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New Releases - 2025年06月 発売タイトル
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アルメニア生まれのソプラノ、カリーネ・ババジャニアンが歌うイタリア語の歌曲とアリア集。アルバム・タイトルの『センティメンティ(Sentimenti)』は「感情」を意味し、歌を通じて多彩な感情の探求が表現されています。冒頭を飾るのは、イタリア古典歌曲の定番となっているバロック・オペラ草創期の作品。その旋律は、レスピーギの「古い歌に寄せて」において引用され、時代を超える音楽的な橋渡しとなっています。他に幸福と苦悩の内面の葛藤を描いたリストの「ペトラルカのソネット」、恋する気持ちを切実に訴えかけるトスティの「アマランタの4つの歌」、民謡風の旋律の中に様々な情景と感情を織り込んだレスピーギの「トスカーナのリスペット」が、ババジャニアンの繊細かつ情熱的な歌声によって鮮やかに描かれています。(2025/06/20 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1739 |
【バッハが弾いた、あるいは手にした可能性の高い楽器による「フーガの技法」】1723年からライプツィヒ聖トーマス教会のカントルを務めたバッハは、1729年に当地の楽器職人ヨハン・クリスティアン・ホフマンの工房からヴァイオリン4挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺を手配し、聖トーマス教会と聖ニコライ教会の楽器を強化しました。これらの楽器はバッハ自身も手にして演奏した可能性が高いと考えられています。このうち、聖トーマス教会伝来のヴァイオリンとヴィオラ1挺ずつと聖ニコライ教会伝来のヴァイオリン1挺が現存し、聖トーマス教会の展示室で見ることができます。これらはバッハの時代以降演奏され続け、各時代の要求に応えるよう手を入れられながらも、現在まで演奏可能な状態が保たれてきました。今回この楽器を初めて録音で使用、バッハ最晩年の傑作でその音色を聴くことが出来ます。アルバム冒頭にはバッハが聖トーマス教会のカントルに就任して初めて披露されたカンタータ第75番からのコラールと、ラストには「フーガの技法」初版で最後に加えられたコラールを収録。ここでこれらのコラールの演奏に使用されているオルガンはライプツィヒ郊外のシュテルムタールにある教会のもので、1723年の落成ではバッハが試奏したことで知られます。2008年に当時のミーントーンで鳴るように修復されました。コレギウム・ムジクム '23はヴァイオリニストのナディア・ツヴィーナーと聖トーマス教会オルガニストであるヨハネス・ラングによって、バッハのカントル就任300年にあたる2023年に結成され、その「23」を冠して小編成から大編成までのバロック作品を演奏する団体。聖トーマス教会を中心にバッハ博物館やライプツィヒ市歴史博物館と協力し、市内で定期的に公演を行っています。(2025/06/20 発売)
レーベル名 | :Ramee |
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カタログ番号 | :RAM2406 |
19世紀末から20世紀前半のパリを拠点に活躍した作曲家たちの歌曲を取り上げたアルバム。この時代のパリは、1889年の万国博覧会などを契機に地理的・文化的な関心が広がり、芸術的にも刺激に満ちた都市であるとともに、女性作曲家の活動も盛んになっていました。このアルバムでは、そうした女性作曲家の作品を中心に選曲。ピエール・ルイスによる官能的な詩に基づく「ビリティスの歌」や、中国の詩をフランツ・トゥーサンがフランス語に翻訳した「翡翠の笛」など、当時人気を博した詩を用いた作品が含まれています。カナルの「翡翠の笛」やクレティアンの3つの歌曲は、いずれも世界初録音となります。艶のある歌声の持ち主、メゾ・ソプラノのキティ・ウェイトリーは、英国で学び、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞後、ヴェルビエ音楽祭アカデミーに参加。2013年から2015年にかけてはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとして活動し、BBCプロムス出演や新作歌曲の委嘱などを行いました。ベルリン・フィルをはじめとする主要オーケストラと共演し、リサイタルやオペラなど多方面で活躍する他、「SWAP’ra」の共同設立者として、女性音楽家の支援にも力を入れています。エドウィジュ・ヘルシェンローダーは、エリック・ヴィドンヌに師事し、ロンドン王立音楽アカデミー大学院でマルコム・マルティノーらの指導を受けました。キティ・ウェイトリーや女優ドミニク・ブランと共演したシェイクスピアを題材にしたリサイタルなどでも注目を集めるだけではなく、エコールノルマル音楽院でフランス語発音や役作りの指導にもあたるなど教育の面でも活躍しています。(2025/06/13 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHAN20324 |
好評シリーズ、アルペシュ・チャウハンとBBCスコティッシュ交響楽団によるチャイコフスキー管弦楽作品集。この第3集は、交響曲よりも自由な形式で書かれた管弦楽組曲第2番を中心に、歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「間奏曲とワルツ」、「ポロネーズ」などの有名曲をはじめ、学生時代の作品「雷雨」と歌劇《チャロデイカ》からの曲が並び、最後は勇壮なスラヴ行進曲で幕を閉じるという選曲です。チャウハンは、オーケストラから精緻な音を引き出すとともに、あまり演奏されない作品でも細部まで行き届いた演奏を聴かせます。名プロデューサー、ブライアン・ピジョン&録音エンジニア、ラルフ・カズンズのコンビによる収録。SACDでのリリースです。バーミンガム出身の指揮者アルペシュ・チャウハンは、スクロヴァチェフスキに師事し、ヴァシリー・ペトレンコやファンホ・メナのマスタークラスに参加。2014?2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者を務め、アンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーの薫陶を受けました。2015年にデビュー後、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルの首席指揮者に就任し、ブラームスの交響曲全曲などを指揮。現在はデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務める傍ら、世界各地の主要オーケストラに客演しています。また、音楽教育にも積極的に関わり、若い音楽家の支援に尽力しています。2022年に大英帝国勲章OBEを受章しました。(2025/06/13 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHSA5352 |
1980年代から亡くなる2023年まで世界的に注目を集めていたサーリアホ。特にフルート曲やオペラなどが高く評価されていますが、このアルバムにはピアノとチェンバロのために書かれた作品がすべて収められています。演奏は古楽器奏者であり、同時にフィンランドの現代音楽界を長年牽引してきたハッキラ。サーリアホとは40年以上の深い交流があり、このアルバムは親友へのトリビュートと言えます。アルバム冒頭の「前奏曲」は歌曲集『4つの瞬間』の第1曲を基にしたもの。反復を伴うミニマル音楽風の動きが特徴です。「アラベスクとアダージョ」は、彫刻家ジャン・ティンゲリーの作品にインスパイアされた曲。「秋」は、バレエ音楽『Maa』のハープ・ソロをチェンバロ用に編曲したもので、ハッキラが初演を行い、その際にはサーリアホがエレクトロニクスを担当しました。「繊細に」は、チェロ、ピアノとパーカッションのためのセレナータの楽章をハッキラ自身が編曲した、瞑想的な曲想を持つ作品。チェロとプリペアド・ピアノのための「夢の中に」は前衛的な作風が表れています。「バラード」は歌曲集『4つの瞬間』の第2曲を基にした作品。「猿の指、ヴェルヴェットの手」は高橋アキの委嘱作で、ビートルズのメロディーを引用したミニチュア・エチュード。力強いオスティナートが特徴です。「秘密の花園 II」はチェンバロをこよなく愛したサーリアホが、自身の呼吸音をテープに取り込み、チェンバロの音と融合させた作品です。(2025/06/13 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1469-2 |
ショスタコーヴィチのオペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》は、1930年に作曲が始まり、1934年に初演され各地で成功を収めましたが、スキャンダラスな表現が批判され、1936年にスターリンの激しい非難を受けたことが契機となって封印されてしまいます(後に《カテリーナ・イズマイロワ》として改訂されて上演が許可される)。1970年代末に初演版がムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって演奏・録音され、2009年にはウィーン国立歌劇場で初の同版の上演が行われました。本録音にはその公演が収められており、近現代オペラの第一人者インゴ・メッツマッハーが指揮を担当。アンゲラ・デノケを中心に、クルト・リドル、ミッシャ・ディディクが見事な声を聴かせます。(2025/06/13 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C230172 |
エリック・サティの影響は現代の音楽に広がっており、ジョン・ケージもサティを「欠かせない存在」と称賛し、彼の作品に大きな影響を受けました。サティは作品にユニークな指示やタイトルをつけて、クラシック音楽の伝統に一石を投じるとともに、ミニマリズムの先駆けでもある「冷たい小品」なども遺しました。サティの作品は今でも多くの発見を与えてくれます。このアルバムにはあまり耳にすることのない小品が多く選ばれており、サティの再発見に繋がる1枚と言えるでしょう。演奏はデンマーク生まれのクリスティーナ・ビェルケ。地元の音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院に留学、シーモア・リプキンに師事し、現在はデンマーク国立音楽アカデミーで後進の指導に当たっています。(2025/06/13 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :8.226929 |
【モンテカルロ歌劇場と名支配人を讃え、ボラスが歌い上げるフランス・オペラ・アリア集】モンテカルロ大聖堂聖歌隊で活動を始め、モナコ音楽院でオペラ歌手としての最初の教育を受けたというテノール歌手ジャン=フランソワ・ボラス。2023年3月の小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト《ラ・ボエーム》で見事なロドルフォを演じるなど、日本でも既に高い評価を受けている彼の初リサイタル・アルバムは、所縁のモンテカルロ歌劇場に因んだフランス・オペラのアリア集となりました。1893年から1951年までの長きにわたって劇場の責任者を務め、この歌劇場の発展に大きく貢献した敏腕支配人ラウル・ガンズブールの功績を讃え、彼と深い関係のある作品を中心に収録しています。中でもガンズブール自身の手による《老いたる鷲》、マスネの《ローマ》、マスカーニ《アミーカ》はモンテカルロ歌劇場で初演が行われた作品であり、その他の多くはボラスが過去にこの歌劇場で歌った作品。さらにはモンテカルロで上演されたことのない《ベアトリスとベネディクト》と《ポリュクト》も加え、プログラムに広がりを持たせています。ボラスは定評のあるその声量と幅広い表現力で、フランス・オペラ全盛期ならではの美しさを湛えたこれらの作品をダイナミックかつ繊細に聴かせます。ピエール・デュムソー率いるモンテカルロ・フィルも作品に寄り添った色彩鮮やかな演奏で好サポート。(2025/06/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1095 |
2019年、ポール・セリによって設立されたカトク・アンサンブルは、アルデッシュ地方で開催されるカトク・フェスティバルでの活動をメインに行う可変的なアンサンブル。フェスティバルでのライヴを収めたこのアルバムが、アンサンブルのデビューCDとなります。活き活きとした感情の動きを大切に、出来るだけ多くの人の心にアクセスしたいという情熱を共有しているという彼ららしい、実に瑞々しい音楽を楽しむことが出来ます。パリ国立高等音楽院出身の俊英、岡田修一が参加。(2025/06/06 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM076 |
【ニーナ・コトワの今を伝える一枚】ショスタコーヴィチとドビュッシーのチェロ・ソナタを中心としたアルバム。ニーナ・コトワ自身が今一番愛情を込めて弾きたいと感じている作品が集められているとのことで、古典的なシンプルさと明快さを併せ持つショスタコーヴィチ、逆に捉えどころのないドビュッシー、技巧的で遊び心に溢れたマルティヌー、チェロの奏でるメロディとピアノの輝かしいパッセージが見事に融合するショパンなど、多彩な内容となっています。コトワとビディーニがそれぞれの作品を慈しむように、活き活きと奏でる魅力的なアルバムです。(2025/06/06 発売)
レーベル名 | :Delos |
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カタログ番号 | :DE3608 |