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ヴィクトリア・オペラ管弦楽団

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    ウォレス:歌劇「ラーリーン」(ルイス/シルヴァー/マクスウェル/ヴィクトリア・オペラ/ボニング)

    アイルランドのウォーターフォードで生まれたウォレスは、軍楽隊の楽長であった父親から音楽の手ほどきを受け、10代の半ばですでに熟練したヴァイオリニスト&ピアニストとして知られていました。20歳になる前に結婚しましたが、後に家族を捨て冒険旅行に出かけてしまいます。インドでは虎と戦い、南洋では地震に見舞われました(他にも数々の冒険譚がありますが、これらはもしかすると彼の自己申告のみの話なのかもしれません)。ヨーロッパに戻り作曲活動を行いますが、またまた冒険旅行にでかけ波乱の人生を送ります。このオペラはライン河の伝説で名高いローレライを主人公にした作品です。序曲などの雰囲気はウェーバーそのものですが、なかなか楽しい場面が盛りだくさんです。リチャード・ボニングによる新しい版を使用した演奏でお楽しみください。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660293-94

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    セリアー:歌劇「ドロシー」(カラーフ/メアーズ/ジョーンズ/ヴァリス/メイトランド/ヴィクトリア・オペラ合唱団&管弦楽団/ボニング)

    英国の作曲家、指揮者アルフレッド・セリアー。彼は演出家としても知られ、1877年から1881年まで、当時イギリスで人気を誇っていた「ドイリー・カート・オペラ・カンパニー」の音楽監督としてギルバート&サリヴァン作品の演出、演奏を積極的に行い、ロンドンからニューヨーク、オーストラリアなどのツアーは大好評を博しました。彼自身の作品の中では、この田園笑劇「ドロシー」が飛び抜けた人気を誇っています。個性的な登場人物が巻き起こす物語と上品な音楽、とりわけ途中に置かれたダンスとバレエはサリヴァンの伝統を踏襲し、後のミュージカルに繋がる要素でもあり、これらが作品に彩りを与えています。近代イギリスのオペラを研究、復刻に力を注ぐリチャード・ボニングが、聴きどころをうまくまとめた演奏会版です。(2019/01/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660447

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    バルフェ:歌劇「サタネラ」(シルバー/ワン・カン/ヘイズ/ジョン・パウエル・シンガーズ/ヴィクトリア・オペラ管/ボニング)

    ダブリン生まれの作曲家バルフェ(1808-1870)は、7歳でポロネーズを作曲するなど、幼い頃から音楽の才能を示していました。ヴァイオリニスト&舞踏指導家であった父に最初の音楽の指導を受けながら、ヴァイオリニストとしての才能を開花させていきます。それと同時に声楽の勉強も進め、イタリアに留学、ロッシーニに弟子入りをすることとなります。その後、歌手活動よりも作曲家としての活動に力を入れ、いくつかの英語による歌劇で大成功を収めることとなるのです。この「サタネッラ」は彼の23作目の歌劇で、1858年にコヴェントガーデンで初演されてから、60年以上も各地の劇場のレパートリーとなっていた作品です。今回は名指揮者ボニングが作品に手を加え、新たな形の上演版を製作しました。悪魔との契約から逃れる術のないルバート、彼を愛するレリア、そして悪魔サタネッラ。登場人物たちの思惑が絡み合い、最後は愛の力が幸せをもたらすのです。(2016/04/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660378-79

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    ベネディクト/バルフ/ローダー/ウォレス/マクファーレン:イギリスのオペラ序曲集(ヴィクトリア・オペラ管/ボニング)

    ヴィクトリア・オペラ管弦楽団は「19世紀の知られざるイギリス・オペラ」の紹介に力を入れています。このアルバムに収録されている作品もほとんどが世界初演という貴重な録音。数々の楽しい作品を楽しむことができます。ドイツで生まれイギリス国籍を取得、フンメルとウェーバーを研究したというベネディクト卿の「キラーニーの百合」、1834年に初演された「山の妖精」、いくつかの歌劇で知られ「イギリスのオーベール」の異名を取ったバルフェの2作品、同じく19世紀イギリスのオペラ界に君臨するウォレスの3作品、他、マクファーレン、トーマス、ローダーの各作品を、オーストラリアを代表するオペラ指揮者リチャード・ボニングが華麗に演奏しています。(2019/09/20 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0123

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    マクファーレン:歌劇「ロビン・フッド」(スペンス/ハルバート/ジョン・パウエル・シンガーズ/ヴィクトリア・オペラ合唱団&管弦楽団/コープ)

    イギリスの作曲家というと、パーセルやヘンデルら、バロック時代の人か、エルガーやホルストの近現代の人くらいしか思い浮かびません。しかし、1800年代前半にも何人もの音楽家が活躍していました。このマクファーリンはそんな中の一人。若い頃から視力が弱く、50歳になる前に全て光を失ってしまったという苦労人でしたが、パーセル以来最も偉大な英国のオペラ作曲家であり、サリヴァンへの橋渡しとしての存在ともいえる素晴らしい作品を書いた人でした。この「ロビン・フッド」は、同時期の作曲家ウォレスの「ラウリーン」とともに当時の聴衆から賞賛された作品です。義賊として知られるロビンフッドですが、ここではアウトローであった弓の名手が、領主の娘マリアンと恋仲になることで、幸せを手にするというある意味サクセス・ストーリーで、ハッピー・エンドにふさわしい明るい音楽が付けられています。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660306-07