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ナミュール室内合唱団

Search results:21 件 見つかりました。

  • ジャケ・ド・ラ・ゲル: 《セファルとプロクリス》

    【クープランと同世代の異才女性作曲家、唯一のオペラの真価に迫る全曲録音ついに登場!】大クープランと同世代で、早くからフランス王室に愛された女性作曲家ジャケ・ド・ラ・ゲルが1695年、満を持してパリのオペラ座で披露した本格歌劇《セファルとプロクリス》。これまで部分的にしか録音が出ていなかった幻の名作ですが、ついに待望の全曲録音が登場します。自身もバロックオペラ復興に大きく寄与する歌手として活躍するレイナウト・ファン・メヘレンが主役セファルを演じながら、自ら主宰するア・ノクテ・テンポリスを指揮。不幸な思い違いから二人とも命を落としてしまう若き男女の悲恋は『ロミオとジュリエット』にも通じる筋書きで、神話の登場人物たちによる序幕まで含め物語は詩的かつスリリングな展開の連続。前評判が大きすぎたためか初演は成功せず数日で舞台から下げられてしまったそうですが、満を持して行われたこの録音はその不運が信じられなくなるほど、起伏豊かな作品本来の面白さを十全に引き出してやみません。カシェ、ビノン、ブロンデールら頼もしい女声陣にモイヨン、アバディら男声も実力派揃い。台本への精緻な読み込みを感じさせる歌唱を支えるオーケストラにもトラヴェルソのアンナ・ベッソン、オーボエのブノワ・ローラン、トランペットのジャン=フランソワ・マドゥーフらソリストが続々名を連ねているだけあり、歌の流れを盛り上げる味わい深い演奏を随所で楽しませてくれます。(2024/02/09 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS119

  • モンドンヴィル: 《パルナス山の謝肉祭》

    【ラモーに追い迫り新時代を築いたフランス18世紀の名匠、象徴的傑作待望の全曲録音!】既に数多くのグラン・モテ(管弦楽付き教会声楽曲)や舞台音楽が録音されてきたモンドンヴィルは、巨匠ラモーと共にフランス王ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人の愛顧を受けた18世紀中盤の人気作曲家。《パルナス山の謝肉祭》はラモーと共に彼の名声も絶頂に達しつつあった1749年に初演されて大成功を収め、その後も1759年と1767年、そして作曲家歿後の1774年にもリヴァイヴァルされた金字塔的傑作。ニケやヴァシュヘーギら古楽シーンの俊才たちも折に触れ名場面をとりあげ録音もしていますが、全曲通しての録音はこれが初となります。26人の弦楽器奏者に対しフルート、オーボエ、バスーンをそれぞれ4人ずつ起用、一対のホルンとティンパニ、パイプ&テイバーが加わる充実編成。これを率いメロディアスで精彩に富んだ作品美を十全に引き出すのは、近年バロックから初期ロマン派まで広範なレパートリーの古楽器演奏で話題を呼んでいる指揮者アレクシス・コセンコ!ブロンデール、ギユメット、ヴィダルら今を時めく欧州歌劇界の名歌手たちと共に、羊飼いたちが暮らす理想郷で少女リコリスへ思いを寄せる太陽神アポロンを巡る物語を起伏豊かに現代に蘇らせます。「英雄舞踏劇」と銘打たれている通り、躍動感に富んだ舞曲ナンバーが多い点も魅力の一つ。モンドンヴィル随一の自然でメロディアスな音運びを通じ、古典派前夜の流麗な音楽を抜群の古楽器オーケストラと名歌唱で堪能できる録音です。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS122

  • オルレアン公フィリップ: 《アルミードの顛末》

    【フランスにイタリア様式を根づかせた要人が自ら見せた、驚くべき作曲手腕!】太陽王ルイ14世の政策で自国の音楽様式が強く推奨されてきたフランスにあって、王の甥にあたるオルレアン公フィリップ2世は若い頃からイタリア様式の音楽を偏愛。イタリア人作曲家たちを同国に招き、太陽王歿後はルイ15世の幼少期を摂政として支える傍ら、晴れてイタリア音楽をフランスに流行させ、伊仏両様式の融合に大きく寄与したことで知られています。このオルレアン公が自ら作曲も学び、カンタートや抒情悲劇など充実した作品を書き残していたとは! 研究の進展で全曲演奏が可能となったオペラ《アルミードの顛末》は、ヘンデル《リナルド》やリュリ《アルミード》に語られる文豪タッソの傑作『解放されたエルサレム』の重要なエピソードを軸に、恋するクロリンダを殺めてしまったタンクレーディも登場、イスラム勢力とキリスト教徒たちの相克と恋の行方を起伏豊かな音楽で綴ってゆく充実作となっています。フランス古来の様式を踏襲しながら歌心豊かなイタリア様式を大きく取り入れたその音楽は、管楽器のソロなど器楽パートの妙にも目を見開かされる瞬間に事欠きません。地中海とフランスのバロック声楽に圧倒的な適性をみせるアラルコンの指揮のもと、撥弦のキート・ガートやモニカ・プスティルニク、大ヴェテランのコントラバス奏者エリック・マトートら俊才揃いの器楽勢に支えられ、フランス随一の名歌手たちが縦横無尽に活躍。フランス音楽史の思わぬ1頁に驚かされる全曲録音です。(2025/03/14 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS125

  • リュリ: 歌劇《アティス》

    【本場ヴェルサイユに響く「王のオペラ」。最新録音はレ・タラン・リリクと精鋭歌手陣で!】イタリアからもたらされたオペラという新しい舞台芸術に触発され、フランス語の台本を朗唱しながら舞踏や独唱歌を交えつつ一大悲劇を描きあげてゆく抒情悲劇という形式を確立、フランス歌劇史の扉を開いたジャン=バティスト・リュリ。太陽王ルイ14世の王室音楽総監督として、彼はこの形式で王室のための新作を続々と披露しましたが、その中でもとくに太陽王の気に入り「王のオペラ」として後代まで再演されたのが、1676年に初演された《アティス》でした。女神シベールの恋慕を逃れ川の妖精サンガリードとの仲を深めたアティスが、女神の怒りで樹木に変えられてしまう悲恋の物語。20世紀のバロック・オペラ復権の流れの中、ウィリアム・クリスティ指揮レザ―ル・フロリサンが決定的成功を収めた演目でもありますが、それ以降の音楽学研究の進展を経た21世紀の新録音として、近年リュリ作品の演奏で絶大な成果をあげているクリストフ・ルセ&レ・タラン・リリクの解釈がヴェルサイユ宮殿のレーベルChateau de Versaillesから登場。近年ますます活躍の場を広げているレイナウト・ファン・メヘレンを表題役に、濃やかな歌唱で緻密な心情描写を聴かせる名歌手たちの至芸がルセ随一のコントロールで、一貫性と一体感に満ちた演奏へ昇華されてゆく希代の名演に仕上がりました。自身もアンサンブル指揮者であるコルネール・ブロンデットとルセが2台の鍵盤楽器に向かい、バス・ド・ヴィオロンのエマニュエル・ジャック、ヴィオールのミリアム・リニョルなど充実の通奏低音陣はじめオーケストラにも経験豊かな名手が続々。バロック・オペラ録音史に新たなページを飾るリリースと言ってよいでしょう。(2024/01/12 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS126

  • CLÉRAMBAULT, L.-N.: Te Deum / L'histoire de la femme adultère (Blondeel, Cutting, Abadie, Namotte, Namur Chamber Choir, Mechelen)

    【フランスの巨匠クレランボーの声楽適性をいかんなく示す宗教曲解釈】フランス宮廷式の音楽作法に、イタリア様式の影響を手際よく織り交ぜたフランス・バロックの作曲家クレランボー。同世代のヴィヴァルディが協奏曲集を続々出版していた頃、1710~26年に計5集の曲集を刊行したカンタート(フランス語歌詞による小規模世俗声楽曲)のエキスパートであると同時に、パリ聖シュルピス教会の専属オルガニストも務め教会音楽でも才能を発揮しましたが、それらはカンタートに比して滅多に録音されません。その渇を潤して余りある新録音が本場ヴェルサイユから登場。祝祭的な合唱曲「テ・デウム」と、イエスの言葉「罪なき者だけが彼女に石を投げなさい」で有名な逸話を扱った珍しいラテン語小オラトリオ「姦淫の女の物語」の組み合わせです。演奏は音大時代からクレランボーに惚れ込み、ALPHAでも彼のカンタート集を録音している名歌手ファン・メヘレンの指揮に、2部のヴァイオリン各3、フルート2(アンナ・ベッソン参加)、トランペット&ティンパニ各1と通奏低音からなる器楽陣(ヴィオラ・ダ・ガンバは上村かおり)、各パート3~4人からなる精鋭ナミュール室内合唱団。両曲とも室内楽的な緊密さを活かしながら、精緻なアンサンブルが光るオラトリオもさることながら、ナチュラル・トランペットの妙音が映える「テ・デウム」でも合唱のみならず、ファン・メヘレンらソリストたちの美声がよどみない旋律美を描きます。ラモー台頭前夜のフランス音楽の粋に迫った充実の1枚です。(2025/05/09 発売)

    レーベル名:Château de Versailles Spectacles
    カタログ番号:CVS163

  • オッフェンバック:喜歌劇《パリの生活》シャンゼリゼ劇場

    (2023/03/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:NBD0163V

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    アルカデルト:マドリガーレ、シャンソン、モテット集(カペラ・メディテラネア/ドゥルス・メモワール/ナミュール室内合唱団)

    マドリガーレ「真白で優しい白鳥は」(CD2 Tr.1)の作者であり、イタリアン・マドリガーレの創始者の一人として知られるジャック・アルカデルト。彼の作と伝わる「アヴェ・マリア」は、特にアマチュア合唱団にとって大切なレパートリーとなっていますが、実際はシャンソン「男たちは愛を徳と見る」(CD3 Tr.20)を元に19世紀の音楽家ディーチュが作った偽作であり、あのリストさえも騙されたと伝わります。そんなアルカデルトですが、今現在、世界の音楽界で相応しい地位を得ているとは言えません。メディチ家に、さらにフランスの教皇と王に仕えた彼は、音楽史の中でも重要な作曲家の一人であり、もっと有名であってもよいでしょう。珍しいものを含めた彼の作品が、新録音で体系的に収められたこのセットを聴くと、たいへん感動的あるいは衝撃的な瞬間が度々訪れます。ジャック・アルカデルトは真の天才であり、同時代人からも特別な人物と考えられていた理由を、今改めて明らかにしてくれる内容と言えるでしょう。(2018/08/29 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC392

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    アルカデルト:ミサ・ノエ・ノエ(ナミュール室内合唱団/カペラ・メディテラネア/ガルシア・アラルコン)

    【管楽合奏も導入、16世紀の実像に迫ったフランドル楽派の秘曲】地中海周辺諸国のバロック作品を、比類ないパッションと精緻な解釈を兼ね備えた名演で聴かせ話題を呼んできた、アルゼンチン出身の指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコン。近年は古典派以降の管弦楽作品の解釈でも注目すべき実績をあげていますが、今回の演目は意外にもルネサンス。フランス語圏ベルギーの主要都市の一つナミュールに拠点を置く実力派集団ナミュール室内合唱団と共に、同市が出身地と言われる名匠アルカデルトのミサ曲を中心とした選曲をお届けします。英国のタリスやスペインのカベソン、オルティスなどと同世代のアルカデルトは、若くしてローマ教皇庁のシスティナ礼拝堂ジュリア聖歌隊に加わり、そこで長く活躍した後にフランス王アンリ2世やシャルル9世に仕えた大家。『最後の審判』の芸術家ミケランジェロとも親交があったと言われています。今回の演目は聖母マリアにまつわる作品が集められており、中心を占めるのは同じく教皇庁で活躍したフランス語圏出身の作曲家ジャン・ムートンによるクリスマス音楽の旋律を軸に作曲された「ミサ・ノエ・ノエ」。アラルコンは4声の端正な多声展開に複数の木管コルネットとトロンボーンからなる合奏、さらにリコーダー、ドゥルツィアン(ファゴットの前身)、オルガンといった楽器を添え、教皇庁やフランス王室など強力な為政者のもとで活躍したアルカデルトの在りし日を彷彿させる壮麗な響きを再現。古楽器ならではの純正な和声の美しさ、決して迫力に頼らないしなやかな音作りで、多声音楽ならではの魅力を存分に味わわせてくれます。バッハ解釈にも定評があるアラルコンならではの精緻な解釈に惹きつけられる名演です。(2023/10/06 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC456

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    コロンナ:コンチェルタート様式による5声のミサ曲/ヘンデル:ディクシット・ドミヌス(ナミュール室内合唱団/カペラ・メディテラネア/ガルシア・アラルコン)

    【ボローニャ楽派の知られざる至宝と、若きヘンデルの脈動を伝える快演!】青年期のヘンデルが、バロック声楽の本場イタリアで豊かな教会音楽の伝統と最先端技法を学ぶ中で書いた初期の名作『ディクシット・ドミヌス』と、その少し前までボローニャで教会音楽の大家として活躍していたコロンナによるミサ曲のカップリング。コロンナはブクステフーデと同じ1637年生まれで、ローマでベネヴォリに師事した後1659年にボローニャ聖ペトロニオ大聖堂のオルガニストとなり、1674年以降は同じ大聖堂の楽長として活躍、同市の音楽研究会アカデミア・フィラルモニカでも若きコレッリの入会から間もなく会長に就任、晩年はローマ教皇庁からも楽長職の打診があった大家です。同時進行する各パートが主役格の存在感を示すコンチェルタート様式を使いこなし、コレッリの合奏協奏曲の声楽版ともいうべき多声の教会用合唱曲を多く残しました。楽曲構造の精緻さを損ねることなく地中海音楽のパッションを脈々と伝えるアラルコンは、その紹介者として最適の指揮者。独唱5人、5パート各4人の合唱に弦16+金管・木管計6をオルガン、ハープ、テオルボからなる通奏低音が支える編成と共に、両作品に内在する躍動感を鮮やかに引き出していきます。知と情の両輪ありきのイタリア芸術の真髄を伝える名演です。(2025/04/11 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC470

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    天国と地獄の間で~ブノワ:オラトリオと管弦楽付き合唱曲集(オランダ放送大合唱団/ラウレンス・コレギウム/ナミュール室内合唱団/アントワープ響)

    【ベルギー19世紀を代表する巨匠の大作群を充実の演奏陣で!】後にフランスに帰化したフランクと並び、19世紀ベルギーを代表する作曲家の一人ペーテル・ブノワの大作合唱曲を、同国放送局の企画で実現した充実演奏陣によるライヴ音源で体系的に聴ける5枚組。フランス語話者とオランダ語話者が拮抗するベルギーは、1830年に独立国家となる直前までオランダ領だった反動もあり、第二次大戦頃まで知識人社会ではフランス語が中心でしたが、国土の北半分を占めるフランダース圏では大半の住民の母語がオランダ語(現地呼称に寄せて「フラマン語」とも呼ばれますがオランダとの言語差は英米の英語程度)で、フランス語中心の文化への反発と母語文化運動が活発でした。ブラームスやサン=サーンスと同世代のブノワはその時代の寵児で、ブリュッセル音楽院でフランス語話者の大家フェティスに師事したのち諸外国で研鑽を重ね、帰国後『荘厳ミサ曲』の成功により注目を集めます。その後、市民オーケストラや市民合唱が盛んだった世情のなか、オランダ語による大作合唱曲やオラトリオを続々発表してフランダースの人々の絶大な支持を集め、20世紀以降もベルギー国民音楽の旗手として敬愛され続けてきました。オランダで学んだ川口成彦も昨今は歴史的楽器でそのピアノ曲を積極的に紹介していますが、このアルバムにはブラビンズ、デ・ワールト、デ・フリーントら新旧世代の錚々たる指揮者たちのタクトのもと、多くが初録音となる重要作群を収録しています。アントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)やオランダ放送合唱団、ナミュール室内合唱団など頼もしい演奏団体が素晴らしい演奏で深い解釈を聴かせ、ブノワの大作の真価を強くアピール。聴くべきロマン派時代の作曲家であることを実感させてくれます。(2024/03/08 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG825