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エリン:トロンボーン作品集(アレッシ/ジョーンズ/シンクレア/オペラ・ノース管/エリン)
英国の作曲家、指揮者ベンジャミン・エリンによるトロンボーンのための作品集。どの作品も現代的な響きですが前衛に行きすぎることがなく、管楽器のファンには広く受け入れられるものでしょう。ニューヨーク・フィル首席のジョセフ・アレッシの妙技が聴けるのがなんといっても魅力。共演のソリストはオペラ・ノース管弦楽団のトロンボーン奏者たちで、この3人とオーケストラの共演となる「ウィンドウズ」の華やかさは特に聴きものです。(2023/12/22 発売)
シンプソン:ファストネス/ヒー・ワズ・ディスパイド/バキアナス・マンクニエンシス/小組曲(ウィギン/マンチェスター・カメラータ/シンプソン)
マンチェスター出身、ロックバンドのギタリストとして活躍したのち、ジョン・タヴナーに作曲を学んだという経歴の持ち主であるニコラス・シンプソンの作品集。弦楽合奏あるいは小規模な管弦楽のために書かれており、いずれも英国音楽の伝統を受け継いだ美しい曲です。(2023/12/22 発売)
マイルズ:室内楽作品集 2 (ブラッドベリ/マリンソン/ティンデイル/シーラス弦楽四重奏団)
1878年クレイフォード生まれの作曲家、ヴァイオリニストで、英国王立音楽院で教鞭をとったパーシー・ヒルダー・マイルズの室内・器楽作品の第2集。いずれも大変親しみやすい作風のものです。(2023/12/22 発売)
カース/サミュエル/ギップス/ジャーマン/スウェップストーン/アイアランド:クラリネット作品集(ブラッドベリ)
BBCフィルの首席クラリネット奏者、ジョン・ブラッドベリによる近代イギリスのクラリネット作品集。1920年代から30年代にかけてBBCでどのようなクラリネット作品が放送されたか、ブラッドベリ自身がアーカイヴを調査し、その中から興味深い曲を収録したものです。20世紀前半に英国で活躍した、著名な音楽教育者やライト・ミュージックの作曲家などによる作品がずらっと並んでいます。(2023/12/22 発売)
G. クライスラー:声楽作品集(ファイト/グンピンガー)
ゲオルク・クライスラーはウィーンに生まれたユダヤ人作曲家。第2次大戦の戦禍を逃れアメリカに渡り、他の音楽家たちのように映画やラジオの音楽を書き、キャバレーやバーで演奏し糊口を凌ぎました。1950年代後半にヨーロッパに戻りますが、以降は「歯に衣を着せぬ」発言でオーストリア社会を批判し、89歳で亡くなるまで社会の風刺を続けました。彼は社会の闇をテーマにする歌詞を明るい旋律に載せ、一見、キャバレー・ソング風の楽し気な歌として聞かせますが、その奥には痛烈な批判精神が込められています。ヴォーカルのアンナ・ファイトは、幼少期から音楽に親しみ、ウィーン音楽院とミュンヘン音楽大学を経て現在はシャンソンの分野で活躍しています。アルバム「クリスマス用の金銀飾り」(SM388)ではアンサンブルゴルトムントのメンバーとして参加、その表現力豊かな歌唱で聴き手を魅了しました。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM443 |
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コルテ=レアル:ロック・シンフォニー集(ミラノ響/コルテ=レアル)
1971年、リスボン生まれの作曲家、指揮者ヌノ・コルテ=レアル。2018年と2019年に連作歌曲「Now everything changes」とオペラ《Bandit Song 山賊の歌》でそれぞれポルトガル作曲家協会の最優秀クラシック作品賞を受賞し注目を集めています。このアルバム「ロック・シンフォニー集」には2011年から18年にかけて書かれた、性格の異なる作品をコレクションしたもの。「シンフォニー」という言葉は、ここでは「交響曲」ではなくギリシャ語の語源に相当する「共に鳴る音」という意味を持ち、 加えて「ロック」の言葉にも一般的なロックンロールの意味だけでなく「エネルギッシュな感覚」の意が込められています。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM444 |
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ツァイトラー:Novembrig (アンサンブルfünf&fünf)
スイスの抒情詩人エルスベト・マーク(1944-)の大いなる自然への賛美と、彼女の死生観が描かれた詩集「novembrig」は、1997年にスイスの方言で書かれた詩を2017年にマーク自身が標準ドイツ語として書き直したもの。現代的な感覚を併せもつ宗教作品で知られる作曲家ウルリヒ・ツァイトラーは、5人の歌手と5つの楽器のみの小さな編成でこの作品の世界観を余すことなく表現。切り詰めた響きの中に漂う豊かなイメージを味わえる1枚です。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM446 |
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ジャクソン:オルガン作品集(スウィントン)
イギリス、ヨークシャー出身のオルガニスト、作曲家で長くヨーク・ミンスターのオルガニストを務めたフランシス・ジャクソンの100歳を記念して録音された作品集。英国らしい清々しさも感じさせる正統的なオルガン曲です。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Willowhayne Records |
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カタログ番号 | :WHR065 |
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スケペナイト:バタフライ・プレリュード/ムーンドランク/エオリアン・チャント/アビスディーリー湖/オーヴァーフォールズ/NGC 6611 (スケペナイト)
ドイツ生まれのコンポーザー・ピアニスト、ホルガー・スケペナイトは8歳でクラシック・ピアノを始め、14歳でジャズ&ブルースに転向し、1997年にイギリスに渡って音楽をさらに学びました。様々なジャンルのミュージシャンと共演する他、テレビや映画のための音楽も書き下ろしています。ここに収められた15曲は、2020年に世界を襲ったパンデミックとロックダウンの孤独の中で作られたピアノのための作品。いずれもリリカルな曲想ですが過度のメランコリックに陥ることはなく、前向きな美しさを湛えているのが大きな魅力です。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Willowhayne Records |
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カタログ番号 | :WHR069 |
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バークリー/L. ブーランジェ/プーランク:ヴァイオリンとピアノのための作品集(バック/スターン)
英国の作曲家レノックス・バークリーは、国内で学んだ後にフランスに渡りナディア・ブーランジェの教えを受け、プーランクほか当地の作曲家たちと広く交流を持ちました。英国音楽特有の清涼感と伸びやかさの中に、フランスのウィットが感じられる魅力的な作品を残しています。リリ・ブーランジェとプーランクによる作品も収録し、その影響を探る1枚。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :Willowhayne Records |
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カタログ番号 | :WHR070 |
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