ミケーリ, ロレンツォ(1975-)
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75年ミラノ生まれの新鋭ギタリスト、ミケーリがとりあげるのは、イタリア生まれでアメリカに亡命したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品集。ドビュッシーらの影響を受けながら独自の地中海的と形容される作風で、『自分だけの名曲探し』には絶好の作曲家と言えます。本領を発揮したのが巨匠セゴビアも愛奏したギター音楽ですが、まとめて聴ける当盤は貴重です。代表作「3つの地中海的前奏曲」や、バッハ風テーマをバロックからジャズまでの技法で料理した10など、旋律の無限の才と、映画音楽のように変転する快適サウンドをお楽しみください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554831 |
スペイン出身のリョベートはセゴビアと並び、今日のギター音楽の隆盛の基礎を形作った偉人として記憶されるべきです。彼の功績は世界中を旅してギター音楽の普及に努めたことですが、それにしても作品の録音が少なすぎるので、ナクソスが集めました。「13のカタルーニャ民謡」に代表されるような、カンタービレに溢れたナンバーが並びますが、17即興曲のように演奏技術的にギターの限界に挑んだ、とんでもない難曲もあります。「ソルの主題による変奏曲」は有名な「フォリア」の主題によるソル作品を途中まで引用した上でリョベートの変奏を付加したもので、この主題のマニアには見逃せない逸品です。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557351 |
ロワイエの協奏的二重奏曲は、爽やかな美しさと華麗な名人芸を身上とする、初期ロマン派音楽の模範的存在といえましょう。幅広い音域をカヴァーしていること、重音や和音の奏法が可能なことと、ギターは元々高い演奏の自由度を持つ楽器ですが、二人の奏者が協奏をすることでその自在さは一層高まり、目を瞠るほど多彩な響きが生み出されていきます。収録曲は、長調と短調、3楽章と4楽章形式の組み合わせ4通りが1曲ずつで、そのどれもがステレオタイプともいえる「いかにも」の展開を見せますが、音楽そのものが極めて上質なため、そのぴったりなはまり具合が小気味よく感じられてきます。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570146 |