ウェスト, アンドルー
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20世紀英国の作曲家、ウォルトンとランバートの30年に渡る友情と仕事でのパートナーシップを象徴する、2台ピアノのための音楽とピアノ伴奏による歌曲を収録したアルバム。ウォルトンの曲の中でも有名な「ファサード」は女性詩人シトウェルの詩が音楽にのせて朗読される作品ですが、ここではランバート編曲の2台ピアノのための組曲が、イギリスの知的なピアニスト、ウエストとウッドリーの演奏で収録されています。コンスタント・ランバートはバレエ・リュスのディアギレフに見初められ、「ロメオとジュリエット」を委嘱された他、ヴィック・バレエ団の創設者の一人としても活躍しました。収録曲の中の『李白による歌曲』は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは唐代の詩が流行しており、このランバートの作品は、日本人の外交官だった小畑薫良が英訳した李白の詩に曲をつけた繊細な趣の歌曲です。その歌曲を歌っているのは、イギリスのテノールのギアで、作曲家ブリテンの研究なども行っています。ギアと彼の伴奏パートナーのウッドリーはこの盤がSOMMレーベルからのデビュー盤となります。(2020/06/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0614 |
アイルランド出身の作曲家、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード。7曲の交響曲を含む数多くの作品を残し、19世紀英国音楽発展の立役者と目されながらも、20世紀になると一部の合唱作品の他はほとんど忘れられてしまいました。このアルバムでは、名バリトンのロデリック・ウィリアムズと、2017年に開催された「第62回キャスリーン・フェリアー賞」で第2位を獲得した若きテノールのジェームズ・ウェイの歌唱で、スタンフォードのさまざまな歌曲を収録。中でも「ロバート・ブリッジの詩による3つの歌」と「愛の勝利」は世界初録音となります。他にはウォルト・ホイットマンの詩による「信仰の歌」、遺作となったエドワード・リアの詩によるユニークな曲調を持つ「ナンセンスな詩」など、どの曲も英国詩人たちが紡ぐ美しい言葉が巧みにロマンティックな音楽へと織り込まれています。ピアノを担当するアンドルー・ウェストも力強い演奏を聴かせます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0627 |
合唱作品「イェルサレム」で知られる英国20世紀初頭の作曲家パリー。このアルバムは「英国抒情歌曲集」シリーズの第3集であり、12巻で構成された歌曲集の追尾を飾るものです。どの曲もパリーが大切にしている詩が用いられており、その時の気分によって明るい曲、暗い曲と書き分けられています。同時代のドイツ、フランス歌曲とはまた違う郷愁を含んだ繊細な曲調は、日本人の感性にも寄り添うことでしょう。流麗なピアノ・パートも聴きどころです。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD272 |
19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。その放送100年を記念して製作されたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだThe Frankfurt Gangと呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。(2024/05/17 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0685 |