オカーニャ, エステバン
Search results:2 件 見つかりました。
スペインのナバーラ州ファルセフに生まれたイトゥラルデ(1929-)。父親からサックスを学び、17歳で既に自身の楽団を持っていたというほどの名手であった彼の最大の功績は、ジャズとフラメンコを融合したことにあるのではないでしょうか。このアルバムは、イトゥラルデへのオマージュとして製作されたもので、彼の音楽をもう一度洗い出し、新たな「演奏会用ヴァージョン」を創り上げることで、作品に普遍性を持たせています。イトゥラルデの最も知られる作品はなんと言っても「ハンガリー舞曲」。このアルバムでは2台のサックスが魅惑的、かつ妖艶に絡み合いながら、挑発的なカデンツァでとなだれ込んでいくという面白い編曲になっています、。他の作品もそれぞれジャズのイディオムや、ギリシャの民俗音楽などそれぞれ固有の雰囲気が生かされた興味深いもの。1970年代にギリシャで過ごしたイトゥラルデの新鮮な体験が反映された「ヘレニカ組曲」や、カタロニアのジャズ・ピアニスト、テモ・モントリューのために書かれた、憂鬱な面持ちのピアノ・ソロによる「ジャズ・ワルツ」、彼の面目躍如たるフラメンコ風のソロンゴ・ヒターノなど、聴いているだけでぞくぞくするような強い訴求を持つ音楽です。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573429 |
982年生まれのギタリスト、コベスによるラテン・アメリカ・ギター作品集です。彼は1997年から伝説のギタリスト、ペペ・ロメロに学び、その後世界中で演奏旅行を行い、多くのオーケストラとも共演しています。2008年にはモスクワのチャイコフスキー音楽院からルービンシュタイン・メダルを授与されていますNAXOSにはバロモの録音(8.570420)があり、こちらも好評を博しています。この演奏、お聴きいただければわかる通り、粒立ちのはっきりした明晰な音と、迸るような情熱に満ちた表情が素晴らしく、思い切り感情移入できそうです。おすすめはトラック14の「アルフォンシーナと海」。泣けます。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572527 |