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オソストヴィッツ, クリシア

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    スタンフォード:弦楽五重奏曲第1番、第2番/3つの間奏曲(チェロとピアノ編)(オソストヴィッツ/スーザ/井上祐子/ジャクソン/ジェンキンソン/フリス)

    ダンテ四重奏団による弦楽四重奏曲集が好評を博したスタンフォードの室内楽作品集。今作はダンテ四重奏団のメンバーに、同じく実力派エンデリオン四重奏団のメンバーを加えて弦楽五重奏曲を収録した1枚。1904年に初演されたブラームスを思わせる重厚な雰囲気を持つ2曲の五重奏曲は、ライプツィヒ、ベルリンで学んだスタンフォードが師と仰いでいたヨーゼフ・ヨアヒムを念頭に置いて作曲した作品。第2楽章ではアイルランド民謡が用いられるなどスタンフォードらしさも際立ちます。世界初録音となる第2番も、60年前のヨアヒム初の英国訪問を記念したという曲。どちらも偉大なる師への尊敬の念が込められています。1880年に書かれた間奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品ですが、ここでは作曲家自身がチェロとピアノ用に編曲した版が使われています。ピアノを担当するのは名手ベンジャミン・フリスです。(2020/12/25 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0623

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    ブラームス:アレンジメンツ 1 (ゼブラ弦楽三重奏団)

    ブラームス(1833-1897)は、例えば交響曲などを作曲する際に、まずは2台ピアノ版のスコアを書いてから、オーケストレーションを行うことがほとんどでした。他の作品も、完成までに楽器編成が変更になっているものがしばしば見られ、それはブラームス自身の探求心の現れであったと言えるのかもしれません。1864年に作曲されたピアノ五重奏曲Op.34は、最初(このCDに収録されている)弦楽五重奏曲として構想されたのですが、試演の際の評価が芳しくなかったために破棄されてしまいました。後に2台ピアノのためのソナタとして書き換えられ、周囲からの助言もあり、最終的には現在の形として定着したものです。ここでは、破棄された弦楽五重奏版をチェリストのカルットゥネンが復元したものを演奏。ブラームスの最初の構想をなぞるに相応しい演奏となっています。もう1曲は、クラリネット五重奏曲のクラリネットをヴィオラに置き換えたもの。最初はかなり驚きますが、聴いているうちに「これもありかな」と思えてくるのが、ブラームスの懐の深さでしょう。(2012/08/15 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0066

  • ベスト・オブ・ブリティッシュ・ミュージック

    (2007/11/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570573-74

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    ラッブラ:ヴァイオリン協奏曲/即興曲(オソストヴィッツ /アルスター管/湯浅卓雄)

    合唱曲ファンなど、一部のファン層以外では、まだまだ知られていないラッブラですが、当盤は彼の存在はもっと高く評価されてしかるべきだという証明と申せましょう。この感動的なヴァイオリン協奏曲をお聴きください! 決して覚え やすい、口ずさみやすいというタイプのものではないのですが、全楽章とも豊かな旋律が独奏ヴァイオリン、オーケストラの双方に満ちており、その味わいの深さには比類がありません。第1楽章のカデンツァなどを含め、ヴァイオリンの技巧的な取り扱いに関しても、興味深い書法を随所に見せています。併録の2曲も、その溢れんばかりの叙情性には、全く驚かされます。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557591