イヴァシュキン, アレクサンドル(1948-2014)
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ロシアの知られざる作曲家、コルンドルフ(1947-2001)の作品集です。彼はモスクワ音楽院で学び、オペラを発表しながら指揮者としてのキャリアも重ねました。その作風は年代毎に変化していますが、基本的に無調であり、神秘的な表現主義をとる曲が多いことで知られています。晩年はカナダのヴァンクーヴァーに移住し、電子音楽にも興味を示しました。このアルバムには3つのチェロ作品を収録。宗教的であり、ロック音楽の影響も受けている「コンチェルト・カプリッチョーソ」、民謡とロシア正教を結びつけた「三部作」、ダンテの新曲からインスパイアされた「パッサカリア」(チェリストは口笛も吹く)と、不思議な音空間が広がります。チェリストのイヴァシュキンはコルンドルフの親しい友人で、パッサカリアは彼のために書かれています。(2012/08/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0128 |
もはや20世紀後半の古典の地位を占めるようになったといってもよい、ロシアの大家・シュニトケの手による感動的な室内楽曲集です。名曲ぞろいの一枚ですが、中でもピアノ五重奏曲の聴かせる深さは圧倒的といえましょう。作曲者自身の母や、敬愛していた大先輩ショスタコーヴィチに対する哀悼の意が含まれているという同曲ですが、全編が痛切なまでの哀しみの情感にどっぷりと浸りきっており、涙なしには聴けません! 特にワルツのリズムに乗りながら、クラスター状に狭い音域に密集した弦楽器群がすすり泣くかのように半音階的、微分音的に蠢く第2楽章や、ピアノが高音域で奏で続ける協和音程に全てが収束していく第5楽章は忘れ難い感動を残します。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554728 |
近代チェコの作曲家・マルティヌーの室内楽作品集です。ピアノ四重奏曲第1番は、第3楽章に出てくるアメリカ民謡風の愛らしい調べが印象的な作品、オーボエ四重奏曲は近代的な響きとリリカルでメロディアスな部分が交替する逸品、そして最晩年のヴィオラソナタは、楽器の特性を活かした深く豊かな音楽となっています。ただ、書かれた時期が早い弦楽五重奏曲は、バルトークを思わせるほど民族的先鋭度が高い作品となっています。この録音は1994年のオーストラリア室内音楽祭を機に出演メンバーで録音されたものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553916 |