フィケルト, ヤコプ
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ウィーン生まれのハンス・ガルはウィーンで音楽学を専攻、ウィーン大学で音楽理論の講師として後進の指導にあたります。しかし、戦争の影が色濃くなる頃、ナチスの迫害を逃れエディンバラに移住、この地に定住し、平穏な生涯を送りました。イングランドの地にあっても、彼はいつもウィーンに思いを馳せていたようで、彼の根底にはシューベルトやブラームスへの思いがあり、いつの時代にあっても旋律を重視し、美しい音楽を生涯愛したのでしょう。1982年、92歳の時の作品である2つの無伴奏チェロ作品にも、さりげなく甘いウィーン風の味付けをすることを忘れていません。(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0043 |
イギリスで活躍するベルギー生まれのフルーティスト、カリン・デ・フレイトによる3人の現代作曲家の作品集。彼女はシュトックハウゼンと10年間に渡って実験的なコラボレーションを行い、フルートの持つ可能性を極限まで引き出したことでも知られています。このアルバムに収録された3人の作品も、どれも前衛的で刺激に満ちているものばかり。ミニマル的要素を持つゲールハールの曲、水の滴りを思わせるフォックスの無機質な曲、そしてドイツの洞窟ホーレ・フェルスで発見された遺物から触発されたグディの協奏曲、これらに用いられたフルートの音色は、普段耳にするフルートの優しく美しい響きとはまるで違うものであることに驚くのではないでしょうか。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MSV28555 |
多くの作曲家・・・たとえばブラームス・・・がそうであったように、ショスタコーヴィチも、管弦楽作品を書く際に、まず連弾か2台ピアノ演奏版を作っていました。しかしそれらのほとんどは、演奏される機会もなく静かに眠っています。今回TOCCATAレーベルはこれらの作品を全て発掘し実際に音にしてみます。ピアニストとしても天賦の才を有していたショスタコーヴィチの創作の原点を探るシリーズ、まずは「交響曲第9番」から始めます。新しい世界が目の前に広がることでしょう。その他の小品も興味深いものばかり。「ショスタコーヴィチ・マニア」必聴です。(2011/12/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0034 |
もともとユダヤ系の家にロベルト・アンジェイ・クラウトハメル(1935-1982)として生まれるも、第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名とし、音楽界に飛び込んだピアニスト、作曲家をご存知でしょうか?このアルバムはそんな「アンドレ・チャイコフスキ」の作品を収録したものです。もちろんあのピョートル・チャイコフスキーとは縁も所縁もありませんが、共通するのは溢れる音楽的才能であり、ここで聴ける作品にも鬼気迫るほどの素晴らしい熱気が満ち溢れています。彼は1955年にショパン国際ピアノ・コンクールで8位入賞し、ブリュッセルに留学、ステファン・アスケナーゼに師事します。やがてエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位入賞、翌1957年にはパリでラヴェルのピアノ曲全曲演奏会も行う程でした。しかしながら47歳の若さで病を得て早世、その名声はほとんど忘れ去られてしまっています。そんな彼の作品はなかなか刺激的あり、新古典派の少し先を行く前衛的なもの。もちろんヴィルトゥオーゾ的な面も持つ見事な音楽です。これは一聴の価値ありです。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0204 |
偉大なるドイツの名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ。1912年にソリストとしてデビュー、やがてブッシュ弦楽四重奏団を結成し素晴らしい音楽活動を続けます。演奏活動と並行して作曲活動も行っていたブッシュはドイツがナチスに侵略されるのを恐れ、スイスを経由して四重奏団のメンバーと共にアメリカに渡ります。その後も作曲活動を続け、室内楽作品やピアノ曲など、いくつかの作品を残しました。彼の作風はレーガーの影響を受けたもので、どの作品にも複雑な対位法の中に叙情的なメロディが隠れています。この初録音となるピアノ曲集は、活動の初期から亡くなる年までを万遍なくカバーしており、どれも魅力的な作品ばかりです。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0245 |
レーガーの3曲あるクラリネット・ソナタの全集です。第1番と第2番のソナタは、ブラームスのクラリネット・ソナタに触発されて書いたとされますが、曲の雰囲気はかなり違い、妙に懐かしいメロディと複雑な転調が組み合わせられた曲で、なかなか美しさを理解するには時間がかかりそうな作品です。彼の個人的な教師であったリントナーが紹介したクラリネット奏者、キュルマイヤーのために書かれており、キュルマイヤーも演奏に際して、この曲を丹念に研究したということです。第3番のソナタは形式こそ古典的ですが、曲想はもっと自由で、禁欲的なクラリネットと、演奏困難とも言えるピアノ・パートが見事な対話を繰り広げています。 ( 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572173 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2010.12.15 |