カスプシク, ヤチェク(1952-)
Search results:5 件 見つかりました。
ICAレーベル期待の新人ピアニスト、イングリッド・ヤコビのベートーヴェン・シリーズ、今作の第1番と第3番でシリーズが完結となります。彼女はゲンリヒ・ネイガウスの弟子であったライサ・ゴロデッカの元でピアノの勉強を始め、16歳でセントルイス音楽学校で最高の賞を獲得、その後はボルドウィン・ピアノ・コンクールで優勝、他にも多数のコンクールで優秀な成績を収めています。数多くの録音もあり、ICAのベートーヴェンも高く評価されています。さて、今回のベートーヴェンの2つの協奏曲。番号こそ第1番になっているものの、実際は柔和な表情を持つ第2番よりも後に作曲されたハ長調の協奏曲は、極めて勇壮豪快な曲想を持つベートーヴェンらしい作品で、コロコロと転がる終楽章の軽快な主題が魅力的です。第3番は1800年の作品で、ハ短調という調性が悲壮感を醸し出しています。古典的な形式に則って書かれていますが、随所にロマンティックさが垣間見える古典派からロマン派の過渡期の名作です。この2曲の協奏曲にヤコビは、明確なアーティクレーションとフレージングを施し、独自の解釈と表現力で完全に自身のものにしています。この世代のピアニストの中で「最も詩的な」演奏をすると称賛される彼女の演奏、確かに抜きんでた素晴らしさを有しています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
---|---|
カタログ番号 | :ICAC5107 |
(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
---|---|
カタログ番号 | :ICAC5086 |
(2013/05/22 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
---|---|
カタログ番号 | :ICAC5104 |
2013年のルトスワフスキ生誕100年を記念して制作された作品全集の第5集。声楽を含む作品と、交響曲第3番を始めとした多彩な作品が収録されています。交響曲第3番は独自の作風が完全に確立された80年代の作品ですが、70年代にスケッチは用意されており、ずっと熟成された後に形となったものです。最初期の作品「ラクリモサ」は短いながらも穏やかで美しい曲。同じ頃の「交響的変奏曲」もまだ調性感を残した印象的な音楽であり、シェーンベルクやストラヴィンスキーの影響も感じられる興味深い作品です。(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
---|---|
カタログ番号 | :CDAccordACD197 |
2013年のルトスワフスキ(1913-1994)生誕100年を記念して制作された作品全集の第6集。彼の作品の中でも、最も人気のある「パガニーニ変奏曲」を始めとした協奏的作品と、様々な委嘱作が収録されています。晩年の「ピアノ協奏曲」は、あのクリスティアン・ツィマーマンに献呈されたもので、ピアノの名技と色彩的なオーケストラの響きに満ち溢れた名作です。ここでは大家ギャリック・オールソンが貫録の演奏を披露しています。迫力たっぷりのチェロ協奏曲も充実した作品で、冒頭の執拗に刻むチェロのリズムから緊迫感たっぷり。(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
---|---|
カタログ番号 | :CDAccordACD198 |