ドレイフュス, アントワンヌ
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【快進撃続くフランス最前線のブラームス・チクルス、管楽器の名手たちとの新録音】作曲家ブラームスの避暑地としても有名なオーストリア湖畔のペルチャハで行われているブラームス国際コンクールで2005年ピアノ部門の優勝者となって以来、この作曲家の作品解釈に極めて高い評価が続くフランスのピアニスト、ジョフロワ・クトー。2008年INTRADAレーベルで晩期作品を中心としたピアノ独奏曲集をリリースし日本でも好評を博した後、LA Dolce Voltaで体系的に録音してきたブラームスの室内楽曲や独奏曲全曲は、DiapasonやLe Monde de la Musiqueなど何かと点の辛いフランスの批評誌でも絶賛が続いています。2024年の新たなリリースは、フランスでレビュー賞を総なめにしたヴァイオリン・ソナタ集で共演したアモリ・コエトーと、フランス放送フィルのトップ奏者たちを交えてのクラリネット・ソナタ2曲とホルン三重奏曲。「もうこれ以上作曲はしない」と宣言した晩年の作曲家が名手ミュールフェルトとの出会いに刺激され書き上げた前者2曲での、作品の奥底まで見通せるような静謐な透明感と躍動感のバランスも圧巻ですが、美学者=批評家ハンスリックの注目によって若きブラームスの活路を開いたホルン三重奏曲での、常に人肌の温もりを感じさせながら端正な様式感を脈々と築き上げてゆく解釈も比類ない仕上がり。シリーズ先行盤の数々でみせた境地からの予感を何一つ裏切らない、この3曲における21世紀ならではの新名盤と言ってよいでしょう。複雑な歴史の中ドイツ語圏由来の文化も多く残るロレーヌ地方メスの有名ホールを会場に、ALPHAやNAIVEなど多くのレーベルで活躍する名技師ジャン=マルク・レネの仕事も光ります。室内楽の深みと香気を存分に味わえる注目リリースです。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :La Dolce Volta |
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カタログ番号 | :LDV68 |
【名手バルディルーがモーツァルトのクラリネット作品を古楽器で集成する企画第1弾!】フランス出身のニコラ・バルディルーは、ミュンヘン国際コンクールなど多くのコンクールに入賞後、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍しながらリヨン音楽院などで教鞭をとり、ビュッフェ・クランポン社のアンバサダーも務めるなど、現在最も注目されているクラリネット奏者の一人。アーノンクールやノリントンらと出会い古楽演奏でも活躍している彼が、モーツァルトがクラリネットのために書いた室内楽曲と協奏曲を全曲古楽器で録音するというプロジェクトを始動しました。第1弾は「グランパルティータ」ほか全3曲の管楽セレナード集。ホルンとトランペット二刀流の名手ダヴィド・ゲリエや、若手のガブリエル・ピドー、名吹奏楽団ギャルド・レピュブリケーヌの首席奏者たちなど、たいへん豪華な顔ぶれが並びます。モーツァルトを当時の楽器で演奏することには技術的な課題があり、現代の楽器のように均一的な音色で演奏しようとすると限界がありますが、「その困難こそが音楽的な語り口に独特の彩りを添え、モーツァルトが愛した美学と一致する自然なフレージングを明らかにする」というバルディルーの言葉通り、活き活きとしたその音楽と溶け合う音色の美しさは格別。ここでは第11番と第12番でもコントラバスを加えて第2ファゴットの一部に重ねることで、より豊かな響きが得られています。(2025/03/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1040 |