コウクル, ジョルジオ(1953-)
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世界中の音楽誌で大絶賛されているコウクルのマルティヌー・ピアノ音楽全集の第5集です。この曲集はマルティヌーの活躍の初期に書かれた未出版の作品や、新発見の作品を集めた貴重なもので、マルティヌーの音楽の源泉を辿るにふさわしい大変意義のあるディスクとなっています。26歳の時のポルカは平易な技術で書かれた親しみやすいもの。こちらも初期に書かれた(らしい)ワルツは、もう少し複雑な表情を有しています(この頃の彼は作曲と並行してヴァイオリン奏者として活躍を始め、しばしばヨーロッパへ行き、印象派の音楽の影響を受けたりと公私ともに忙しかったようです)。コウクルの演奏はいつものように圧倒的な迫力と情感豊かな響きを備えたものです。(2009/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572175 |
コウクルの弾くマルティヌーの第6集です。ピアニスト、コウクルは第4集をリリースしたあと、マルティヌーの失われた作品や、未発表の作品などを精力的に研究し、3枚分のCDに収録できるだけの作品を発掘したというのですから、まさにこれは歴史的偉業と讃えてもよいでしょう。ここに収録されているのは、マルティヌーのパリ時代の作品が中心ですが、例えば2セットずつまとめて作曲された「12のエスキース」や「遊戯」は出版される際にばらばらにされたため、「遊戯」の前半と「エスキース」の後半は忘れられてしまったとか。まだまだ、その全貌が知られているとは言い難いマルティヌーの魅力をすみからすみまで掘り起こしてくれるコウクルに感謝です。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572024 |
NAXOSが力を入れているコウクルによるマルティヌーのピアノ作品集もついに第7集となりました。10曲の世界初録音を含むこの曲集には若きマルティヌーがおとぎ話を元にして書いた2つの組曲で始まります。1910年に書かれた「金髪姫のおとぎ話」良く知られる「三匹のくま」が原型のように見えますが、実は若きマルティヌーが恋した少女にあてて書いたものだろうと推測されています。最初の曲はR.シュトラウスのエレクトラからの引用が現れたりとかなり攻撃的な曲調になっています。もっと広く聴かれて欲しい作曲家です。(2009/10/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572025 |
ヴィットリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦で士官候補生として従軍した後、19歳の時にイタリアに移住。作曲をレスピーギやマリピエロ、カゼッラに学び、1925年にはパリに留学。更なる研鑽を積みました。この時代に出会ったバランシンのために『Barabau 』と『Le bal』の2作のバレエ曲を作曲しています。その後、1940年にアメリカ合衆国に移住、1944年に帰化しアメリカ市民としてボルチモアのピーボディ音楽院やシカゴ音楽大学などで教鞭を執りながら、1年の半分はヨーロッパで過ごすという生活を送り、管弦楽曲や室内楽曲、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を数多く作曲。彼の作品はドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーやプロコフィエフらの影響を受けており、とりわけ管弦楽作品はトスカニーニ、ストコフスキー、クーベリックら名だたる指揮者によって演奏され、高く評価されました。リエーティの作品の中ではピアノ曲も大きな比重を占めており、このシリーズ第1集には彼の代表作「2番街ワルツ」や「12の前奏曲」などの世界初録音を含む8作品を収録。プーランクを思わせる軽妙洒脱な表現が魅力です。作品は1953年チェコ生まれ、作曲家としても活躍するジョルジオ・コウクルが演奏。デュオではイタリア出身のヴァージニア・ロセッティが共演し、息のあった演奏を聴かせます。(2023/03/10 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP921 |
ヴィットリオ・リエーティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦で士官候補生として従軍した後、19歳の時にイタリアに移住。作曲をレスピーギやマリピエロ、カゼッラに学び、1925年にはパリに留学。更なる研鑽を積みました。この時代に出会ったバランシンのために『Barabau』と『Le bal』の2作のバレエ曲を作曲しています。その後、1940年にアメリカ合衆国に移住、1944年に帰化しアメリカ市民としてボルティモアのピーボディ音楽院やシカゴ音楽大学などで教鞭を執りながら、1年の半分はヨーロッパで過ごすという生活を送り、管弦楽曲や室内楽曲、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を数多く作曲。彼の作品はドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーやプロコフィエフらの影響を受けており、とりわけ管弦楽作品はトスカニーニ、ストコフスキー、クーベリックら名だたる指揮者によって演奏され、高く評価されました。第1集(GP921)に続くこのピアノ曲集第2集には、新ウィーン楽派とストラヴィンスキーの影響のほか、ニューヨークのブロードウェイからパリの洒脱なクラブの雰囲気までをも彷彿させるワルツや小品を収録。全て世界初録音です。第1集と同じく、1953年チェコ生まれ、作曲家としても活躍するジョルジオ・コウクルが演奏。デュオではイタリア出身のヴァージニア・ロセッティが共演し、息のあった演奏を聴かせます。(2024/03/08 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP938 |
フランス、オルヌ県ラドンに生まれ、パリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディとアルベール・ルーセルに師事、教育者としても活躍し、エリック・サティやアンドレ・ジョリヴェを指導したというポール・ル・フレム(1881-1984)。マルティヌー、チェレプニン、タンスマンと親しく交流し、彼らから大きな影響を受けています。またブルターニュの音楽にも強い愛着を持ち、自作に民族的な要素を積極的に取り入れました。彼は103歳という長寿を全うしましたが、作曲活動は第一次世界大戦の際に一時中断、1938年に活動を再開したときには、作風もかなり変化しています。ピアノ曲はその翌年の1939年に書かれた《エモーション》が最後の作品であり、以降は歌劇やバレエ曲、映画音楽といった大規模なものへと嗜好が移ってしまったようです。そんなル・フレムのピアノ曲からは、ショーソンやドビュッシー作品にも似た、良きフランスの香りが漂います。スペイン近代作品とマルティヌー作品を得意とするジョルジオ・コウクルの演奏です。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP695 |
大規模な管弦楽曲などが人気のルトスワフスキですが、今回は貴重な曲や版を含むピアノ作品の全集が登場。パウル・ザッハー財団の協力により、財団所蔵の貴重な譜面が一部で使用されています(トラック1-3、28、31)。特にピアノ・ソナタに関しては、自筆譜を元にコウクルが新たに監修した版による世界初録音。初期作品らしい瑞々しさと、ラヴェルのような優雅さ、シマノフスキを思わせる感情のほとばしりが、この版によって一層際立っています。さらに「ロクサーヌの口づけ」、技巧的な「インヴェンション」、「冬のワルツ」の世界初録音を収録。初めての完全な全集といえる内容です。チェコのピアニストでありチェンバロ奏者、作曲家でもあるジョルジオ・コウクルは、フィルクスニーとの交流を通じてマルティヌーのスペシャリストとして知られ、チェレプニン、ルリエ、タンスマンなどの作品でも高い評価を得ています。ルトスワフスキも得意としており、経験豊富な作品研究に裏打ちされた深い見識と感受性あふれるタッチで、隣国ポーランドを代表する作曲家の作品世界を見事に描きあげています。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP768 |
ロシア出身の作曲家ルリエ(1892-1966)は、経歴の初期にはソ連楽壇の指導的作曲家として活動していたものの、ドイツ、フランス、アメリカに亡命した後は、ストラヴィンスキーの影響を強く受け、新古典主義音楽の信奉者に鞍替えした人です。また同時代の美術に強い関心を持っており、いくつかの作品は美術作品にも関連を持っています。多くの作曲家たちのように、死後間もなく忘れ去られた存在になっていましたが、ギドン・クレーメルが作品を紹介したことが皮切りとなり、代表作「大気の形」(ピカソに献呈された)が広い地域で演奏され始めるなど、少しずつ復興が進んでいます。ここで聞ける作品も、時には若き彼が強く魅了されたスクリャービン風であったり、香り高いフランスの雰囲気を有していたりと、曲によって様々な表情を楽しむことができます。スペイン、フランスの作品を得意とする1953年生まれのジョルジオ・コウクルによる演奏です。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP737 |
ロシア、ベラルーシ出身の作曲家ルリエは、1920年代までソ連楽壇の指導的作曲家として活動していたものの、国政に異を唱え、ベルリンに出張したまま亡命してしまったという人。ドイツ、フランスを経てアメリカに行き、ストラヴィンスキーの影響を強く受けた作品を多く書きました。同世代の美術にも関心を持ち、いくつかの作品は美術品に関連付けられたタイトルをもっています。そのような経歴のため、ソ連国内では長らく彼の作品の演奏・出版が禁じられていましたが、21世紀になってようやく復興が始まりました。コウクルによる第2集のアルバムには、様々な小品が収録されています。1910年代の作品は、魅惑的な響きを持つ「シンセシズ」、表現的なタイトルを持つ「子供部屋のピアノ」とスクリャービンの影響が感じられますが、1920年代から1930年代の作品は彼の友人のために作曲されたものが多く、比較的親しみやすい曲調を持っています。第1集と同じく、フランス、スペインの作品を得意とするコウクルの表情豊かな演奏です。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP750 |