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New Releases - 2024年11月 発売タイトル

Search results:55 件 見つかりました。

  • マクダウェル:管弦楽作品集 1 - ピアノ協奏曲第1番/ランスロットとエレーヌ/2つの断章(ワン・シャイン/BBCフィル/ウィルソン)

    アメリカのロマン主義作曲家・ピアニスト、エドワード・マクダウェルはニューヨークで生まれ、10代でパリ音楽院に入学し短期間ピアノを学びましたが、すぐに自分に合った音楽環境を求めてドイツに移り、シュトゥットガルト、ヴィースバーデン、そしてフランクフルトのホッホ音楽院(現フランクフルト音楽・舞台芸術大学)でピアノと作曲を学び、1880年に卒業。その後はしばらくドイツで活動した後、1888年にアメリカに帰国。最初の8年間をボストンで過ごし、最終的にニューヨークへ移り、コロンビア大学の初代音楽教授となりました。この管弦楽作品集第1集には、マクダウェルの代表作の1つであるリスト、チャイコフスキー、シューマンの影響を感じさせるピアノ協奏曲と、2曲の交響詩を中心に収録しています。マクダウェル自身も卓越したピアニストだったため、協奏曲ではソリストに高いテクニックが求められますが、「ニューヨーク・タイムズ」や「グラモフォン」で高く評価されているワン・シャインが輝かしいパッセージを見事に弾きこなし、複雑なピアノのテクスチャーの中から美しい旋律を浮かび上がらせています。ワーグナーを思わせるライト・モティーフを用いた「ランスロットとエレーヌ」はアーサー王伝説にインスパイアされており、「ラミア」はマクダウェルの生前には演奏されることがありませんでした。他には11世紀の物語「ロランの歌」から生まれた2つの曲を収録。また、彼の代表作「野ばらに寄す」の管弦楽版でのジョン・ウィルソンが紡ぐ美しいオーケストラの音色も聴きどころです。(2024/11/29 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20305

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    シューベルト:ピアノ作品集 7 - ピアノ・ソナタ 第7番、第18番(ダグラス)

    好評を博しているバリー・ダグラスによるシューベルトのピアノ・ソナタ集。この第7集は、変ホ長調ソナタ D 568 とト長調ソナタ D 894 の2曲が中心です。変ホ長調ソナタは、1817年に作曲され未完だった変ニ長調ソナタ D 567 を改訂・完成させたもので、死後に出版されました。このソナタは、全体の中で軽快さと優雅な楽想が際立っています。ト長調ソナタは1826年に完成され、シューベルトが生前に出版した最後のソナタです。この作品はシューベルトの最後の3つのソナタに匹敵する規模と深みを備え、多くのピアニストにとって特別な位置を占めており、ダグラスも一音一音を慈しむように丁寧に演奏しています。アルバムは、シューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」と「どこへ?」(『美しき水車小屋の娘』より)のリスト編曲で締めくくられています。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20289

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    ヴァインベルク/シェーンベルガー/ラフマニノフ/ゲディケ:トランペット協奏曲集(ロイド/ロンドン響/レイノルズ)

    「Resonance=共鳴」のタイトルの通り、選曲と演奏において様々な響き合いを聴かせるアルバム。ヴァインベルクのトランペット協奏曲は、軍楽におけるトランペットの歴史が反映されており、マーラーやメンデルスゾーン、ストラヴィンスキーの音楽を引用しながらも、それらを暗く歪めたグロテスクなものに変えています。シェーンベルガーの協奏曲はネオロマンティックであり、ロマン派の作曲家たちの影響が見られます。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は、音楽が呼び起こす感情や記憶を表現し、トランペットがその抒情性を引き立てます。アルバムの最後の作品、ゲディケの「演奏会用練習曲」は、ロイドのお気に入りの作品。もともとピアノとトランペットの曲で、彼女はしばしばアンコールで演奏していましたが、今作ではリー・レイノルズによる管弦楽伴奏版での演奏です。マティルダ・ロイドは、ケンブリッジ大学、英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、マルメ音楽大学では、現代最高峰のトランペット奏者の一人であるホーカン・ハーデンベルガーに師事。2014年にBBC Young Musician of the Year Brass Finalを受賞し、2016年にはBBCプロムスでデビュー。翌年にはフランスで開催されたエリック・オービエ国際トランペット・コンクールで第一位に輝くなど、大いに期待されている若手です。古典派から現代まで幅広いレパートリーを持ち、委嘱作品の初演を積極的に行うなどトランペットのレパートリー拡大にも力を注いでいます。このアルバムは、彼女の華麗な音色を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHSA5339

  • SHE/HER - 女性作曲家によるクラリネット作品集(デュ・トワ/コーパー)

    【19世紀フランスから現代のナイジェリアまで、女性作曲家たちによる知られざるクラリネット作品集】南アフリカ出身のクラリネット奏者マリア・デュ・トワは、ケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者などを経て、現在はオランダを拠点にソリスト・室内楽奏者として活躍しています。彼女にとって4枚目のアルバムとなる今作は、女性作曲家による知られざる作品を集めた興味深いもの。作曲家自身についても、有名なタイユフェールや近年注目されているバチェヴィチ、管楽器ファンには知られたゴトコフスキーや、ブラームスなどとの交流で知られるマリー・エリザベトなどのほかは、ほとんど知られていません。それぞれの国籍も、フランスを中心にデュ・トワの出身国南アフリカやナイジェリア、ラトヴィアからニュージーランドまで多彩。いずれもクラリネットの特性と持ち味を生かした聴き応えのある作品ばかりです。デュ・トワはオランダのピアニスト、フェラ・コーパーと共に、幅広い表現力で作品に深く寄り添った彫の深い演奏を聴かせています。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Channel Classics
    カタログ番号:CCS47024

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    ロシアのギター音楽の歴史 2 (ファルク)

    (2024/11/22 発売)

    レーベル名:dB Productions
    カタログ番号:dBCD216

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    ドニゼッティ:バリトンのためのオペラ・アリア集(スモコリーナ/マンチーニ/アライモ/フィレンツェ五月音楽祭合唱団&管弦楽団/サグリパンティ)

    ドニゼッティは歌劇を作曲する際に、ソリストが活躍できる瞬間だけでなく、アンサンブルも重要視していました。ベルカント・オペラのレパートリーはプリマドンナを中心に展開していましたが、彼はテノールや特に低音域の役にも注目し、当時活躍していたバリトン歌手ジョルジョ・ロンコーニやバス歌手ルイージ・ラブラーチェを起用することで、作品に深みを与えました。このアルバムでは、ドニゼッティの歌劇におけるバリトンのアリアとアンサンブルの重要性に焦点を当てています。2016年のアッビアーティ賞受賞者であるバリトン歌手ニコラ・アライモは、高潔で英雄的かつロマンチックな登場人物を生き生きと表現、ジャコモ・サグリパンティが指揮するフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団がバックを務め、流麗な音楽を聴かせます。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS8042

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    ラテンの風景(ギタリアン四重奏団)

    南米の国々は、長い歴史の中で多様な伝統音楽と独自のダンスのリズムを生み出してきました。その中には活気に満ちたブラジルのショーロや、「タンゴの父」アンヘル・ビジョルドの作品に代表されるアルゼンチン・タンゴなどが含まれます。またフランスの作曲家ローラン・ディアンスは、ブラジル音楽に敬意を表した「Bresils」を作曲しています。ギタリアン四重奏団は、これらのブラジル、アルゼンチン、メキシコの作品に見事なアレンジを加え演奏、ラテンの血沸き胸踊る音楽を生き生きと表現しました。2006年に結成されたギタリアン四重奏団は、数多くのコンクールで入賞経験を持つ国際的に活躍するギタリスト4人で構成されており、イタリア国内外で録音や公演を行い、特に現代イタリアのギター四重奏曲に力を入れて活動してきました。パリ、東京、トロントなど、世界的な会場での演奏経験を持ち、コンサート活動に加え、音楽院での指導やセミナー、マスタークラスも行っています。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS8049

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    ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「スザンナの秘密」(フリードマン/モンタナーリ/ベルリン・オペラグループ管/クリーガー)

    ジル伯爵は、外出禁止にしたはずの妻スザンナを外で見かけたように思いました。しかし、家に戻ると彼女はそこにいて、伯爵は安心しましたが、なぜか部屋にはタバコの匂いが・・・。「もしかしてスザンナに恋人がいるのでは?」と伯爵は疑心暗鬼に陥りますが・・・。《マドンナの宝石》で知られるヴォルフ=フェラーリのコミック・オペラ《スザンナの秘密》は、全1幕で、歌手も2人というコンパクトな作品です。リディア・フリードマンとオマール・モンタナーリは、ともにドニゼッティ作品でその高い技量が評価されており、フェリックス・クリーガー率いるベルリン・オペラグループ管弦楽団も2013年の創設以来、さまざまな作品の演奏で名を馳せています。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC992

  • プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》

    【アスミク・グリゴリアンの蝶々さん、満を持してコヴェント・ガーデンに登場!】2024年3月、今をときめく歌姫、アスミク・グリゴリアンが蝶々夫人役としてコヴェント・ガーデンに登場し大きな話題を呼びました。グリゴリアンのコヴェント・ガーデン出演による舞台映像は、好評を博したヤナーチェク《イェヌーファ》、ドヴォルザーク《ルサルカ》に続く3作目。この上演では、未知の世界に憧れる純真な少女から、母となり、愛する夫の帰宅を待ち続ける忍耐強く、誇り高い女性へと変身を遂げる主人公を、期待に違わぬ迫真の歌唱で演じています。伸びやかな美声を聴かせるピンカートン役のジョシュア・ゲレーロ、表情豊かなシャープレス役のラウリ・ヴァサル、ゴロー役の演技派ヤーツォン・ホァン、蝶々さんに寄り添う健気なスズキ役のホンニー・ウーら、脇を固める粒よりの歌手たちの好演が光ります。コヴェント・ガーデンの《蝶々夫人》の定番となっているモッシュ・ライザー&パトリス・コーリエのコンビによる演出は、作品の佇まいを端正に描く洗練されたもの。タクトを執るケヴィン・ジョン・エドゥセイが率いるオーケストラと合唱によるプッチーニの音楽の豊かな情感と流麗な響きは、グリゴリアンを中心とした歌手たちによる歌唱演技を見事に支え、その始まりから悲劇の結末に至るまで、観る者を釘付けにせずにはおきません。(2024/11/22 発売)

    レーベル名:Opus Arte
    カタログ番号:OA1391D

  • ORLANDO ある憂鬱な男の肖像 ~ラ・タンペートによるラッスス~

    【16世紀ネーデルラント楽派を代表する大家を、現代のサウンドスケープに文脈づける異色作】柔軟な音楽性の持ち主であるシモン=ピエール・ベスティオンを中心に、選び抜かれた声楽家たちと器楽奏者たちが集まり、テーマ性の強い独特なステージ体験を提供しつづけるラ・タンペート。古楽から近現代までさまざまな作曲家の作品を意外なコンテクストに置き直し、ジャンルの垣根を超えさまざまなアーティストをゲストに招きつつ意欲的な企画を聴かせてきました。今回のプロジェクトでは、フランス語圏ベルギーの古都モンス出身でバイエルン選帝侯家から絶大な信頼を得、イタリアやフランスに旅し広範な音楽性を養った16世紀の巨匠ラッススに光をあて、自在なアプローチでその音楽世界に迫ります。この作曲家を紹介するドキュメンタリーへの音楽提供依頼から生まれたプログラムで、ベスティオンはそれまで殆ど知らなかったラッススについて学ぶうち、その多面性のある作品と生涯に急速に惹かれてゆき、できるだけ自由にその音楽を捉えたいと考えたとのこと。ア・カペラ作品のピアノ独奏アレンジに始まり、ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏や木管コルネット&サクバット、トリプルハープなどを使った古楽色の強いラ・タンペートの演奏陣が紡ぎ出すサウンドを軸に、ドラムスやサクソフォンなど現代楽器がごく自然に加わって、ロックやジャズを日常的に知る21世紀人の音感覚に驚くほどすんなり16世紀ポリフォニーの響きがなじむ独特な音楽体験が詰まっています。ジャズや現代音楽の側から古楽の魅力を知る一歩になりそうな異色の1枚です。(2024/11/15 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1084