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クイント, フィリップ

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    A TO Z ストリング・プレイヤーズ

    何とも胸躍る4枚組。この中に古今東西の名弦楽器奏者たちの演奏がたっぷりと詰まっています。総勢69名の時代を超えた演奏家たち。演奏スタイルや解釈は時代によって異なりますが根底に流れている音楽への情熱は普遍です。咽び泣く音色、輝かしい音色、これぞ「琴線に触れる音楽」です。じっくりとお楽しみください。650ページを越える解説書(英語のみ)ではアッカルドからズッカーマンまで300人を越える演奏家たちのバイオグラフィが掲載されており価値ある資料として役立つものです。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Naxos Educational
    カタログ番号:8.558081-84

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    コリリアーノ:レッド・ヴァイオリン奇想曲/ヴァイオリン・ソナタ/トムソン:5人の貴婦人/ポートレイト(クイント/ウォルフラム)

    コリリアーノが1997年に書いた映画音楽「レッド・ヴァイオリン」。そのスコアから再構築されたのがこの「レッド・ヴァイオリン奇想曲」です。哀愁的なテーマ、パガニーニを思わせる超絶技巧、民族的な色調に彩られたメロディ。倒錯的な愛の世界を一艇のヴァイオリンで表現し尽くした魅惑的な音楽が耳を弄びます。コリリアーノが絶賛した名手クィントの艶やかな音色は鳥肌ものです。(2008/08/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559364

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    コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲/劇的序曲/組曲「から騒ぎ」(クイント/ミネリア響/プリエト)

    1945年に作曲されたにも関わらず、このヴァイオリン協奏曲の全編に漂うのは馥郁たる後期ロマン派の妖艶なる香りです。天才少年として将来を嘱望されつつも、アメリカに亡命し、ハリウッドの映画音楽作曲家として活躍していたコルンゴルトですが、彼はいつでも「ドイツのクラシック作曲家」として認められることを望んでいました。この作品がハイフェッツの手で1947年に初演された時も「時代錯誤」という酷評を受けたのですが、彼自身としては大満足であったことでしょう。一時期すっかり忘れられていたのですが、最近になって多くの演奏家がこの曲を取り上げ、すっかり人気曲となったのは間違いありません。全曲を通じて、自身の映画音楽からの引用が見られますので、このまま、再度何かの映画音楽に使ってみるのも良いかもしれません。それほどまでに劇的で心惹かれる作品です。(2009/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570791

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    W. シューマン:ヴァイオリン協奏曲/ニュー・イングランド三部作(クイント/ボーンマス響/セレブリエール)

    ニューヨークに生まれ、ジュリアード音楽院の校長も務めたウィリアム・シューマンの手による、演奏効果の高いヴァイオリン協奏曲の登場です。緻密に書き込まれたオーケストラパートと、全編がヴィルトゥオジックな技巧に彩られたソロパートが、室内楽的な細やかさで絡みあったり、思う存分にパワーを開放したりと、ドラマティックな展開が聴きものです。当盤がデビュー録音となる、シャープな切れ味とセンスを兼ね備えたクイントの独奏もご注目ください。また「ニュー・イングランド三部作」と「アメリカによる変奏曲」はより縁取りのハッキリした旋律的要素と、華麗なオーケストレーションが特色で、華麗なショーピースといった趣の小品です。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559083

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    シューマン:チェロ協奏曲/ブラームス/二重協奏曲(クイント/ベイリー/ノースキャロライナ響/ルウェリン)

    【名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲】1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。(2019/10/25 発売)

    レーベル名:Steinway and Sons
    カタログ番号:Steinway30123

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    セレブリエール:交響曲第1番/ヌーヴ/ヴァイオリン協奏曲「冬」(カー/クイント/マースディン/ボーンマス響/セレブリエール)

    ウルグアイ出身の作曲家=指揮者セレブリエール。彼の自作自演集も第3集となりました。このアルバムに収録された第1番の交響曲は、彼が18歳の時の作品。当時、故郷ウルグアイで青年オーケストラを率いていた頃の意欲的な表現が垣間見えます。彼自身の言葉によれば、「1960年代と70年代では作曲スタイルの変化こそあれ、そこに込められたメッセージは同じ」とのことですが、確かに様々な年代に書かれた作品を並べて聴いてみると、その根底に横たわるのは感傷的な心と、濃厚な大気の香り、そして情熱的なリズムでしょうか。第1集(8.559183)と第2集(8.559303)もご一緒にいかがでしょうか?(2010/10/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559648

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    バーンスタイン:セレナード/ファクシミリ/ディヴェルティメント(ボーンマス響/オルソップ)

    少女時代の五嶋みどりがソリストを務め、弦を2度も切りながらも、冷静にオーケストラのメンバーから楽器を借り受けて完奏、もはや伝説ともなったエピソードを生み出したのが、当盤収録の「セレナード」です。ただし、弦が切れるくらいだから、ド派手なショーピースかと思いきやさにあらず。確かにヴァイオリン独奏パートは技巧的に困難を極めますし、彼ならではのジャズ的な楽想も頻出しますが、極めてシリアスな雰囲気が漂います(実はプラトンの「饗宴」からインスピレーションを受けた作品)。併録の「ファクシミリ」、さらに「ディヴェルティメント」はもう少し肩の力が抜けてる感じで、前者に登場するピアノ独奏など、なかなかイカしてます。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559245

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    パガニーニ:ラ・カンパネッラ/24のカプリース(抜粋)/魔女たちの踊り(編曲:F. クライスラー)(クイント/コーガン)

    パガニーニとクライスラー。悪魔的で謎めいたパガニーニと、陽気で気さくなクライスラーと性格上は全く違うようでしたが、2人ともヴァイオリンの天才であったことは間違いありません。彼らはどちらも世界中を旅し、その妙技で聴衆を熱狂させました。この2人の才能が融合したこれらの作品、聴いていて楽しいことこの上ありません。冒頭の「ラ・カンパネッラ」も、原曲が一層パワーアップ。驚くこと間違いなしです。ロッシーニの作品による変奏曲も眩いばかりの演奏効果をもたらします。名手クイントの超絶技巧と柔軟な感性にも目を見張ることでしょう。(2010/10/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570703

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    ベリオ:ヴァイオリン協奏曲第2番、第3番、第5番(クイント/スロヴァキア放送響/カーク)

    若きヴァイオリニストの卵たちが、一度は演奏してみたいと願うのが、このベリオの協奏曲でしょう。技術的にも表現的にも心地良い困難さを必要とする演奏効果絶大なる作品です。パガニーニの影響が大きい第2番と第3番、そしてユーモラスな曲調が魅力的な第5番。若き俊英クィントの堂々たる模範的演奏で。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570360

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    ロージャ:ヴァイオリンとピアノのための作品集(クイント)

    ロージャと言えば映画音楽が良く知られていますが、ここに収録されたのはハンガリーの民族色が濃く出た初期の作品と、恐ろしい程に渋い後期の「無伴奏ヴァイオリンソナタ」です。のどかで親しみやすい変奏曲などの哀愁に満ちたメロディの宝庫は聴き手の胸を熱くすることでしょう。そして無伴奏ヴァイオリンソナタの革新的な音色!ロージャに対する見方が変わること間違いありません。(2008/02/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570190