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New Releases - 2024年09月 発売タイトル

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    ジェラール:『ドン・キホーテ』全曲

    ロベルト・ジェラールはカタルーニャ出身の作曲家で、グラナドスにピアノを学んだほか、ウィーンでシェーンベルクに師事した唯一のスペイン人です。1928年にバルセロナに帰国、その約20年後に十二音技法に取り組み、亡命先のイギリスでは前衛音楽の担い手として活躍しました。このアルバムには、彼がスペイン時代にストラヴィンスキーやバルトークの影響を受けて作曲した作品が収録されています。『アレグリアス』は1940年代初頭に作曲された、フラメンコからインスピレーションを得た4楽章のユーモラスな組曲です。また、1941年のフェリペ・ペドレルの生誕100年を記念して作曲した交響曲『ペドレルへのオマージュ』の一部を1954年に再構成した『ペドレリアーナ』も収録されています。アルバムの中心である『ドン・キホーテ』は室内オーケストラのために書かれた作品ですが、ここでは、様々な形を経て1950年にロイヤル・オペラでの上演用に改訂した版を聴くことができます。初演ではニネット・ド・ヴァロアが振付を行い、ロバート・ヘルプマンがドン・キホーテ、マーゴ・フォンテインがドゥルシネアを踊りました。(2024/09/27 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20268

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    夢の笛吹き - ギップス:室内楽作品集

    20世紀イギリスの作曲家ルース・ギップスは幼少期から音楽の才能を示し、1937年に16歳で王立音楽大学に入学してオーボエとピアノを学ぶとともに、ヴォーン・ウィリアムズとゴードン・ジェイコブから作曲を学びました。大学在学中にブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し、1942年のプロムスでは彼女の交響詩『Knight in Armour』がヘンリー・ウッドによって演奏されました。戦争中にはバーミンガム市交響楽団の首席オーボエ奏者となりましたが、戦後、ロンドンに戻ってからは演奏機会が減少したため、室内楽の作曲と教育に専念しました。このアルバムには1938年から1990年に作曲された彼女のオーボエとコールアングレを用いた室内楽作品が収録されています。ユリアナ・コッホはロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者。2018年に王立音楽大学のオーボエ教授に任命され後進の指導に当たっています。(2024/09/27 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20290

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    ロベルト&クララ・シューマン:オーボエとピアノのための作品集

    ニコラス・ダニエルは、1980年にBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで優勝し、ヨーロッパを中心に活躍するイギリスの名オーボエ奏者です。彼はバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、デュティユー、ジョン・タヴナー、マクミラン、ティペットらの作品を初演して高い評価を得ています。また、ブリテン・シンフォニア、ハフナー・ウインド・アンサンブル、オルシノ・アンサンブル、ブリテン・オーボエ四重奏団の創設メンバーでもあります。このアルバムにはシューマン夫妻の作品を収録。オリジナルのオーボエ曲は冒頭ロベルトの『3つのロマンス』だけで、他はダニエル自身の編曲に加え、クラリネット版やヴァイオリン版の編曲を収録、ダニエルはいずれも見事に吹きこなしています。また、室内楽の達人ジュリアス・ドレイクのピアノもたいへん味わい深いものです。(2024/09/27 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20295

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    ブリス:ブラスバンドのための作品集

    【ブラック・ダイク・バンド&ジョン・ウィルソン!ブリティッシュ・ブラスによるブリリアントなブリス!】イギリスの作曲家アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務め、大戦後には3つの放送局で音楽番組を担当、1953年にはアーノルド・バックスの後任の「Master of the Queen's Music 国王の音楽師範」に就任しました。本アルバムには、ブラスバンド(金管バンド)のレパートリーにおける重要な2作品、1936年の全英ブラスバンド選手権の課題曲「ケニルワース」と1962年の「ベルモント変奏曲」を中心に収録。また別の作曲家がブラス用に編曲した「チェックメイト」のバレエからの「4つの舞曲」や、映画『来るべき世界』からの組曲の他、ロバート・チャイルズとマイケル・ハルステンソンによるこのアルバムのための新たな編曲作品も含まれています。これらの編曲作品は民謡に根差した英国音楽の伝統を重んじつつも、新古典派の作風やジャズまでをも採り入れたブリスの野心的な作風を忠実に反映しています。ブラック・ダイク・バンドは、1855年からの長い歴史を持ち、350以上の録音を制作して数多くのコンクールで優勝した、世界で最も成功したブラスバンドの一つです。2023年にはシンフォニア・オヴ・ロンドンで名録音を連発している指揮者ジョン・ウィルソンを名誉総裁に迎えました。ブラック・ダイク・バンドの持ち味である高度なアンサンブルと華麗さの中に深みを感じさせるブリティッシュ・ブラスのサウンド、シンフォニー・オーケストラでの経験で練り上げられたジョン・ウィルソンの格調高い音楽づくり、シンフォニア・オヴ・ロンドンの名録音で名高いブライアン・ピジョンとラルフ・カズンズの収録とあって、新次元のブラス・サウンドが期待できます。高度なアンサンブルを生かした華麗な音色を高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。(2024/09/27 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHSA5344