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オバルスキ, クラウス

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    ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」/ああ、不実なる人よ/行進曲集(ピラード/ニュージーランド響/ジャッド)

    熱気溢れる第5交響曲を完成したベートーヴェンが次に手掛けたのが、この劇音楽「エグモント」でした。1809年当時のウィーン宮廷劇場支配人であったハルトルが、ゲーテの戯曲を音楽とともに上演する計画を立て、選ばれた題材がこの作品です。内容はエグモント伯ラモラール(フランドルの軍人、政治家。八十年戦争初期の指導者の一人)の自己犠牲と英雄的行為を讃えたもの。この作品を通してベートーヴェン自身の政治への思いも描かれています。今では序曲のみが演奏される作品ですが、第5交響曲に通じる情熱が随所に感じられる名作として、もっと高く評価されても良いでしょう。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557264

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    ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」(アボエンシス大聖堂聖歌隊/トゥルク・フィル/セーゲルスタム)

    “ベートーヴェンの「トルコ行進曲」”が含まれていることで知られる劇音楽「アテネの廃墟」。ハンガリーのペスト市(現ブダペスト)に新設されたドイツ劇場のこけら落としのために1811年秋から1812年にかけて作曲され、1812年2月9日に劇音楽「シュテファン王」とともに初演されました。物語は、ギリシャ神話に登場する知恵の女神ミネルヴァが、長い眠りから目覚めた時に目にしたのはトルコに侵攻され、荒廃したアテネ。彼女は他の神々が逃れたペストに赴き、この地を“新たなアテネ”にするという、まさに劇場のこけら落としにふさわしい内容を持ち、魅力的なアリアやデュエット、コーラスで満たされています。ナレーション付きの劇仕立てでお楽しみください。同時収録の「献堂式」の音楽は、ヨーゼフシュタット劇場のこけら落としのために書かれた劇音楽の一部です。大部分が「アテネの廃墟」からの転用ですが、序曲はオリジナルです。(2020/02/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574076

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    ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」/付随音楽「レオノーレ・プロハスカ」(キー・アンサンブル/アボエンシス大聖堂聖歌隊/トゥルク・フィル/セーゲルスタム)

    2020年ベートーヴェン・イヤーに寄せる希少作品の登場。オーストリア皇帝フランツ1世の肝いりで、ブダペストに建築された大きな劇場のこけら落としのために1811年にベートーヴェンが作曲した付随音楽「シュテファン王」。西暦1000年にハンガリー王国を建国したイシュトヴァーン1世が描かれたこの作品は、祝祭的な序曲で始まり、合唱と台詞で迫りくる敵と戦う王の偉業が描かれています。壮大な音楽が付けられていますが、以降はあまり演奏される機会がなく、現在では序曲がかろうじて時折演奏されるのみの「知られざる作品」になっています。他にはベートーヴェンが関心を抱いていたレオノーレ・プロハスカ(男装して軍隊に入隊し活躍したものの戦いで命を落とした)のための音楽や、1815年に開催された“ウィーン会議”を祝した曲など勇ましく壮観な合唱曲をレイフ・セーゲルスタムが指揮するトゥルク・フィルハーモニー管弦楽団とトゥルクの室内合唱団“キー・アンサンブル”他の演奏で聴くことができます。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574042