランス南東部に吹く強い風を意味し、タイトル通り、聴き手を美しい音で包みこみ、予想外の緊張感をもたらす瞬間を交えながら、永遠の宇宙の神秘へと誘います。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25199 |
膨大な作品数で知られるニューヨーク生まれの作曲家、カーソン・クーマンの第13集となるオルガン作品集。ハーヴァード大学記念教会のコンポーザー・イン・レジデンスを務め、ライターや批評家としても活躍、マルチな才能を持つことで知られています。彼が最も得意とするオルガン作品は、典礼形式のものから世俗作品まで多様なスタイルが用いられており、ここに収録されている作品は主に2017年から19年の間に作曲された新作ばかり。どれも使用楽器であるドイツ・ゲルリッツの聖ペーター&パウエル教会の有名な“Sun Organ”(サン・オルガン)の最適な響きが生かせるように仕上がっています。シリーズを通じて、クーマン作品を知り尽くすエリック・シモンズが演奏を担当。録音には前作に続き「Hauptwerkシステム」が採用されており、オルガンの素晴らしい響きが最適のバランスでしっかりと収録されています。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25200 |
【今こそ歴史的ピアノで向き合うべき、「ブゾーニのバッハ」の素顔を】現代ピアノを知らなかったバッハが書いた音楽は、18世紀に存在していたチェンバロやバロック楽器で弾いてこそ真の姿に近づける――20世紀に「古楽器演奏」という新たなムーヴメントが広まってゆく過程で、バッハの思い描いた作品像を大きく歪めたロマン派的解釈の象徴のように扱われるようになり、古楽器愛好者たちからは忌避されさえしたのが、20世紀初頭に活躍したブゾーニによるバッハ作品の編曲版でした。しかし実際はブゾーニとて、私たち21世紀人たちから見れば100年前の音楽家です。弦楽器は羊腸弦がまだ主流で、リストやブラームスが生演奏するピアノを聴いていた世代の多くと時代をともにしたこのピアニスト=作曲家のバッハ観を、スタインウェイのピアノが極東の津々浦々まで普及した現代の「普通のピアノ感覚」と並列の認識でよいものでしょうか?マーラーやストラヴィンスキーの作品までピリオド楽器で演奏されるようになってきた今こそ、19世紀末当時の楽器と奏法でブゾーニのバッハ編曲のありようを問い直す意義は大きいと言えるでしょう。すでに歴史的ピアノでの録音も複数存在するドビュッシーやサティと同年代でもあるブゾーニ自身の作品も含めて演奏するのは、古楽大国ベルギーの名手ヤン・ミヒールス。『ドビュッシーのトンボー』(FUG590)でも絶賛を博した歴史的ピアノ奏者がくりだす丁寧な解釈が、作曲家自身と同世代のベヒシュタイン・ピアノでいや増しに輝きます。19世紀末のピアノの製作理念を取り入れ、ダニエル・バレンボイムの絶賛も受けたクリス・マーネの並行弦ピアノも適切な存在感をあらわす、21世紀ならではの新録音です。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG760 |
【注目のフランスの作曲家がおくる11の内面への旅】1970年生まれのシャイユが、過去と未来の境界線をぼかし、想像力からも解放されるといった方法を探しながら作曲したという11の小品集『伝説』。生まれた作品には独特の美しさと緊張感があり、聴く者の心の動きを通して様々な景色が見えてくるようです。現代作曲家たちからも信頼が深いだけでなく、aeonレーベルでのラフマニノフやブラームスなどクラシックな演目での名演も高く評価されているフランスのフィンランド人ピアニスト、ラウラ・ミッコラの注目企画です。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG761 |
現代ロシアを代表する3人の作曲家、アルチョーモフ、グバイドゥーリナ、ススリンが、自分たちの作品や、南コーカサス地域(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)と中央アジアの楽器を用いて即興演奏を行うために1975年に結成した「アストレア・アンサンブル」。最初の2曲は、1977年と80年にロシアで録音されたもの。3人の作曲家がドゥドゥク(ダブルリードの木管楽器)、サラムリ(リコーダーに似たジョージアの笛)、タール(長いネックのリュート属の楽器)、マンドリンや様々な種類のドラムやベルを演奏、ユニークな響きを楽しめます。3曲目は、卓越した技術をもつアメリカのトロンボーン奏者、マイルズ・アンダーソンとアルチョーモフのコラボによるカリフォルニアのスタジオでの録音。登場するドイツ語の愛の詩のテキストは、最後のロシア皇帝、ニコライ2世の日記からとられたもので、少しだけエレクトロニックな処理が施されています。この貴重な録音はこれまでロシアのみで発売されてきましたが、今回初めて世界発売となります。 (2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28595 |
ドイツ出身フランス在住のピアニスト フランク・ヴェステ、アメリカのトロンボーン奏者ライアン・ケベール、フランスのチェロ奏者ヴィンセント・クルトワによるトリオ"REVERSO"2枚目のアルバム。心地よいリズムと、詰め過ぎず程よい密度の音から生まれる手のひらに載るようなグルーヴ、リリカルなピアノ、メロディアスなトロンボーンによるリラックスしたサウンドが基調。時折挟まれる高テンションのアクセントもまた、程よいスパイスとなっています。(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Outnote Records |
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カタログ番号 | :OTN631 |
【ヘレヴェッヘの究極形としての「ヨハネ」。バッハの時代の作法が紡ぎ出す迫真の受難物語】フィリップ・ヘレヴェッヘの自主レーベルから『ヨハネ受難曲』が完全新録音で登場します。齢70を記念してのインタビュー本『フィリップ・ヘレヴェッヘとの対話』(カミーユ・デ・レイク編著/LPH026)で「これからの時間は自分にとって本当に必要と思える作品の演奏に使いたい」と語ったヘレヴェッヘが、自らのレーベルで世に問うバッハの新録音は、一つ一つに大きな意義があるところ。そして事実、この『ヨハネ』新録音は同作究極の解釈と呼びうる気合い充分な内容に仕上がっているのです。さまざまな異版が残り、作曲家自身による決定稿と呼びうるものがないバッハの『ヨハネ受難曲』。ヘレヴェッヘはharmonia mundi franceで既に1987年と2001年にこの作品を録音、とくに後者はマーク・パドモアを福音史家に起用し、『マタイ受難曲』第1部終曲が冒頭にあしらわれている異例の1725年第2稿を採用したことで大きな話題となりました。今回は最初の録音と同じ版を基調にしているようですが、冒頭曲はむしろ1987年盤よりもアップテンポで始まる、時に熱に浮かされたような迫真の音作り。演奏者同士の堅い信頼感から生まれるコレギウム・ヴォカーレ・ヘントならではの一体感とあいまって、えも言われぬエキサイティングな受難物語が展開してゆきます。福音史家は、近年ヘレヴェッヘの名演に続々参加しているマクシミリアン・シュミット。末永く聴き深められそうな『ヨハネ』の新名盤、お見逃しなく!(2020/02/14 発売)
レーベル名 | :PHI |
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カタログ番号 | :LPH031 |