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コウクル, ジョルジオ(1953-)

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    チェレプニン:ピアノ作品集 2 (コウクル)

    ロシアの芸術一家(父はリムスキー・コルサコフの弟子であったニコライ・チェレプニン(1899-1977)に生まれた、作曲家&ピアニスト、アレクサンドル・チェレプニンのピアノ作品集第2集です。とても若い頃から曲を書いていた彼ですが、1918年にロシア革命に伴い、一家でパリに亡命したことがきっかけで、フランス6人組やストラヴィンスキー、ラヴェルらと親交を結び、フランス風の語法を身に付けます。このアルバムに収録されているのは比較的初期の作品であり、プロコフィエフやラフマニノフ風の機知に溢れた楽しい曲が並びます。1926年に作曲されたOp.39の「伝言」はチェレプニンの傑作とされていて、劇的なアプローチと爆発的なパワーに満ちた音楽は確かに「時代」を先取りしています。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP632

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    チェレプニン:ピアノ作品集 3 (コウクル)

    父ニコライが、あのリムスキー・コルサコフに師事したという作曲家であったため、自宅には常に最高の音楽家たちやクリエイティブな人々が集っていたという、恵まれた環境で育ったアレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)。もちろん幼い頃からピアノを演奏し、作曲もこなしていたという早熟の天才でした。そんな彼、当時のロシアの過酷な状況(飢饉、コレラの流行、革命による政治的動乱など)を避けるために10代後半でグルジアに亡命した際には、すでにピアノ・ソナタを含む数百曲の作品を書いていたのです。しかし結局はグルジアも避け、パリへ亡命。ここで本格的に作曲家、ピアニストとしての活動を始め、ラヴェルやストラヴィンスキー、六人組などとも交流を深めました。その後の彼は、アメリカ、日本、中国などを訪れ、数多くのものを吸収し、彼自身の音楽へと反映させていくのです。このアルバムには若き頃の作品から、酸いも甘いも噛み分けた円熟期の作品までがバランス良く収録されています。ピアニストのコウクルはマルティヌーの解釈者として知られル名手です。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP635

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    チェレプニン:ピアノ作品集 4 (コウクル)

    なんと鮮やかで多彩な音楽でしょうか?まずは最初に置かれた「対話」を聴いてみてください。どれもが1分前後の小さな曲ですが、人生の様々な部分を象徴するかのような音の連なりは、聴き手によって全く違う世界を喚起させることでしょう。その傾向は「12の前奏曲」でより強く表明されます。1曲ごとの分量が少し大きくなった分、問いかけてくるものは大きくなり、この混迷の世界に絡め取られていくことは間違いありません。甘さよりは苦味が強い「4つのロマンス」で少しだけ息抜きをして、最後の「組曲」をどうぞ。チェレプニン(1899-1977)が実際に中国を訪れて耳にしたメロディや楽器の音色が反映されています。もちろん作品は後に妻となったミン・リーシェンに捧げられています。(2013/12/18 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP649

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    チェレプニン:ピアノ作品集 5 (コウクル)

    ロシア生まれの作曲家チェレプニン(1899-1977)。5歳から同じく作曲家であった父から音楽を教わり、同時に作曲も始めます。10代後半の時には既に数百の小品と13曲のピアノ・ソナタを書いていたというのですから、その進歩は尋常ではありません。ロシア革命後の1918年、家族ともども、飢饉やコレラの猛威から逃れるためにグルジアを経由してパリに亡命。そこで新たな芸術的刺激を受けることになります。そして国際的なキャリアをスタートさせたチェレプニンは、米国から日本、中国と広く旅することで、よりその音楽に深みを加えたのでした。このアルバムには、4つの曲集…それも本当に小さな曲を集めたもの…が収録されています。一番長い曲でも2分に満たない62の曲たち。これはまさに「大切なもの」をしまってある秘密の箱のようなアルバムです。(2014/03/26 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP650

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    チェレプニン:ピアノ作品集 6 (コウクル)

    ロシアの現代作曲家、チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集も今作で第6集となります。彼の波瀾万丈の生涯を探るだけでも面白いのですが、ここでは曲についてのみ。このアルバムに収録された作品は、彼の最も創作意欲が旺盛な時期に書かれたもので、1949年から1951年に書かれた「無言歌」と、1940年周辺に書かれた「歌とリフレイン」。そしてとても興味深い1946年の「ショーウィンドウの中の世界」。少し若い時期である1921年から22年の「2つのノヴェレッテ」。その2年後の「スラブのトランスクリプション」など、面白いものばかりです。なかでも「ショーウィンドウ~」はストラヴィンスキーを思い起こさせる騒々しく表現的な作品。例えば「鹿」は森の中を歩いていたチェレプニンが突然鹿と出会い、お互い数秒間見つめ合った時のことを音楽で表現したのだとか。なかなか示唆に富んでいるではありませんか。(2014/04/23 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP651

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    チェレプニン:ピアノ作品集 7 (コウクル)

    チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集もこれで第7巻となり、かなり多くの世界初録音作品が含まれています。なかでも1926年に書かれた「祈願」は謎めいた作品であり、また強いメッセージが込められているようです。短いながらも鮮烈な印象を残す第1曲は、不思議なコード進行とシンコペーションが独特なメロディに彩られています。第2曲目も「わが家族のために」と題されていますが、彼が表現したかったのはもっと広汎なものだったに違いありません。他の曲も意味深なタイトルが付けられていますが、真の意味に到達することは難しいように思います。またチェレプニンがパリに住んでいた頃、ドイツが都市を占領したのですが、この時期の彼は旺盛な創作意欲を示し(家族の生活を守るため)、ここに収録されているような「ポルカ」などの軽くて親しみやすい作品を多く生み出しました。これらは皆、鮮やかな色彩を持ち、ほんの一瞬耳にしただけでも忘れられないほどの印象を残すものです。(2014/08/27 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP658

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    チェレプニン:ピアノ作品集 8 (コウクル)

    GRAND PIANOレーベルで大人気の作曲家、アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)のピアノ曲全集のシリーズ完結編の登場です。こちらは全て「子どもたち(もしくはピアノを弾きたい大人たち)」のための作品です。極めて魅力的なメロディを持つ小品は、現在でもフランスで高い人気を誇っています。「幼きイエスの小さなテレーズの物語」は19世紀フランスに実在した聖女のエピソードに基づく作品で、彼女が列聖された1925年に作曲されています。チェレプニンの子ども時代の思い出を元に書かれた「12のエピソード、中国風のイメージに則った練習曲、若き頃に書かれた「サニー・デイ」など味わい深い逸品が並びます。(2014/10/22 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP659

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    ハルシャーニ:ピアノ作品全集 1 (コウクル)

    ハンガリーで生まれフランスで活躍した作曲家ティボール・ハルシャーニ。彼はブダペストでコダーイに学び、ピアニスト、指揮者として活躍。1923年からはパリに拠点を置き、マルティヌー、タンスマン、ミハロヴィチ、アレクサンドル・チェレプニンら各国からパリにやってきた作曲家たちと「エコール・ド・パリ」を結成。自身はハンガリーの民謡と北米、南米のリズムを融合させたユニークな作品を数多く作曲しました。このアルバムには彼の特徴を端的に示す曲集を収録。なかでも「踊る赤ちゃん」では、さまざまなダンスのリズムを用いた小品が並び、当時のヨーロッパの流行の一端を伺うことができます。また「LA SEMAINE=1週間」と題された作品にも、風変わりな民謡や静寂の夜想曲など、ヴァラエティ豊かな曲が含まれています。スペイン、東欧の作品を得意とする名手ジョルジオ・コウクルの演奏です。(2020/02/07 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP806

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    ハルシャーニ:ピアノ作品全集 2 (コウクル)

    ハンガリー出身の作曲家ハルシャーニ。ブダペストでコダーイに学んだ後、1923年よりパリに滞在、マルティヌー、タンスマン、チェレプニンら異国からやってきた他の作曲家とともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれるグループを結成。フランス近代やジャズの作風とハンガリー民謡を融合させたユニークな作品を数多く生み出したことで知られています。この第2巻には明瞭な旋律を持った1920年代の作品が中心に収録されており、マルティヌーの権威であるピアニスト、ジョルジオ・コウクルの巧みな演奏により、ハルシャーニが目指した様式を伺うことができます。他には15歳の時の愛らしい「ワルツ」から、1944年作曲の戦争の苦悩が表現された「叙情的な小品」、最晩年のバルトークを思わせる「練習曲」まで多彩な作品をお楽しみいただけます。(2020/05/15 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP807

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    ハルシャーニ:ピアノ作品全集 3 (コウクル)

    ハンガリー出身の作曲家ハルシャーニ。ブダペストでコダーイに学んだ後、1923年よりパリに滞在、マルティヌー、タンスマン、チェレプニンら異国からやってきた作曲家たちとともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれるグループを結成。フランス近代やジャズの作風とハンガリー民謡を融合させたユニークな作品を数多く生み出したことで知られています。第3集には1920年代の作品を中心に、晩年の「3つの即興曲」を収録。ほとんどは世界初録音であり、ハルシャーニの多彩な作風を楽しめます。情熱的な舞曲のリズムと抒情が融合した「ピアノ・ソナタ」や、ジャズ風の「ブルレスケ」、瞑想的な雰囲気を持つ「ピアノ組曲」などの作品を、第1集、第2集と同じくチェコ出身のピアニスト、ジョルジオ・コウクルが見事なテクニックで聴かせます。(2021/01/15 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP831