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New Releases - 2024年10月 発売タイトル

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    プラッティ:チェロとチェンバロのためのソナタ集 1 (イェリチ/ランツ)

    18世紀イタリアで活躍したオーボエ奏者・作曲家ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ。このアルバムは、彼が遺したチェロ・ソナタ全12曲とチェンバロ・ソナタ Op.1を録音するシリーズ第1集となります。プラッティはパドヴァ出身で、イタリアで声楽、オーボエ、ヴァイオリンなどの音楽を学び、1722年にはバンベルクとヴュルツブルク宮廷のオーボエ奏者に就任、亡くなるまでその任にあり、協奏曲や魅力的なソナタ、宗教曲などを遺しました。彼が仕えたシェーンボルン伯爵のコレクションには、1725年の日付が記されたチェロ・ソナタの自筆譜が含まれています。演奏しているのは、バロック・アンサンブル「カーディナル・コンプレックス」の創設メンバーの2人。南チロル出身のアレックス・イェリチは、ルカ・フィオレンティーニ、ジョヴァンニ・ニョッキ、オルフェオ・マンドッツィに師事したチェリストで、マティアス・ランツはオルガンとチェンバロ奏者として活躍する一方、タンゴを演奏するピアニストとしても知られています。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM460

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    ファリャ/ラヴェル/ドビュッシー:ギターとハープのための作品集(スペインの鏡)(ギタルプ・デュオ)

    ドビュッシー、ラヴェル、ファリャの音楽には多くの共通の要素があり、とりわけイベリアの地に触発された音楽とピアノという楽器は、彼らが活発に芸術的交流を行う基盤となりました。このアルバムでは、彼らのイベリア風のピアノ曲をギターとハープで演奏しています。実際、ラヴェルはペルルミュテールが『鏡』を演奏する際、特定のパッセージを「ギターやハープのように」弾くよう伝えたとされ、ファリャは「ドビュッシーはギターを使うことなくギターの特徴を見事に描写している」と述べるなど、これらの作品は、ギターとハープとの親和性が高いものばかりです。マウリツィオ・グランディネッティは、ソリスト、室内楽奏者、即興演奏者として活躍しているギタリストで、これまでヨーロッパ、ブラジル、アメリカ、そして中国のコンサートホールで演奏してきました。コンスエロ・ジュリアネッリはバーゼル室内管弦楽団の首席ハープ奏者。ミレラ・ヴィタやウルスラ・ホリガーに学び、オーストリアのフェルトキルヒで14年間ハープの教授を務めるなど教師としても活躍しています。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM462

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    ドビュッシー/ミヨー/ラヴェル/サン=サーンス/タイユフェール:打楽器作品集(トリオ・コロレス)

    1997年生まれのマティアス・ケスラー、1996年生まれのルカ・シュタッフェルバッハ、1995年生まれのファビアン・ツィーグラーは、チューリヒ芸術大学で学んだ若き奏者たちによるマレット・パーカッション(鍵盤打楽器)アンサンブル「トリオ・コローレス」のメンバーです。彼らは2台のマリンバ、3台のヴィブラフォン、2台のグロッケンシュピールを中心に、時には楽器を増減させながらさまざまな作品を演奏、将来的にマリンバやヴィブラフォンのコンサートがピアノのリサイタルのように楽しめるものとなることを目指しています。このアルバムでは、彼ら自身がアレンジを施したフランス近代作品を収録。骨の鳴る音を巧みに表現した「死の舞踏」、ジャズ風の「スカラムーシュ」、目まぐるしくハーモニーが変化する「トッカータ」、 印象派の名作「小組曲」「クープランの墓」などが演奏されており、どの曲も多彩なリズムと音色をお楽しみいただけます。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM467

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    ダッラーバコ:無伴奏チェロのためのカプリッチョ第1番 - 第11番(ルヴァ)

    18世紀の作曲家ジョゼフ・マリー・クレマン・ダッラーバコの11のカプリッチョ集。彼は作曲家の父エヴァリストからチェロの手ほどきを受けた後、バイエルンの宮廷に勤務しながらヨーロッパ各都市で自由に演奏活動を行い、95歳の長寿を全うしました。その作品はバロック様式を残しつつも、ギャラント様式および前古典派スタイルを取り入れています。この11のカプリッチョは彼の代表作の一つで、楽器の可能性を追求し、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲のように対位法を駆使して旋律を多声化しています。このアルバムでエステル・ルヴァは1679年製のイタリア製チェロを使用するも、熟考の末ガット弦ではなく金属弦を用い、ピッチも442Hzで奏でることで、ダッラーバコの革新的な精神に迫ろうとしています。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM469

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    J.S. バッハ/シューベルト/シューマン:ピアノ作品集(トゥレタイェヴァ)

    カザフスタンのアルマトイに生まれ、ケルンを拠点に活動するアリヤ・トゥレタイェヴァが最も身近に感じる曲を選んだアルバム。幼い頃「ロ短調ミサ」に深い感銘を受けて以来、バッハの音楽が幸せや悲しみを共有し、挫けずに前進する力を与えてくれるという彼女にとって、その音楽はアルバムの核心。加えてシューベルトとシューマンの2作は常に喜びをもたらしてくれる存在です。トゥレタイェヴァはドイツのケルン音楽舞踊大学でパヴェル・ギリロフのもとで学び、2010年に修士号を取得。2013年にはザルツブルクのモーツァルテウム大学の博士後期課程を最高評価で修了し、現在はソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としても活動しています。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM470

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    ドビュッシー:ピアノ作品集(大澤美穂)

    大澤美穂は巨匠ラザール・ベルマンの薫陶も受けた実力派。しなやかで浸透力のある音楽で、ドビュッシーの陰影をきめ細かく描き出してゆく。ピアノは新潟・小出郷文化会館の名器ベヒシュタインEN。作曲家の愛器でもあったベヒシュタインの立体的な色彩を得て、大澤のタッチが冴え渡る。意欲的なアルバムの誕生だ。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:sonorité
    カタログ番号:SNRT2402

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    ブラームス:交響曲第4番(4手ピアノ版)(新井眞澄/安田正昭)

    ブラームスが交響曲のピアノ連弾版編曲を自ら手がけていることは殆ど知られていませんが、ひとつの楽器からテクスチュアが鮮やかに浮かび上がり、作曲の妙を生き生きと体感することができます。このアルバムでは、新井眞澄・安田正昭デュオの真摯なアプローチが、ピアノで第4交響曲の心髄に迫ります。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:sonorité
    カタログ番号:SNRT2404

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲集 10 (バヴゼ/マンチェスター・カメラータ/タカーチ=ナジ)

    フランスの名ピアニスト、ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第10集となる本作では、天才作曲家の幼少期の作品を演奏しています。この4つの協奏曲は、父レオポルトが11歳のモーツァルトに、当時の人気作曲家ホーナウアーやラウパッハらの鍵盤のためのソナタを与え、それにオーケストラのパートを加えて協奏曲に編曲するように練習させたものです。この「パスティーシュ(作風の模倣)」の技法は、特に後期バロックおよび初期古典派の時代において広く用いられていました。モーツァルトは原曲には一切手を加えず、オーケストラのパートのみを書き上げることで作品を完成させています。今回、バヴゼは各曲にふさわしいと考えるカデンツァを用意。彼が尊敬するアシュケナージのカデンツァやモーツァルト自身の作、さらに第2番の第2楽章ではマレイ・ペライア作、そして第3楽章では、バヴゼが慕うイヴォンヌ・ロリオが演奏したメシアン作と推測されるカデンツァを演奏するなど、趣向が凝らされています。アルバムの冒頭にはモーツァルトの初期の歌劇から2曲の序曲が演奏されています。(2024/10/11 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20323

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    シュルマン:ピアノ協奏曲/交響的練習曲「ガウディアーナ」/演奏会用序曲「マン・イン・ザ・スカイ」/ロマンシング・ザ・ストリングス(ワン・シャイン/BBCフィル/ジャーノン)

    作曲家、ピアニスト、指揮者のジェラルド・シュルマンは、当時オランダ領東インドのケルトソノ(ジャワ島)で生まれました。家族はスルタンの宮殿に近い場所に住んでおり、そこではしばしばガムラン楽団が演奏していました。この伝統的なインドネシア音楽の五音音階と緻密なリズムは、若きシュルマンに深い印象を残し、その異国情緒は長じてからの作品にも反映されています。1950年代から1960年代にかけて、映画音楽の作曲家として活躍。「ロングアーム」や「黒博物館の恐怖」などの音楽を書き上げました。このアルバムには彼の4つの作品を収録。「マン・イン・ザ・スカイ」は、同名の映画のためにシュルマンが作曲した演奏会用序曲です。ピアノ協奏曲は2つの楽章から成り、第1楽章は速くて技巧的、第2楽章は瞑想的な性格を持っています。名ピアニストのジョン・オグドンのために作曲され、1973年11月に初演されました。「ロマンシング・ザ・ストリングス」は、ディズニーの映画『Dr. Syn - Alias the Scarecrow(まぼろし密輸団)』のためにシュルマンが作曲したオリジナルの音楽を主題とした6つの短い変奏曲。アルバムの最後におかれたのは「ガウディアーナ」で、カタルーニャの建築家ガウディの作品にインスパイアされた管弦楽のための交響的練習曲です。協奏曲でピアノを演奏するの中国出身、現在はアメリカで活躍するピアニスト、ワン・シャイン。これまでの録音は『グラモフォン』誌、BBCミュージック・マガジンなどで高く評価されています。(2024/10/11 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20341

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    サットン:ヴァイオリン協奏曲、戦火の馬 他

    英国の作曲家エイドリアン・サットンは1967年にケントで生まれ、ジンバブエと南アフリカで青春時代を過ごした後、ロンドン大学のゴールドスミス・カレッジで音楽を学びました。キャリア初期にはスタジオやコンサート用の作品を制作し、テレビ脚本家としても活動しましたが、後に劇音楽に関心を移し、ロンドンの国立劇場とのコラボレーションで多くの人気作品を手掛け、「戦火の馬」や「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で成功を収め、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しました。サットンの音楽は、20世紀イギリスのオーケストラ音楽、特にウォルトンやバックス、フィンジからの影響が感じられます。その作風は劇的で、感情表現やハーモニーが頻繁に変化します。2022年に病気の診断を受けた後、コンサート音楽に専念することを決意し、新たな作品を次々と発表しました。その1つが、2023年6月に発表されたヴァイオリン協奏曲。これはフェネラ・ハンフリーズによって世界初演されました。彼は、これらの新作を「本当の自分の音楽」と表現。このアルバムではヴァイオリン協奏曲を中心に据え、劇場作品に基づく管弦楽曲などを聴くことができます。(2024/10/11 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20349