オペラ・コロラド合唱団
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あの「問題作」がついにNAXOSに登場します。この演奏は2008年のライブ録音で、このオペラを得意とする歌手たちを揃え万全の準備の末に上演されたものです。指揮は現代アメリカで最も力を蓄えている女性指揮者マリン・オルソップです。このアリス・グッドマンによる台本は、史実をよく研究したもので毛沢東とニクソンを取り巻く人々も全て実名で描かれ、1972年2月21日にニクソン一行が北京の飛行場に降り立ったところから物語が始まり、会見の場でのニクソンが人知れず味わった緊張を描いた歌や、毛沢東夫人江青が政治色たっぷりのパーティで超絶的なアリアを披露する場などを織り交ぜながら、長らく対立関係にあった中国との和解への道を開くまでが重厚なミニマル音楽で表現されています。この曲が作曲されてからすでに20年以上が経過。新たな気持ちでこの大作に向き合ってみるのもいいかも知れません。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.669022-24 |
歌劇《収容所のラブレター》は、ホロコースト時代にドイツのベルゲン・ベルゼン収容所に収容されたユダヤ系オランダ人ヤープ・ポラック、その妻マーニャ、そしてヤープが恋に落ちたイナの物語を描いています。原題《Steal A Pencil For Me 鉛筆を盗んでほしい》は、ヤープがイナに秘密の手紙を書くために頼んだ言葉に由来し、彼らが交わした「愛の手紙」が作品の元となり、同名の本としても出版されています。作曲家ジェラルド・コーエンは、25年以上にわたってヤープとイナと親交があり、実際に二人の話を聞き、手紙を読んだことにインスピレーションを受けてこの歌劇を作曲。2018年にオペラ・コロラドによって初演され、この録音は初演時とほぼ同じメンバーによるものです。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :SLE-70034 |
1850年に出版されたホーソーンの「緋文字」は、17世紀ニューイングランドのピューリタン社会を舞台とするゴシックロマン小説。夫が不在の間、村の牧師ディムズデールと愛し合い、娘をもうけたヘスター・プリンの悔恨と尊厳が描かれたこの小説は、多くの人々に感銘を与え、1995年にはデミ・ムーアの主演による映画が制作されたことでも知られています。レイトマンはこの作品に壮大な音楽を与え、各々の登場人物たちを優しく見守るとともに、その人間的成長を描いています。歌劇は姦通の罪で起訴されたヘスター・プリンを群集たちが囲む場面で始まります。彼女の胸には罪を現す緋文字(スカーレットレター)「A」と、幼い娘が抱かれています。彼女を見守るディムズデールと、名を伏せている彼女のロジャー。映画とは違うストーリーが美しい音楽に乗って連綿と描かれていきます。(2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.669034-35 |