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New Releases - 2025年04月 発売タイトル
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【こだわりの不等分律による『平均律』第2巻!】2020年にアーロン・ピルザンがALPHAへの初録音としてリリースした『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』は、バッハが目指したWohltemperierte(程よい調律)を求めて徹底的にこだわりぬいた不等分率と、それによって調号が増えるにつれて生じてくる音のうなりもバッハが計算していたという解釈のもと、見通しの良い演奏も相まって世界中で高い評価を得ました。約3年の時を経て録音された第2巻では、第1巻と同じコンセプトに基づき、調律師からエンジニア、録音場所までも同じく揃えて制作されたもの。現在でも高い人気を誇る第1巻から約20年の時を経て作曲された第2巻は、より大胆な和声などを取り入れた意欲的な内容となっていますが、ピルザンは第1巻の録音から3年の間に世界で起こったパンデミックやロシアのウクライナ侵攻といった変化に思いを馳せつつ、より深化したバッハ解釈を聴かせています。メリハリが明晰で細やかな表現ながらすっきりとした彼の演奏は今回も強い説得力を持ち、クリアな録音と相まって、たいへん美しいアルバムに仕上がりました。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1034 |
【ロシア出身のピアニスト夫妻が描く、アメリカ】2010年のショパン・コンクールと2015年のチャイコフスキー・コンクールで2位のルーカス・ゲニューシャス、2022年クライバーン・コンクールで2位のアンナ・ゲニューシェネという、揃って輝かしい入賞歴を誇るピアニスト夫妻のデュオ・アルバムが登場。ロシア出身で現在はリトアニアを拠点に活動している2人はここで、アメリカ合衆国の作曲家による2台ピアノのための作品を収録しています。管弦楽で知られる「キューバ序曲」「エル・サロン・メヒコ」「ダンバートン・オークス」からジェフスキやアダムズまで、年代の違いこそあれどの作品もモダンで洗練されており、たいへん聴き映えのするもの。カナダ出身でバリ島に住んみガムランを研究、後年はアメリカに帰化したマクフィーの作品も異彩を放っています。2人は持ち前のテクニックと活き活きとした表現で、これらの作品の魅力を十二分に引き出し、楽しませてくれます。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1122 |
【ザイシクの快挙! 初演150周年に寄せ、最初のカルメン役歌手が見た地平に迫る】2025年に初演150周年を迎えるフランス・オペラの最高峰、ビゼーの《カルメン》。その初演歌手セレスティーヌ・ガリ=マリエ(1837-1905)は、日本でも大正期以来「君よ知るや南の国」で知られてきたトマの傑作歌劇《ミニョン》(1866)初演時の表題役も歌っていた大物メゾ・ソプラノでした。他にもオッフェンバックや若きマスネなど、第二帝政~第三共和政期を代表するフランスの歌劇作曲家たちが続々と新作初演を任せたガリ=マリエに敬意を表し、その活動歴を彩った作品からのアリアを集め彼女の在りし日の輝きを蘇らせたのは、フランス・バロックの名解釈者として最前線の指揮者たちから絶大な信望を集めるエヴァ・ザイシク! 歌詞と旋律線を明瞭に伝える衒いない歌声をしなやかに操り、カルメンと同じく何者にも縛られず運命に立ち向かう女主人公たちを活き活きと描き出します(アルバム表題はカルメンのハバネラ「恋は野の鳥 L’amour est un oiseau rebelle」に由来)。ポワズやデフェスら生前の人気に比して滅多に作品が録音されない重要歌劇作曲家たち、またパルディルやマッセなど静々と再評価されつつある名匠たちの「これぞ舞台音楽」ともいうべき芸術性に触れられるのも嬉しいところ。ボルドー歌劇場でのドビュッシー《ペレアスとメリザンド》全曲録音(ALPHA752/国内仕様盤NYCX-10240)で好評を博したピエール・デュムソーも、リール管弦楽団を絶妙のドライブ感で率いてザイシクの歌を丁寧に彩り、各作品の魅力を十全に伝えてくれます。(2025/04/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1128 |