リシッツァ, ヴァレンティーナ
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トランペットの名手、クレイグ・モリス自身の編曲で新たに生まれ変わった4曲の名作です。最初のドビュッシーの「ベルガマスク組曲」は、ピアノのために書かれた曲ですが、第3曲目の「月の光」はオーケストラで演奏されることも多いものです。しかし、ここではトランペットとピアノという全く違った色合いで、この名曲が供されます。シューマンの幻想小曲集はヴィオラやチェロ、オーボエ、クラリネットなどで奏され、またブラームスのソナタはもともとクラリネットかヴィオラで奏されるために書かれていますが、トランペットというのは、前例を見ないのではないでしょうか。そしてバーバーの4つの恋の歌も、トランペットと言うのは全く新しい切り口でしょう。しかしながら、どの曲もあまりにもぴったりはまっていて、全く無理のない音楽として仕上がっているのには驚く他ありません。ここでピアノを担当しているリシッツァも知る人ぞ知る名手。まさに「新しい音の海への船出」という言葉がぴったりのステキな1枚です。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572506 |
世界中の批評家、聴衆から「電撃的なピアニスト」、「善意の天使による演奏」と絶賛される若きウクライナのピアニスト、ヴァレンティナ・リシッツァ。NAXOSにも彼女が伴奏として参加したCD(8.572506)があり、その才能の片鱗を知ることはできたのですが、「もっともっと聴きたい」とフラストレーションのたまりがちな1枚でもありました。今作では、そんな彼女の多彩な才能をたっぷりと味わっていただけることと思います。力強いベートーヴェン、一転してロマンティックの極みとも言えるシューマン。この2作品だけでも彼女の表現の幅広さを実感していただけるはずです。超絶技巧を知りたければタールベルクを聴いてみてください。その恐ろしいほどの指の回り方に舌を巻くことでしょう。そして最後のリスト。彼女がなぜ「恐ろしいまでの才能」と称賛されているのかが直感でわかるはずです。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572491 |