フロリダ州立大学交響楽団
Search results:2 件 見つかりました。
2009年に70歳の誕生日を迎えたアメリカの女性作曲家、ズウィリック。このアルバムは彼女の一連の作品を収録したものです。ミレニアム・ファンタジーは彼女が子どもの頃、祖母が歌ってくれた民謡に基づくのだそうです。まるでドビュッシーを思わせる「映像」は、ワシントンD.C.にある「女性芸術美術館」に所蔵された多くの絵画からインスピレーションを得ています。当盤のジャケットに使われたアリス・ベイリーの作品もここの所蔵品です。そして、メインの「ピーナツ・ギャラリー」です。M.シュルツのコミックでおなじみの彼らが音楽となって生き生きと動き回る様はまさに圧巻!ズウィリック自身がこのコミックに登場しているため、そのお返しとしてこの組曲が出来上がったのだそうです。シュローダーの弾くベートーヴェンがこの耳で聴けるなんて大感激です。演奏しているのは、名ピアニスト、ジェフリー・ビーゲルです(ビーグルではありません)。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559656 |
ハンガリー屈指の音楽家で、その孫に世界的指揮者として知られるクリストフ・フォン・ドホナーニを持つエルネー・ドホナーニ(1877-1960)。ダルベールに学び、ベルリンでピアニストとしてデビュー。その後はヨーロッパ全土で演奏旅行を行い高く評価された人です。教師としても優れていて、1905年から1915年まではベルリン高等音楽学校で教え、1919年には一時的にブダペスト音楽アカデミーの院長も務めています(政治的圧力でその年のうちに解任)それほどの人なのに、自作の演奏にはあまり積極的ではなかったようで、現在でもあまり彼の曲を聴く機会はありません。この交響曲第2番は、第二次世界大戦で荒廃を極めたハンガリーが復興していく時期に書かれたもので、激しい爆撃をかいくぐった都市の姿を彷彿させる堂々とした輝かしい楽想に満ちています。作風は後期ロマン派に属するものであり、この時期の作品に拘わらず調性も付されていますが、曲の要所要所には新古典派的な面持ちも垣間見えます。変奏曲形式を持つ第4楽章には、バッハのコラールのメロディが埋め込まれ、様々な形で「死と生」について語りかけます。最後には「生きること」が勝利し高らかに曲を閉じるというものです。2つの歌曲は神への賛歌と、闇を克服する夜明けが描かれており、ここでもドホナーニの世界観をつぶさに知ることができるはずです。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573008 |