ルンメル, マルティン(1974-)
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2014年から6年間のを歳月をかけて完成したCapriccioの注目シリーズ「モダン・タイムズ・エディション」。アルバム毎に1人の作曲家の作品を取り上げ、その多彩な作風を追求する企画であり、20世紀に活躍した作曲家たちの「何らかの事情でコンサートのレパートリーから消えてしまった」ものの、21世紀の今日、少しずつ再評価され始めた作品を網羅しています。( 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C7337 |
イギリスの近代音楽発展に多大なる功績を残したヴォーン・ウィリアムズの管弦楽作品集。ロンドンの王立音楽大学在学中に知り合ったホルストとともに「イギリス独自のスタイル」による作品を追及し、次第にイングランドの民謡を取り入れた独自の作風を確立したヴォーン・ウィリアムズの、あまり知られていない作品を集めた1枚です。歌劇《毒のキス》は、タイトルこそ恐ろし気ですが、内容はとてもロマンティック。序曲には劇中のメロディが次々に登場します。他の曲は、どれもイングランドの牧歌的風景が表現されています。OPUS ARTE(帯あり)(2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5314 |
ロシア生まれですが、父はドイツ人、母はポーランド人であった作曲家グリエール(1875-1956)。祖先にもロシア人はいなかったようなので厳密には「ロシアの作曲家」とは言えません。もちろんモスクワ音楽院で教育を受けましたが、1901年からベルリンに留学し、指揮者オスカー・フリートに指揮法を学んだことでも知られます。作曲はタネーエフに学び、1920年から1941年までモスクワ音楽院で教鞭を執りました。彼の作品は装飾的であり、また独創的なメロディに満ちていて、年齢を重ねることに「アジア的」なものへの傾倒も強くなっていきました。とは言え、ここに収録された作品は1902年の初期のものから1911年頃に書かれた国民楽派の趣きを有した曲で、小さな編成からオーケストラの響きを紡ぎだす、グリエールの手腕を存分に楽しむための色彩的な曲が並びます。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572713 |
ライプツィヒを拠点に、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェロ奏者として長年活躍してきたユリウス・クレンゲル。曾祖父が教会のカントル、祖父がヴァイオリニストという音楽的な家庭に育ち、彼の兄パウルもヴァイオリニスト、作曲家、編曲家としてその功績を知られています。優れた教師でもあり、教え子の中にはフォイアーマン、ピアティゴルスキーなどの名チェリストだけでなく、オネゲルや齋藤秀雄の名前もあり、こちらでも素晴らしい活動をしたことが見てとれます。このアルバムに収録されたコンチェルティーノは、どれも教会で演奏するために作られた作品で、伴奏にはピアノが用いられており、どの曲でもピアノはオーケストラに匹敵するほどの多彩な響きと表現力が要求されます。ウィーンを代表する名チェリスト、マルティン・ルンメルのチェロ、ピアノ伴奏は帯広出身の加藤麻里が担当。スリリングな演奏が聴きものです。/(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573793 |
シューベルトの様々な作品を、ギターを交えた演奏で楽しむ2枚組。モーツァルトを思わせる「ギター四重奏曲」は1918年に発見されたシューベルトの18歳の時の作品とされていますが、実はシューベルトより少し年上のボヘミアの作曲家マティエクカの「ノットゥルノ」をそのまま書き写し、そこにチェロ・パートを付け加えた“編曲”であり、シューベルトがなぜこの形での編曲を試みたのかはわかっていません。。現代には存在しない楽器「アルペジオーネ」のためのソナタは、通常チェロとピアノで奏されますが、ここではギターとチェロの二重奏。ピアノ伴奏よりも慎ましい響きが魅力的です。CD2は歌曲のギター伴奏版。シューベルト自身はギターで作曲をしていたという説もあり(ピアノが買えなかったとも)この素朴な響きは作品の姿を良く伝えます。イタリアのギタリスト、メシルカが全曲を通じてギターを担当しています。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0058 |
イタリアのバロック時代のヴァイオリニスト、作曲家アンドレア・ツァーニ(1696-1757)。彼はカザルマッジョーレ出身で、地元で音楽を学んでいたところ、カルダーラがその演奏を聴いて感動し、ウィーンへの旅の同行者に選んだという人です。ウィーンではハプスブルク家の宮廷ヴァイオリニストとして活動し、カルダーラの死後は故郷に戻り、そこで生涯を終えました。ヴァイオリンのための作品のいくつかが知られていますが、この12のチェロ協奏曲は新しく発見されたもので、ヴィヴァルディの影響を感じさせつつも、随所に新しさを感じさせる端正な作品です。この作品の発見を機に、オーストラリアのジル・ウォード博士はツァーニの包括的な作品目録と、印象的な伝記を発表したとのことで、今後は、この知られざる作曲家ツァーニの評価が進みそうです。今回チェロを演奏しているのは名手マルティン・ルンメル。ひと時の愉悦をお届けいたします。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5145 |
イタリアの作曲家、ヴァイオリニスト、アンドレア・ツァーニ(1696-1757)の作品集です。capriccioレーベルからは、彼のチェロ協奏曲集(C5145)がリリースされているなど、いくつかの作品を耳にすることは可能ですが、まだまだその名前が浸透しているとは言えそうになく、多くの未発見の作品が修道院や宮殿の蔵書の中にあるとされています。そんなツァーニの作品は、仄かにヴィヴァルディの影響を感じさせる、当時のイタリア音楽界の良いところを抽出したような物ばかりです。このディヴェルティメント集は1734年に作曲された曲集で、ヴァイオリンとチェロの二重奏(通奏低音は付いていない)として掛かれています。2つの楽器は同等に扱われ、各々の技巧を競い合うかのように華麗な旋律が繰り広げられるというものです。名手ルンメルとノイダウアーの緊密なアンサンブルでお楽しみください。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5264 |
ハイドンのフルート三重奏曲の第16番と言われても、メロディが頭に浮かんでこないのではないでしょうか?ハイドンのトリオと言えば、大抵はピアノ三重奏曲であり、その主役はピアノで、ヴァイオリンが追従、チェロが申し訳程度のメロディを奏でるものが普通です。しかし、これらのフルート三重奏曲は、フルートに主役の場が与えられています。なぜここで彼がフルートを選んだのかの理由は不明ですが、イギリスの貴族たちにフルートをアピールする必要性があったからかもしれません。とは言え、自筆稿のほとんどが失われてしまい、作曲時期の確定ができないうえ、のこれらの作品は他の作曲家の名前で出版されていたり(ハイドンの名声にあやかったらしい)と、なかなか出所を示す手がかりもないというものです。しかし曲を聴いてみれば、どの曲からも「真の天才の証」が感じられることでしょう。この3曲には、既にピリオド楽器の演奏も存在しますが、ここではモダン楽器で、現代的なアプローチによる演奏をお聞きいただけます。ハイドンの室内楽曲、いや全作品がが、まだ一般的な地位を獲得していない理由の一つには、もしかしたら作品数が多すぎるせいもあるかも知れませんね。ちなみに第16番の冒頭は、あの有名なモーツァルトの作品にそっくりです。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572667 |