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ルンメル, マルティン(1974-)

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 (ルンメル)

    チェリストならば、誰しもが演奏したいと憧れる究極の曲集。百人百様の解釈があり、もちろん聴き手の好みも様々でしょう。この演奏は、チェロの可能性の極限を探求するかのようで、ト長調の前奏曲から緊張と興奮に満ちています。この作品に「内省」を求める人よりは、「感情の発露」を楽しみたい人に向いているかもしれません。(2012/04/11 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0004

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    プーランク:クラリネット・ソナタ/オーボエ・ソナタ/チェロ・ソナタ(クーティ/グヴァンツェラーゼ/ルンメル/マイ)

    14歳でデビューし、ロシア音楽やショパンを得意とするミュンヘン在住のピアニスト、エヴァ=マリア・マイ。paladinoレーベルへの3枚目の「プーランク・アルバム」となる1枚です。すでにヴァイオリン・ソナタやフルート・ソナタ、即興曲全曲と“小象ババールの物語”を録音している彼女をフィーチャーするアルバムであるため、全ての曲が「ピアノの演奏者側から見たプーランクのソナタ」と言った位置づけになっています。様々な共演者と軽妙な演奏を繰り広げる彼女のプーランクは、ラヴェル風でもあり、モーツァルト風でもある個性的なスタイルを持っています。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0095

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    ブルサッティ:メデア(ブルサッティ/ホロジ/ルンメル)

    オットー・ブルサッティはウィーン生まれの作家&ディレクターです。ウィーン大学で歴史、哲学、音楽学を学び、ウィーンのラジオ番組でクラシック音楽の普及に長らく尽力しています。このアルバムは彼の自作の詩を朗読したものです。男と女が語り合い、そこにバッハの音楽が絡み合い、言葉と音は大気に溶けて行く・・・言葉がわからなくとも、ひたすらドイツ語の美しい響きを味わうだけでも良いのかもしれません。(2012/05/16 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0008

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    ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集(ルンメル/グッテンベルク)

    paladino musicレーベルで中心的役割を担うチェリスト、マルティン・ルンメルによるベートーヴェン(1770-1827)のチェロのための作品全集です。彼は名チェリスト、ウィリアム・プリースに教えを受け、世界中で活躍し、また教師としても高く評価されています。この2枚組は、ベートーヴェンのチェロ・ソナタと変奏曲を全て網羅するもので、それまではチェロが添え物として扱われてきた「チェロ・ソナタ」の歴史を大きく塗り替えたと言われる、充実した内容を持つベートーヴェンの作品を、ルンメルは悠然と演奏しています。(2012/04/11 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0011

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    ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲(ルンメル)

    19世紀に活躍したチェロの名手ポッパー。作曲家としては超絶技巧を駆使した夥しい数の小品を残しています。チェロ学習者のために書いた「チェロ演奏の高等課程への練習曲」は、チェロ学習者にとっては“ショパンの練習曲”にも匹敵する大切な作品であり、聴いても、弾いても楽しめる曲集として知られています。/この2枚組は、2004年にリリースされたアルバムをリマスタリングしたもの。ルンメルはポッパーの全チェロ作品のリリースを目指しています。(2017/09/29 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0085

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    ポッパー:チェロ協奏曲第1番 - 第4番(ルンメル/加藤麻理/チェコ室内管パルドビツェ/エヴァンス)

    「ハンガリー幻想曲」など超絶技巧を駆使したチェロ作品で知られるハンガリー出身のチェリスト、作曲家ダーヴィト・ポッパー。チェロ学習者のための「練習曲」を作曲し、多くの学生たちを育てあげたことでも知られています。このアルバムに収録された4曲のチェロ協奏曲は彼の創造の頂点をなすものであり、50年に渡る彼の作曲活動の全般に渡って作曲されています。しかし、現在人気を誇るのは彼のサロン風の作品ばかりであり、これらの協奏曲はほとんど演奏されることがありません。このアルバムではウィーンを拠点に活躍するチェリスト、マルティン・ルンメルが独奏を担当、遊び心溢れる第1番、ドラマティックな作風による第2番、単一楽章のみの第3番まではオーケストラが伴奏を担い、第4番はピアノ伴奏で演奏されています。ブラームスから影響を受けたとされる重厚でロマンティックな音楽をお楽しみください。(2019/03/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573930

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    ポッパー:チェロ組曲全集(ヒュルスホフ/ルンメル/カトウマリ)

    オーストリア=ハンガリー二重帝国(1848年から1918年にヨーロッパに存在した国家)のチェロ奏者ポッパー(1843-1913)。彼は幼い頃からチェロを学び、20歳の時に最初の演奏旅行を行います。ドイツでハンス・フォン=ビューローに称賛され、1867年にはウィーン宮廷歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者に就任します。しかし6年後に退団、以降はソリストとしてヨーロッパ全土で活躍します。1896年からはブダペスト音楽院で後進の指導にあたるなど、教育の分野でも大きな業績を残しました。この2枚組はドイツの2人の名チェリスト、ヒュルスホフとルンメルを中心とした「ポッパー:チェロ作品全集シリーズ」の第1作目にあたるもので、彼の代表作の一つである「組曲」が2ヴァージョン収録されているなど、チェロ好きでなくとも注目してみたいアルバムとなっています。夥しい数の作品を残したポッパーですが、現在ではその一部の曲のみしか演奏されないのは残念ですが、これを機会に、この作曲家の素晴らしさが広まるのではないでしょうか?(2014/03/26 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0007

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    メルク:イタリアからの花/スイス風エアとロンドー/華麗なワルツ(ルンメル/クリューガー)

    19世紀前半のウィーンで「最も傑出したチェリスト」として名を挙げたヨーゼフ・メルク(1795-1852)。あのベートーヴェンの三重協奏曲も彼が積極的に演奏し(彼のために書かれたのではない)曲の名声を高めたのです。また、あのショパンの初期の名作「序奏と華麗なるポロネーズ」もメルクに献呈されています。このアルバムに収録されているのは「作曲家」としての仕事であり、当時全盛を誇っていた「オペラのモティーフを器楽曲に編曲する」シリーズが中心に聴くことができるものです。良く知られた名旋律がチェロで朗々を歌われるのを聴くと、やはり人の声とチェロの音色は親和性を持っているのだな。思われる方も多いことでしょう。トラック1の「エアと変奏曲」は副題に"愛好家=アマチュアのために"と記されていますが、とてもアマチュアの手におえる作品ではないところもご愛嬌。演奏しているのはメルクの良き理解者であるチェリストのマルティン・ルンメル。彼は他レーベルにも「20の練習曲」を録音するなど、この知られざる作曲家の普及に努めています。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572759

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    メルク:無伴奏チェロのための20の練習曲(ルンメル)

    19世紀前半のオーストリアで、最も影響力の強いチェリストであったヨーゼフ・メルク。彼はウィーンで生まれ、最初はギターとヴァイオリンを学んでいましたが、15歳の時にイヌに左手を噛まれたことが原因で、ヴァイオリンからチェロに転向。瞬く間に才能を開花させました。シューベルトやショパンとも交友を持つなど、当時の音楽界で高い知名度を誇り、技巧的なチェロのための作品を数多く残しています。オペラのメロディをアレンジした作品が知られていますが、この練習曲はチェロを演奏するために必須とされる技術を習得しながら、音楽性も養える優れた教本として知られており、ルンメルもこの曲集を単なる練習曲ではなく「芸術性の高い小品集」として演奏しています。以前Musicaphonレーベルから発売されていたアルバムの移行盤です。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:Paladino Music
    カタログ番号:PMR0086

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    モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、第36番「リンツ」、第41番「ジュピター」(J.N. フンメルによるフルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ編)(グロット/アイヒホルン/ルンメル/クリューガー)

    おなじみ、フンメル(1778-1837)の室内楽版編曲によるモーツァルト(1756-1791)の交響曲です。第1集(第38番-第40番…8.572841)でもその機動力の高さと緊密なアンサンブルが好評であった4人の名手たちですが、今作では一層充実した音楽を聴くことができます。一度味わうと病みつきになってしまうのがこのシリーズで、編成を小さくすることでとにかく曲の構造や、モーツァルトの信念のようなものがくっきりとわかるのが楽しいのです。これらの編曲はフンメルがヴァイマールの宮廷楽長として働いていた1823年から1824年頃に作られたもので、彼が幼い頃に師事していたモーツァルトに対する深い賛辞でもあるのです。フンメルはピアノ、フルート、ヴァイオリンとチェロのための作品を50曲以上残しましたが、モーツァルトの交響曲編曲は、全部で6曲のみなのが残念なところです。彼は時代の変遷も考慮し、モーツァルトのスコアにないクレシェンドやピアニシモを付け加え、また装飾なども変更しています。交響曲第40番における小節の追加など、現在の楽譜とは異なる箇所もあり、混乱を招くかもしれませんが、このあたりは研究家たちによっていずれは精査されることでしょう。(2015/11/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572842