ヴェナー, マシュー
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第1集(ACD186)で静かな興奮を与えてくれたポーランドのバロック時代の作曲家、ゴルチツキ(1665?-1734)の宗教曲集第2集。カトリック教会の神父であり、「ポーランドのヘンデル」と称され、聖職者としても高名だった人です。第2集の冒頭に置かれたミサ曲「「天の高きより水を滴らせよ」は、第1集の同名曲とは別ヴァージョンのもので、こちらも静かな祈りと深い情熱を湛えた美しい作品です。その他の曲も淡々と言葉を紡いで行くような、清冽な音楽です。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD211 |
18世紀ポーランドの教会においては、日曜日や祝日におこなわれる「晩課」が最も重要視されており、それにともない詩篇歌やマニフィカトの音楽もふさわしい輝かしさが求められました。ゼブロフスキの「マニフィカト」もそれに応えており、特にソロ・パートの表現は、前半が魅力的なメロディあふれるイタリア・オペラのギャラント風スタイル、後半が18世紀前半の古いバロック・スタイルと、鮮やかなコントラストを見せています。「ミサ・パストリティア」も牧歌的な雰囲気のキリエで始まり、ヴァイオリンによるフォルクローレ調のマズルカ、フォーク・バンドの演奏のようなセクションからソロのヴィルトゥオーゾなパッセージ、ヴァイオリンや2本のコンチェルタンテ・トランペットなどが登場し、バロックの情念と伝統を守りながらも豊かな創造性溢れる作品に仕上がっています。-特別価格-(2020/01/17 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD258 |
2009年の聖金曜日4月10日にバーミンガム・シンフォニー・ホールで行われた「英語歌唱によるマタイ受難曲全曲」のライヴ録音です。英語版のマタイと言えば、以前バーンスタインの演奏がありました(あちらは啓蒙的な意味も含め、まことに感動的な演奏でした)し、他にも1937年のクーセヴィツキと1979年のウィルコックスの録音もあります。しかし、こちらのマタイは、全く新しいテキストを用いて歌われているところに注目です。この合唱団に縁のあるニコラス・フィッシャーとジョン・ラッセルの2人が翻訳したテキストは、より時代に即した美しい英語が使われていて、現代人の心にまっすぐに届くマタイとして絶賛を浴びたものです。バロック・オーケストラによる味わい深い響きと、最近の傾向でもある早めのテンポ、そしてイーモン・ドーガンを始めとするおなじみの歌手たちによる素晴らしい演奏は、「マタイ受難曲」を味わい尽くした人にも、新しい感動を与えることでしょう。各々の演奏家によって違った祈りの言葉があるということを、しみじみ感じさせてくれるアルバムと言えそうです。(2010/04/28 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100007 |
バロック期のポーランドを代表する作曲家の一人、ペンキェル(不祥-1666頃)は、古都クラクフからワルシャワへと王宮が移転したばかりの1633年頃のワルシャワ宮廷礼拝堂に仕え、最初はオルガニストとして宗教音楽を担当した人です。1654年にスウェーデンがポーランドに侵攻した際はウィーンに逃れ、その後は1658年からヴァヴェル城大聖堂の音楽監督も務め、数多くの作品を残しています。見事なポリフォニーに支えられた彼の作品のいくつは、ウプサラ大学の図書館に保存されており、当時のポーランドの音楽を研究するために役立っています。指揮者コセンジャクはこの楽譜を丹念に研究し、時代考証を踏まえながら、実際の音として再現。ペンキェルという作曲家を知るための手引きとして最適のアルバムです。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD222 |