エットマイアー, マティアス
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レオ・ヌッチが歌う悲劇の父親!演奏会形式による《二人のフォスカリ》2017年秋、ヴェルディの《ルイザ・ミラー》を振ってミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてデビューしたイヴァン・レプシック。今作でもヴェルディの初期の知られざる歌劇を渾身の演奏で紹介しています。バイロンの原作に基づく《二人のフォスカリ》は、政敵ロレダーノの企みで、実の息子を処刑しなくてはならなくなった主人公フォスカリの悲劇を描いた作品。主人公フォスカリを歌うバリトンには高い演技と歌唱力が求められますが、ここではヴェテラン、レオ・ヌッチが迫真の歌唱で救いようのない悲劇の物語を歌い上げています。若手中心の歌手たちのアンサンブルも抜群です。(2019/08/23 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900328 |
現在では「マドンナの宝石」間奏曲のみが知られるイタリアの歌劇作曲家ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948)。彼の作品の多くはゴルドーニの戯曲を基にした喜歌劇であり、それらの作品は面白いことに、イタリアではあまり人気が出ず、ドイツで初演した方が成功したのでした。この「せんさく好きな女たち」もそんな作品で、18世紀のヴェネツィアを舞台に、2人の妻がクラブでの夫の謎の行動をチェックするという物語です。軽妙な物語を重厚なワーグナー風の音楽が彩るという、確かに当時のドイツで受けそうな風情を有しています。普段は序曲のみが演奏されるこの作品、ウルフ・シルマーの流麗な指揮でお楽しみください。またcpoではヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品もリリースしています(777567)。こちらも潤沢なメロディが溢れています。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777739-2 |
1990年代の後半、当時の退廃音楽復興のブームにのって、ようやく歌劇「鳥たち」のCDが発売になり、その存在を知ることができたという作曲家ブラウンフェルス(1882-1954)。最近は歌劇だけではなく、いくつかの作品を耳にできる機会も増え、少しずつ認知度が上がってきたとは言え、このような珍しい作品が上演されるのは本当に嬉しいことといえるでしょう。このブラウンフェルス、父は文学者、翻訳者であり、母の祖父(もしくは大おじ)は、かのルイ・シュポーアであったという由緒ある家系に生まれた人。純粋なユダヤ人ではなく、その家系にユダヤ人がいるというだけでナチスから迫害されましたが、終戦後にはまた音楽界に戻り、戦後の音楽復興に貢献しました。熱烈なカトリック信者であった彼の作品には、宗教的なものも多く、この「受胎告知」も中世時代の不安な空気を、後期ロマン派の響きで描き出した稀有な作品となっています。演奏にあたっては、ユリアーネ・バンゼやハンナ・シュヴァルツをはじめとしたドイツを代表する名歌手たちを揃え、ウルフ・シルマーが渾身の指揮でこの壮大な世界を構築しています。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900311 |
メシアンの歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》が小澤征爾の指揮で1983年に初演された再、メシアンから直々にアシスタントに指名されていたのがケント・ナガノ。メシアンから高く評価されていたケント・ナガノは、その後もメシ アン作品を積極的にプログラムに採り入れてきました。2000年にベルリン・フィルと録音した「トゥーランガリラ交響曲」(2000年)は、隅々まで解釈されて明晰に聞こえる演奏で、"複雑、難解"といった聴き手が持つこの作品のイメージを根本的に変えるほどの鮮烈な印象を与えるなど、現代最高のメシアン指揮者の一人と見なされています。この3枚組は、そんなケント・ナガノによるメシアンの3作品のライヴ録音を収録。メインとなるのは1965年から1969年に書かれた、5管編成の巨大オーケストラ、100人の合唱団、ソリストと打楽器を含む7つの独奏楽器を要する『われらの主イエス・キリストの変容』で、ピアノを担当するのはおなじみピエール=ロラン・エマール、また美しいチェロのソロを披露するのはバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を務めるリオネル・コテという期待に違わぬもの。大編成のオーケストラが紡ぎ出す複雑なリズムと、陶然とするような響きをかいくぐって聞こえてくる鳥の声や合唱による神秘的なコラールなど、メシアンの創作の頂点ともいえる作品を存分に楽しませてくれます。他にはメシアンの最初の妻クレール・デルボスに捧げられた「ミのための詩」、やはり鳥の声が重要な働きを見せる「クロノクロミー」を収録。(2021/10/08 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900203 |
シューベルトの親友として知られるドイツ・ロマン派の作曲家ラハナーの歌劇《カタリーナ・コルナーロ》。15世紀に実在したキプロスの女王を主人公にした悲劇で、ラハナーの最も成功した作品であり、かつてはしばしば演奏されていましたが、1903年ミュンヘンでの上演を最後に舞台から消えてしまいました。 ( 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777812-2 |
( 発売)
レーベル名 | :しかし、21世紀になって、シュトゥットガルトの編集者フォルカー・トスタが新しい版を制作したことでミュンヘンでのこの上演が実現し、優れた歌手たちの演奏で観客を魅了しました。指揮者のヴァイケルトはリンツ・ブルックナー音楽院で学び、ハンス・スワロフスキーに指揮を師事したベテラン。幅広いレパートリーに定評があります。 |
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カタログ番号 | : |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2018.06.27 |
イングランドの王位継承者ハインリヒは執務に飽き飽きしており、今日も「提督に行く」といって誕生パーティから逃げ出しました。もちろん「提督」というのは酒場の名前ですが、彼の妻カテリーナはすべてお見通しです。そして「提督」でさんざん飲み食いしたハインリヒは財布を忘れたことに気が付き、自身の指輪を店主に渡しますが…2011年に録音された歌劇《レジーナ》(777710)に続く、ロルツィングの珍しい歌劇の登場です。《ロシア皇帝と船大工》、もしくは《ウンディーネ》で知られるドイツの作曲家ロルツィングは、生前絶大なる人気を誇り、その作品はワーグナーにも影響を与えるほど高く評価されるだけではなく、脚本家、俳優、歌手、指揮者としても広く知られていました。この《提督》は彼の10作目の歌劇であり、台本も作曲家自身の手によるものです。1847年ウィーンで作曲され、同年ライプツィヒで初演されたこの作品は《ロジーナ》と同じように政治、労働者を主題とする当時の社会を深く見据えた問題作ですが、、残念なことにしばらくして舞台から姿を消し、やがて完全に忘れ去られてしまいました。作品にはロルツィングが崇拝していたモーツァルトの影響がところどころに現れており、とりわけソロや合唱の場面では、超絶技巧が用いられた妙技を聴くことができます。モーツァルト作品を得意とするアネット・フリッチュら、魅力的な歌手を揃えた上演です。(2022/07/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555133-2 |