アイッティンガー, ウルズラ
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1827年にベートーヴェンが没した時、彼を継ぐ作曲家として最も有力な存在と目されたのが、ルイジ・ケルビーニ(1760-1842)でした。彼は当時の最も優れたオペラ作曲家であり、彼が執筆した対位法の教則本はショパンやシューマンが用いたほどでした。しかし、その作品の素晴らしさとは裏腹に、大衆の人気を得ることはできず、数多くの歌劇も一時は劇場で上演されたものの、彼の死後はほとんど忘れられてしまい、その名声が復活するのは100年以上の年月を待たなくてはいけなかったことは誰もが知る通りです。そんな彼、オペラだけでなく宗教音楽も数多く書きましたが、この盤に収録さrているのはもっと珍しいカンタータです。これらはギリシャ神話を題材にしながらも、当時の民衆たちの怒りや悲しみを丁寧になぞり、曲に反映させたもので、歌劇作曲家とはまた違うケルビーニを知ることができるのではないでしょうか。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777776-2 |
イタリア後期バロック時代の作曲家ドゥランテ(1684-1755)による「クリスマス音楽集」の第2集です。第1集(777571-2)も、その牧歌的で流麗な音楽が楽しめましたが、ここでも喜びに満ちた美しい音楽を聴くことができます。なかでも「Cito Pastores」は、極めてチャーミングなラテン語によるモテットであり、4声のアンサンブルと弦楽、オルガンの通奏低音で奏される表情豊かな作品です。現代では、あまり聞かれることのないこれらの作品を、丹念に拾い上げて形にするヴィレンズの熱意にも脱帽です。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777734-2 |
イタリア後期バロック時代の作曲家ドゥランテ(1684-1755)は、シチリア王国のフラッタマッジョーレに生まれ、幼い頃から音楽教育を受け、アレッサンドロ・スカルラッティをはじめとした多くの音楽家から教えを受けたとされますが、あまり詳しいことは分かっていません。ただ、偉大なる教師であったことと、18世紀前半のナポリにおいて、最も偉大な教会音楽作曲家のひとりであったことは間違いないようです。彼のクリスマス音楽は、ナポリの伝統的な形式を順守したカンタータとモテットで、当時としては、明るさの中に少しだけ感傷的な雰囲気を持ち込んだことでも高く評価されました。中でも変ロ長調のマニフィカトは、最も愛されていた作品の一つで、19世紀になっても、頻繁に演奏されていました。(2011/11/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777571-2 |
1875年2月、若きウェストファーレンの教師キュッペルスが偶然見つけた叙事詩について、ブルッフは出版者ジムロックに熱心に手紙を書きました。「この詩はディテュラムボス(バッカス賛歌)のように熱狂的です。この詩につけるメロディもリズムも次から次へと湧き起こります。」ローマ帝国初期のゲルマン人の首長アルミニウスの生涯に基づいたテキストによる4部からなるオラトリオは、最後の部分の戦いの場面で壮大なるクライマックスを築きます。ブルッフの声楽曲は現在ではほとんど聴く機会がありませんので、この演奏は本当に貴重なものと言えるでしょう。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777453-2 |
作曲家、外交官、音楽理論家と言った多彩な才能を持つドイツ後期バロック時代のヨハン・マッテゾンの壮大なるオラトリオです。ヘンデルとは大親友であったものの、オペラの上演中にいさかいを起こし、あわやヘンデルを刺し殺しそうになったというエピソードを持つ物騒な人でもありました。大作曲家であったにも関わらず彼の相当数の作品が1998年まで行方不明だったため、すっかり忘れ去られた存在になっていたマッテゾン。これから復興が進むのでしょうか。まず手始めにこれを聴いてみてください。(2009/07/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777360-2 |