ハンフリーズ, ジョン
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長い時間をかけてゆっくり熟成中のNAXOS「シューベルト4手ピアノ作品シリーズ」の第6集の登場です。今回の収録曲は1818年に出版された「ロンドニ長調」と1823年に出版された「大ソナタ変ロ長調」、そして1825年出版の「大行進曲」からの4曲です。ご存知の通り、シューベルト(1797-1828)は同時代の作曲家に比べても数多くの連弾曲を残していますが、これらは仲間たちと演奏するため、もしくは彼が教師を務めていたエステリハーツィ家の2人の令嬢のために書かれたものがほとんどです。D608のロンドはハンガリー生まれのピアニスト、ヨーゼフ・フォン・ガイのために書かれたと推測されていて、彼ももちろんシューベルトの仲間の一人でした。D617は前述の2人の娘たち(才能に恵まれていたらしい)のための作品です。大行進曲は弟子たちのために書かれたものですが、この曲の素晴らしさに感銘を受けたフランツ・リストが自由にトランスプリクションを施し、見事な作品として再構築したことも注目です。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572699 |
バッハのフーガの技法で未完で残された4重フーガ。その「ブゾーニ流」補筆完成を核に据えた対位法的幻想曲は、不可思議で透明感あふれる和声、対位法とバッハへの傾倒、超絶的なピアニズムという、ブゾーニのピアノ音楽のすべてが詰められた、最重要にして最高の傑作として評価されています。モーツァルトもブゾーニが大いなる関心を寄せた作曲家ですが、協奏的小二重奏曲は大変にユニークな編曲といえましょう。ピアノの扱いは原曲よりも拡大されていますが、モーツァルトらしい味わいが100%保存されているといえましょう。ここでも対位法的要素は強調され、ジュピター交響曲の終楽章を聴いているような気にさせられる部分もあります。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557443 |