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New Releases - 2020年10月 発売タイトル
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【名手コルソンによる、ルネサンス期イタリアのコルネットの名手2人を讃えるアルバム】イタリアのアンコーナに生まれたルイジ・ゼノービ(1547/48-1602より後)は、ウィーンでマクシミリアンII世のハプスブルク家に宮廷コルネット(ツィンク)奏者として雇われ、続くルドルフII世の治世には「コルネットの騎士」とまで呼ばれた名手。その後フェラーラでエステ家に仕えたのちウィーンに戻り、さらに晩年はスペインの貴族フランシスコ・ルイス・イ・カストロのナポリの邸宅に召し抱えられていたという具合に、当時ヨーロッパ中に名声を轟かせていました。もう一人の名手ジョヴァンニ・サンゾーニ(1593-1648)はヴェネツィアに生まれ、サン・マルコ大聖堂でコルネット、サックバット、ファゴット奏者として名をあげた後、グラーツでフェルディナントII世の礼拝堂に仕え、モテットなどの作品も残しています。ルネサンス期のイタリアを代表する二人の名手を讃え、彼らがコルネットで演奏したであろう当時のモテットや、器楽合奏曲を収めたアルバムがこちら。現代の名手ランベール・コルソンと、彼が主宰するインアルトのメンバーにより、雅な旋律や華やかな音の綾が再現されています。(2020/10/23 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC419 |
【シュッツ後のドイツで一世を風靡したハンマーシュミットの真価を問う】ボヘミア生まれながらフライベルクで学び、ツィッタウでオルガニストとして活躍したドイツ・ザクセン地方の作曲家ハンマーシュミット。作曲家としての名声は絶大で、ドイツ三十年戦争の頃から室内楽や声楽など数多くの作品集が出版され、ポスト=シュッツ世代のドイツ中部で最も成功した作曲家のひとりでした。本人の歿後、音楽の世間的な好みが大きく変わった18世紀にもハンマーシュミットの教会音楽はドイツ各地で根強く愛され、そのことについての後続世代の音楽家たちの驚嘆の声も残っています。その作風はシュッツがヴェネツィアからドイツに持ち込んだコンチェルタート様式を継承したもので、各声部、クワイアが金管楽器と共に掛け合い、たいへん華やかです。シュッツ、ケルル、フックスなどドイツ語圏の17世紀作品の解釈できわめて高い評価を博してきた少数精鋭の古楽声楽集団ヴォクス・ルミニスは、作品の真価を問う素晴らしい演奏を披露、当時の名声をありありと思い起こさせてくれます。弦楽パートにはステファニー・ド・ファイー率いるクレマチスが参加。ヴォクス・ルミニスの先行盤となるバッハの先祖たちの作品集(RIC401・国内仕様NYCX-10068)と同じく、17世紀ドイツでは必ずしも広まっていなかったチェロを使わず、ヴィオローネ(コントラバスの前身)とドゥルツィアン(ルネサンス・ファゴット)だけが鍵盤と通奏低音を支える編成も効果的で、青年バッハにつながる17世紀ザクセンの音楽を生々しく追憶させる演奏内容になっています。(2020/10/09 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC418 |